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おすすめのTOEFL参考書

TOEFL 参考書
書店にはTOEFL対策用の参考書が多く並んでおり、その中から自分に合う参考書や試験対策がしやすい参考書を見つけるのはなかなかに困難です。
どれを買えば良いのか分からず、あれこれと買いすぎて結局満足のいく学習や対策ができないまま本番に臨んだ経験のある人もいるのではないでしょうか。

自分が学習を続けやすい参考書選びに、以下で紹介するいくつかの教材をぜひ参考にしてみてください。

TOEFL初心者におすすめの参考書

はじめてのTOEFLテスト完全対策改訂版

学習のアドバイスやTOEFL iBTの傾向など、初めてTOEFLを受験する人が知りたい情報が詰まった参考書です。
また、インターネット上で受験するTOEFLの形式に慣れるためのWeb模試を利用することもできます。
これまでペーパーテストを受験した経験しかない人は、このWeb模試を使うと、コンピュータで解答する練習ができるのでとてもおすすめです。

はじめて受けるTOEFL® TEST攻略×アプローチ[改訂版]

この参考書も、TOEFLを初めて受験する人にとてもおすすめです。
試験の形式やセクションごとの攻略法が分かるだけでなく、単語学習から模試までがこの1冊で完成するようになっているので、TOEFLを初めて受験する人は、この参考書を最大限に活用して、本番に向けて学習を進めるのも良いでしょう。

ただし、この1冊だけの学習では、TOEFLへの対策として十分とは言えません。
この参考書で学習を進めると同時に、苦手なセクションの重点的な学習や、さらに語彙力を強化する学習なども同時に行っていくのが効果的です。

中級以上の人におすすめの参考書

Delta’s Key To The Next Generation TOEFL Test: Six Practice Tests for the IBT

洋書のテキストの中で、特に評判の良い参考書の一つです。
6回分の模試が収録されているので、本番の長丁場の試験に耐えられる持久力を鍛える上でも非常に役立ちます。

付属のCDがあるので、それとスクリプトを活用してシャドーイングやオーバーラッピングなどの音声学習を行うと、本番に向けたリスニングやスピーキングの練習になります。

リスニング対策におすすめ参考書

iBT対応TOEFLテスト完全攻略リスニング

TOEFLのリスニングセクション対策に特化した参考書です。
実際に英語圏の大学で話される英語の構造や、効果的にメモを取る方法なども学ぶことができる良書です。
リスニングでメモを取りながら解くのが苦手な人や、リスニングセクションを重点的に学習したい人におすすめの参考書です。

スピーキング対策におすすめの参考書

TOEFL TEST対策iBTスピーキング

和書のスピーキング教材の中で特に評判の良い教材の一つです。
何といっても、練習問題の量がとても豊富で、問題の分析に基づいた効果的な対策ができる参考書です。
この1冊を使って集中的に練習すれば、スピーキングの苦手克服ができるだけの質と量を兼ね備えた参考書なので、スピーキング学習の第一歩としてこの参考書を利用するのもおすすめです。

Developing Skills for the TOEFL iBT Second Edition Speaking Book

セクションごとの重点的な学習ができるシリーズ教材のスピーキング版です。
洋書の参考書なので、英語にまだあまり慣れていない受験者がいきなり挑戦するにはやや不向きかもしれませんが、ある程度の英語力を備えているのにスピーキングが苦手という人におすすめの参考書です。

また、ある程度スピーキング力に自信がある人は、この参考書の上のレベルの“Mastering Skills for the TOEFL iBT Second Edition Speaking Book”を使って学習しても良いでしょう。
また、“Developing Skills”の下に“Building Skills”のレベルもあるので、自分のレベルに合った学習ができる点でもおすすめです。

スピーキング・ライティング攻略のためのTOEFL iBTテスト必修フレーズ100

スピーキングとライティングのどちらも苦手という人や、どのようにこの2つのセクションの対策をすれば良いか分からないという人におすすめの参考書です。
採点官が「論理的な主張」と判断する100個のフレーズを身に付けて、話したり書いたりする英語力を伸ばすことができるので、自分の意見や考えを明確に伝えるための、英語の瞬発力が身に付きます。

ライティング対策におすすめの参考書

TOEFLテストライティング問題100改訂版(旺文社)

TOEFLのライティングに特化した参考書です。
ライティングに欠かせない起承転結スタイルや英文構成などの、ライティングセクションでハイスコアを狙う上で必要不可欠な基礎知識を学ぶことから始め、その後で実践練習問題や模試を解きながら、着実にライティングの力を伸ばしていけます。

