純ジャパニーズの迷わない英語勉強法とは

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法は2017年4月に出版された、新しい参考書です。
この参考では、留学経験、海外生活の経験がない純ジャパニーズがネイティブと同じレベルの英語を話すようになるには、どういう勉強法が効果的なのか、というのを紹介しています。

本書では純ジャパニーズが陥りやすいような間違った勉強の仕方や、遠回りのトレーニングを見直し、最短で英語を話せるようになるための勉強法を伝授します。
英語を勉強するだけではなく、英語で仕事をしたい、という人にとっても必読の参考書です。

著者はNYタイムズ記者

著者の上乃久子さんは現在、アメリカの有力紙「ニューヨークタイムズ」の東京支局の記者として活躍をしています。

主にネイティブスピーカーの特派員の通訳をしたり、取材のレポートを仕上げたりなど、日常的に高度な英語が必要とされる環境で仕事をしています。

そんなバリバリのキャリアウーマンの上乃氏ですが、完全なる純ジャパニーズで留学や海外経験は一切なく、みなと同じように中学1年生から英語を学習し始め、地方の大学を卒業したという至ってシンプルな経歴の持ち主です。

しかし、ニューヨークタイムズ以前にもバイリンガル雑誌の出版社、翻訳会社、「ロサンゼルスタイムズ」東京支局、JICA(独立行政法人国際協力機構)等でも勤務経験があり、常に英語が必要な環境に身を置いてきました。

そして、どうしてそんなことが可能だったか、という質問に対して上乃氏は、英語に対してただならぬ努力をしてきた、と即答しています。
上乃氏は実際に特別な英語勉強法はしておらず、ひたすら努力を続けてきた結果、現在の英語力を身に付けているのです。

本書ではそんな純ジャパニーズが努力の積み重ねで国際的に活躍するまでに至るまでの勉強法や実体験が詰まっています。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法の特徴

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法では、純ジャパニーズが英語をマスターするまでのノウハウがすべて書かれています。
それらは実際に上乃氏が英語を習得するまでに実践した内容であり、上乃氏が最も効果的だと感じた勉強法が提唱されています。

そして本書は以下の8つのチャプターから構成され、それぞれのチャプターに純ジャパコラムが含まれています。

Chapter1 スピーキング
Chapter2 発音
Chapter3 リスニング
Chapter4 リーティング
Chapter5 実践英会話
Chapter6 グラマー
Chapter7 ボキャブラリー
Chapter8 ライティング

スピーキング、発音が最初のチャプターとなっていることからもわかるように、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法では、英語を話すことに重点が置かれています。
そのため、まずはスピーキング力の伸ばし方から解説が始まるという構成になっています。

そして、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法の最大の特徴といえるのが、上乃氏の実体験が参考書の所々に組み込まれているということです。

自身がニューヨークタイムズの記者として働くまでにどういう苦労をしてきたか、英語に対してどのような熱意を注いできた方が書かれているので、同じく英語学習者として共感できる箇所も多く、モチベーションの維持をすることもできるでしょう。

そして、上乃氏と同じようにいつか海外で働いてみたい、と思いを抱いている英語学習者にとっては、非常に興味深い内容となっています。

このように、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法では単に英語学習法を伝授するだけではなく、上乃氏の経験についても知ることができます。

そのため、自己啓発本に近いといえる箇所もあり、新しい形の参考書とも言える内容になっています。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法がすすめる勉強法は?

自分の行動を英文で表現する

まず、本書ではスピーキング力を向上させる勉強法として、自分の一日を50の英文で表現する、という勉強法が紹介されています。
これはNHKの朝ドラ「花子とアン」でも紹介されていた勉強法です。

この勉強法ではまず、朝起きてから寝るまでの自分の行動を、50の英文で表現します。
これを毎日音読することで、英語に慣れていく、という勉強法です。その際に作る英文は以下のような簡単なもので問題ありません。

The alarm goes off at six o’clock.(目覚まし時計が6時に鳴る。)
I get up immediately.(すぐに起床する。)
I take a quick shower.(手早くシャワーを浴びる。)

とてもシンプルな学習法ですが、上乃氏はこのスピーキングの基礎トレーニングがとても重要としており、この例文を毎日音読することで、英語の瞬発力、つまりいざという時にサッと英語を話せる力がつくと力説しています。