ただ英文を書く練習をするだけでなく、Integrated Writingに必要な英文速読の練習なども幅広く行い、ライティングセクションでスコアを伸ばすための底力を付ける上でも役立ちます。
また、Web模試が付いているので、より本番に近い環境で実践に取り組むことができます。

単語学習におすすめの参考書

TOEFL®テスト必修英単語2500

TOEFL TEST必修英単語2500 (東進ブックス)
フィリップ タビナー, Inc. AmEnglish.com, Philip Tabbiner
ナガセ

TOEFLでハイスコアを目指すためには、語彙力の強化が欠かせません。
この参考書は、日本人の英語学習者のためにアメリカのAmEnglish社(ETSと共同で公式の補助教材を制作している、世界で唯一の会社)が制作した、TOEFL iBT頻出の2500語を覚えるための教材です。

ただ単語とその意味を覚えるだけでなく、幅広い語義に応用できる核となる語義を中心に、TOEFLテストに出題される語義も理解できるよう作られています。
1ステージが100語に設定されているので、ステージごとに進めていくと無理なく単語学習を続けられます。
また、繰り返し学習や音読学習にも適した参考書なので、一度読んで終わりにせず、語義や例文を何度でも音読しながら学習することで、語彙の理解度がどんどん深まっていきます。

TOEFLテスト英単語3800

TOEFLテストの単語対策では、この参考書もとてもおすすめです。
TOEFLに頻出の3800語が厳選されているので、この1冊を完全に覚えれば、TOEFL105点以上レベルの語彙力を身に付けることが可能です。
ランクごとにレベル分けがされており、ランク1がTOEFL iBT61点前後、ランク4が105点以上と設定されています。
このスコアはあくまでも参考ですが、TOEFL初心者から上級者まで幅広い英語レベルに対応しているので、多くの学習者に人気があります。

公式問題集は必須!

The Official Guide to the TOEFL Test

TOEFLを初めて受験する人だけでなく、これまでに受験したことのある人にも、ぜひ活用してほしい教材です。
本番のTOEFLテストを開発しているEducational Testing Service(ETS)の公式参考書なので、本番形式の練習問題で対策ができるだけでなく、解答と解説、解答のポイントも充実しています。

また、リーディングやリスニングに比べて対策が難しいスピーキングやライティング学習を効果的に行えるよう、それらのセクションの解答例と採点官のコメントが収録されています。
テスト3回分と解答、解説などが収録されたCD-ROMも付いているので、本番でのパソコンを使った解答や操作の練習もできます。
初めてTOEFLを受験する人や、スピーキングやライティングのコツを知りたい人にもおすすめの参考書です。

ETS公認ガイドTOEFL iBT日本語版

ETS公認ガイドTOEFL iBT CD‐ROM版
Educational Testing Service
マグロウヒルエデュケーション

ETS公認の、TOEFL iBT対策用参考書です。全ての問題に日本語訳が付いているので、日本語の解説を読んで内容をしっかり理解しながら勉強を進めていきたい人におすすめです。

また、先に紹介した洋書の公式参考書と同様に、日本人の中では苦手な人も多いスピーキングやライティングでは、解答例と解答のポイントを参照しながら学習ができるようになっています。
英語参考書での学習が苦手な人や、TOEFLをまだ受験したことがない人に最適の参考書です。

和書の参考書・洋書の参考書のどちらがおすすめ?

国内で販売されているTOEFL参考書の多くは和書ですが、洋書のTOEFL参考書の方が良いという学習者の声も頻繁に聞かれます。

それぞれの学習者ごとに合う教材と合わない教材があり、洋書の参考書にメリットがあるように、和書の参考書にもメリットがあります。
そこで、両者のメリットとデメリットを考察してみたいと思います。

和書の参考書のメリット

和書の参考書は、解説が全て日本語で書かれているので、英語にまだあまり自信がない人でも学習を始めやすいというメリットがあります。
また、解説部分も全てしっかり読み込んで学習をしたい人の場合、日本語で書かれている参考書のほうが理解しやすいので学習時間の短縮になり効率的です。

和書の参考書の多くは解説がとても充実しているので、英語力を底上げしながらTOEFLの得点力を上げるのにとても適しています。

和書の参考書のデメリット

和書のTOEFL参考書のデメリットとしてよく言われるのが、テストの再現性が低いということです。
「本番にはこんな問題は出ない、という練習問題が多い」、「問題の内容が良くない」という声が聞かれるのが、和書の参考書における主なデメリットです。

しかし、2006年に日本でTOEFL iBTが運用されてから10年以上が経過し、先に紹介したいくつかの教材だけでなく、どんどん新しい教材が出てきています。
最近出版された和書の参考書で気に入ったものが見つかれば、それを購入して学習を始めてみても良いでしょう。