そして、ある程度慣れてきたら、時制や主語を変えてバリエーションを増やすのも効果的と紹介しています。

これをすることで、臨機応変に時制などを瞬時に正しい形に変換し、正しい英語が話せるようになります。

見て、聞いて、書いて、声に出して、使って語彙力アップを目指す

次にボキャブラリーですが、一般的に言われていることと同様、上乃氏もボキャブラリーを身に付けるには近道はないと断言しています。

しかし、ボキャブラリーはスピーキングやリスニングなどすべての英語の基礎になりますし、ボキャブラリーがあるだけで、リーディングや文法が苦手であっても相手の言っていることの意味が理解できることもあります。
そのため、ボキャブラリーは英語学習において最も重要であると説いています。

語彙力を伸ばすために、上乃氏がすすめている勉強は、見て、聞いて、書いて、声に出して、使ってみる、という至ってシンプルな方法です。

一般的に英単語は1000語覚えると話したり、読んだりなどがある程度できるようになるとされています。

そして、上野氏は1日5語ずつ覚えることを目標に、地道にボキャブラリーを増やしていくことをすすめています。
これを半年間続けるだけで900語を覚えたことになるため、そのころには英語力の変化を感じるはずです。

この際は、単に英単語を覚えるだけではなく、見て、聞いて、書いて、声に出して、使ってみる、を確実に繰り返し、発音や実際の文章の中での使い方も同時に習得していくようにしましょう。

意味が分かるまで集中してリスニング

次にリスニングに関してですが、上乃氏は英語のシャワー(聞き流し)は意味がないと説いています。
英語のシャワーはリスニング力を上げるためには定番の学習法としていますが、上乃氏は基礎力がついていな段階で大量の英語を聞いたところで効果がないといっています。
それよりも、“英語の泥沼の底までどっぷりと身を沈める”ような聞き方が効果的だとしています。

その英語の聞き方とは、意味が理解できるまで、意識を集中させて英語を聞くということです。

単に聞き流すのではなく、1つの文章を細かく区切り、それを頭が疲れるまで聞きます。
ここまでやって初めてリスニングにおいて効果が得られるというのが、上乃氏に提唱する考えです。

落語やネット動画も活用

通常の英語の音声を聞く以外にも英語落語を聞いてみたり、ネット動画を活用してみたりなど、上乃氏ならではの英語学習法も紹介されています。

単調なリスニング練習であっても、こういったユニークな学習方法を交えながら学習することで、より楽しく学習することができるようになります。
そして、これらの学習を進めていくことで、いずれは英語のニュース番組も完璧に聞き取ることができるようになるでしょう。

実践英会話においては、映画で使われているセリフを書き溜めて実際に活用する、という勉強法を紹介しています。
映画だけではなく、ドラマなどの海外番組であれば、ネイティブの自然な会話から表現を学ぶことができます。

そして、どういったシーンで使われるのか、どういった関係性の人に使う表現なのか、というのも同時に学ぶことができます。

そんな英語の学習ツールとして便利な映画などから、自分が使えそうと思ったセリフを書き溜めてみましょう。

それを何度も見返し、音読することで、それらのセリフを自然と発することができるようになります。
これらは実際にネイティブが使う表現なので、すぐに実践の場で活用することができますし、書籍などでは学べない生の英語を定着させることができます。

助動詞や疑問詞をしっかりマスターする

この他にも上乃氏は英会話の勉強法として、助動詞や疑問詞の使い方をマスターすることが英会話力の向上には有効としています。
これらの頻出の文法をしっかりとマスターすることが、英語での表現力につながります。

発音のコツをつかむ

発音をとえるためには、抑揚や「r」の発音を徹底すること、リンキングについて学ぶこと、リーディングに関してはスラッシュ読みをすることが速読を可能にする、など、チャプターごとに上乃氏が最も効果的だと考え勉強法を提唱しています。

毎日30分学習する

上の勉強法を一通り身に付けた後で、上乃氏は毎日の学習の進め方として提唱しているのは、30分サーキットトレーニングというものです。
上乃氏は1週間に1回3時間勉強するよりも、毎日30分学習することのほうが重要としています。

そして、その30分の中で、5分の「50英文」音読、10分のシャドーイング、15分のディクテーションを行うのが最も効果があるとしています。

この3つをインターバルなしで一気に30分学習することを習慣化させ、日々繰り返すことで確実に英語力を身に付けていくことができます。

そして、多めに時間が確保できる際には、サーキットトレーニング以外にも、ボキャブラリーやリスニングにも時間をとり、総合的に英語力を高めていくようにしましょう。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法を利用した人の評判・口コミ・感想!効果はどうなの?