洋書の参考書のメリット

洋書で学習をする最大のメリットは、日本語が書かれていないので英語を読むことにどんどん慣れていくことです。
和書の場合、解説は全て日本語なので、必然的に日本語に触れる時間のほうが長くなってしまいますが、洋書で学習することで日本語を使う時間を減らして英語を使う時間を長くすることができます。

学習中は英語にのみ触れる状況を作ることで、効率的に英語力を伸ばせます。
また、日本語が介在しない状況を作ることで、英文を組み立てるスピードや英文を読むスピードを上げることにも繋がります。

また、和書の参考書のデメリットで少し紹介したように、テストの内容が良いと言われていることもメリットの一つ。
しかし、もちろん参考書によって問題の再現性や難易度に差はありますので、自分のレベルに本当に合っているのかは、事前に確認する必要があります。

洋書の参考書のデメリット

当然ながら全て英語で書かれているので、解説をしっかり読みながら学習したい人の場合、解説の読解に時間をかけすぎてしまい、かえって学習効率が悪くなることがあります。

洋書で学習した経験のない人にはややとっつきにくいこともあるので、もし洋書での学習を考えている場合は、まず公式の参考書から洋書での学習に取り組みながら、和書での学習も同時に進めていくのがおすすめです。
公式参考書で洋書学習に慣れてきたら、他の洋書参考書も試してみましょう。

和書の参考書がおすすめの人

日本語の解説でしっかり内容を理解しながら学習をしたい人には、和書の参考書がおすすめです。
英文を一度読んで内容を理解することが苦手な人(つい戻り読みをしてしまう人や、じっくり読んで綺麗な日本語に訳そうとしてしまう人)は、英文の解説を読むのに時間がかかってしまうこともあるので、速読の練習ができる和書の参考書を使って英文を素早く読む練習をしてみるのがおすすめです。

また、TOEFLがそもそもどういった試験なのか、どんな対策や学習をするべきなのか知りたいという人にも、和書の参考書がおすすめです。

TOEFLの各セクションにおけるおすすめの学習方法などが詳しく書かれている参考書も多いので、TOEFLについての知識を深めながらTOEFLの勉強をするときは、和書の参考書の中から自分の求める情報が書かれているものを選んでみるのもおすすめです。

洋書の参考書がおすすめの人

TOEFL本番まで極力日本語を使わないように学習したい人や、質が高く本番に近い問題で練習して得点力を上げたい人には、洋書の参考書がおすすめです。
TOEFLを過去に受けたことがある人や英語に自信がある人は、洋書の参考書を活用してどんどんレベルアップを目指しましょう。

もちろん、和書と洋書の両方の参考書を使うのも、とてもおすすめです。
セクションによって洋書と和書を使い分けたり、単語や文法は和書、それ以外は洋書といったように区別したりして、自分なりの参考書選びをするように心掛けましょう。

どんな風に対策をする?

教材を解く

教材の練習問題や模試を解いて、解答力を身に付けることがとても大切です。
また、問題を解くことで自分の弱点が見えやすくなるので、効率的に学習を進めるために、定期的に練習問題を解いて自分の実力を確かめるようにしましょう。

また、苦手な部分が分かれば、自分に必要な学習や教材を見つけやすくもなります。
苦手を克服できればスコアアップに繋がるので、問題を解いて答え合わせをするだけでなく、苦手な部分に気が付いたら集中的に学習したり復習したりして、弱点の克服を目指しましょう。

英語を話す・書く練習は毎日続ける

TOEFLでは、スピーキングとライティングの力も測定されます。
普段から英語を話していないと言葉がスラスラ出てこなかったり、頭の中で英文を組み立てて言葉にするのに時間がかかりすぎてしまったりするので、英語を話す練習は毎日続けましょう。

英語で話す相手がいない場合は、英語の歌を歌ったり、参考書の英文を音読したりすると、英語を話す口を鍛えることができます。
その上で、スピーキング教材を使った学習も同時に進めていくのがおすすめです。

ライティング学習も同様に、毎日英文を書くことが大切です。
英語で日記を書いたり、SNSへの投稿を全て英語にしたりして、楽しく取り組める方法で英語を書く練習を続けることで、語彙力や文章構成力も自然に身に付いていきます。

シャドーイングやディクテーションは特に効果的!

TOEICや英検のリスニング対策としてだけでなく、TOEFL対策にもシャドーイングやディクテーションといった音声学習はとても効果的です。
シャドーイングでは音声を聞きながら音声に少し遅れて音読してついていくので、英語耳を鍛えられるだけでなく、英語を話す練習にもなります。

ただ話すだけでなく、英語の速いスピードに慣れる上でも、シャドーイングはとても効果があります。

また、ディクテーションは聞いた英文をしばらく覚えておく短期記憶力の強化にも効果があります。
少しずつ聞き取る文章を長くして、英文を記憶に留めておく練習をしましょう。

速読の力を養う

TOEFLでは、英文を戻り読みしたりじっくり読んだりしている時間はありません。
一度読んで内容を理解する速読力を身に付ける必要があるので、英文を戻り読みしてしまうという人は、英語を英語の順序で読んで理解する練習をしましょう。

また、単語を頭の中で音にして読んでいると時間がかかるので、流し読みの速度で意味を理解できるようになるまで、同じ文章を使って集中的に練習すると効果があります。単語を一つ一つ解読するのではなく、いくつかの単語のかたまりで意味を把握できるようになると、英語の順序で内容を読み取れるようになります。

TOEFL試験の特徴をおさらい

TOEFLは、“Test of English as a Foreign Language”の略称です。
意味はその名の通り、「外国語としての英語力テスト」です。
アメリカやカナダなど、英語を母国語とする国の大学や大学院などに留学する人の必須の試験であり、学校ごとに必要な点数が異なります。

TOEICと文字は似ていますが、全く別物の試験です。
TOEICは主にビジネス英語のコミュニケーション能力を判定する試験ですが、TOEFLは留学に必要な英語力を測定する試験なので、学術的な英文を理解する読解力や、講義の内容を理解できるリスニング力などが必要になります。
また、TOEICはメモを取ることができませんが、TOEFLではメモを取ることが可能という違いもあります。

TOEFLのセクションは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つに分けられ、英語の総合的な活用能力が判定されます。
満点は120点(各セクション30点満点)で、試験時間は4時間から4時間半です。
リスニングとスピーキングの間に10分間休憩時間が設けられてはいますが、非常に長丁場でタフな試験であることは間違いありません。
普段の学習から、英語を使う持久力を鍛えておく必要があるでしょう。

TOEFL iBT テストのセクション

セクション 制限時間 問題 課題
Reading 60~80 分 36~56 問 学術的な文章の抜粋を 3 または 4 パッセージ読んで質問に答える
Listening 60~90 分 34~51 問 講義、授業中の討論、会話を聴いた後に質問に答える
休憩 10 分
Speaking 20 分 6 課題 身近なトピックについて意見を述べる。リーディングやlisteningの課題を基に話す。
Writing 50 分 2 課題 リーディングやlisteningのタスクを基にエッセイ形式の答案を書く。意見を支持する文章を書く。

出典:TOEFL iBT®テスト内容(https://www.ets.org/jp/toefl/ibt/about/content)

TOEFLは、留学先で学業や生活ができる英語力がどの程度備わっているかを判定する試験と言われていますが、留学を目的としていなくても受験することは可能です。
自分の現在の英語力や英語学習の進捗を確かめる目的で受験する人もいるので、現状では留学を考えていない人でも、興味があれば受験してみましょう。

TOEFL PBTとTOEFL iBTの違い

TOEFLテストというのは、主にTOEFL iBTテストのことを指します。
iBTとは“Internet-based Test”の略なので、インターネットを使って受験するのがTOEFL iBTです。
ETSのTOEFL公式ホームページによれば、世界中の受験者の97%はTOEFL iBTを受験しています。
インターネット上と言っても、家で受験できるものではなく、認可されているテストセンターに行って受験する必要があります。

一方、あまり知られてはいませんが、TOEFL iBTテストにアクセスできない受験者を対象とした、TOEFL PBTという試験も過去にはありました。PBTは“Paper-based Test”の略なので、つまりTOEFL PBTは筆記試験です。2017年7月にTOEFL PBTは廃止されており、現在はよりTOEFL iBTに関連した、TOEFL®ペーパー版テストに改定されています。

まとめ

TOEFLでは、留学先で講義を理解して授業についていくための英語力を持っているかどうかが試されます。
また、自分の考えや意見を相手に伝わりやすい構成で伝えるスピーキング力やライティング力も必要です。
難しく聞こえるかもしれませんが、根気よく勉強を続けることで良い結果に繋がります。

まずは目標スコアを決め、次に書店で「これを使って勉強したい!」と思える参考書を見つけましょう。自分が気に入った参考書は、勉強を続ける上でモチベーションを高める助けになります。良い参考書とともに、TOEFL本番に向けて英語力を伸ばしていきましょう!