ポジティブな評判・口コミ・感想

英語を本気で学びたいという人にも向いていると思います。おすすめの本やウェブサイトが紹介されている点もとても参考になりました。

各章に含まれている「純ジャパコラム」には、著者が留学や海外生活なしにそのように英語をマスターしたか実体験がつづられており、著者の情熱が伝わってきました。純ジャパニーズの迷わない英語勉強法は、ただ単に英語を上達させるだけではなく、モチベーションも上げてくれる良書だと思います。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法を読んで、英語を使いたい、という動機が英語を学ぶにあたって非常に重要であるということを思いだしました。英語は運動だと思って、これから毎日同じプログラムを継続していきたいと思います。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法で紹介されていた通り、毎日50の英文を音読するようにしました。そうしたら、英語の先生にも発音を褒められるようになりました。英語を学ぶのが楽しくなってきたので、他にもいろいろな勉強法を試してみたいと思います。

ネガティブな評判・口コミ・感想

著者の経験が書かれているのはいですが、万人に受ける内容にしたのか、少し内容が薄いように思えました。もう少し、著者が英語習得までに奮闘してきた様子を詳しく知りたかったです。

参考になる勉強法が多く載っておりとてもためになりました。しかし、そこまで英語に時間や情熱を注がなければいけないのか、と思う点もあり、自分にはそこまでできないと感じました。旅行の際に困らない程度の英語力を身に付けたい、という低い目標の私にとっては目標の不一致が感じられました。

これから英語を勉強しようという人向けの参考書だと思います。内容としてはいいと思いますが、ある程度英語を勉強してきた私にとっては新しい気づきはありませんでした。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法では、毎日コツコツと勉強することをすすめていますが、それでは完全に話せるようになるまでは時間がかかり過ぎだと思います。あくまで初心者向けの勉強の仕方だと思うので、ある程度の英語の知識がある人にとっては意味のない勉強法も含まれていると思います。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法がおすすめできる人・できない人

おすすめできる人

  • これから勉強を始める人
  • 「英語をしゃべるようになりたい!」という強い意志がある人

まず、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法はこれから英語を勉強し始めようという人におすすめです。
純ジャパニーズの迷わない英語勉強法では、純ジャパニーズである上乃氏が、1から英語を勉強した際のノウハウがすべて紹介されています。

そのため、この本で紹介されている勉強法に従って英語学習を進めていけば、確実に英語力を伸ばすことができます。
チャプターごとに、総合的に英語力を高められるよう幅広くカバーしているので、これ一冊で、習得すべき英語の内容を把握することができます。

次に、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法は、本気で英語を話せるようになりたい、という人におすすめできます。
すでに紹介してきた通り、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法では上乃氏の英語への情熱が多く書かれています。

そして、そのような熱意があるからこそ、コツコツと努力をして、英語力を身に付けることができます。
つまり、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法で紹介されている方法は、本気で英語をしゃべれるようになりたい、という意志が強い人のみ継続できる内容になっています。

おすすめできない人

  • 「ある程度話せればいいかな」と思っている人
  • 海外生活や留学を経験している人
  • 受験勉強を目的としている人

逆に、それなりに英語を話せるようになればいい、程度の目標設定の人には、上乃氏との英語への情熱にギャップを感じ、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法で紹介されている勉強法は少しに荷が重いと感じてしまうでしょう。
実際に、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法で紹介されている勉強をすべて実施しなくても、ある程度のレベルまでであれば、どの参考書であっても英語力を高めることができます。

そのため、仕事でバリバリつかえる英語力、ネイティブと同じレベルの英語力までを求めない人は、もう少し難易度の低いレベルの参考書を選ぶのがいいでしょう。

また、すでに海外生活や留学をしている人には、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法はおすすめできません。
純ジャパニーズの迷わない英語勉強法はあくまで純ジャパニーズのための英語勉強法を提唱したものです。
そのため、すでに海外経験がある人にとっては、知っている情報ばかりであったり、遠回りな勉強法に思えたりすることもあります。

また、本書は大学受験や資格向けに英語を勉強している人にはおすすめできません。
本書は英語を話せるようにするための勉強法であって、試験向けの問題や日本の英語教育に対応にした内容になっていません。
むしろ、本書では毎日地道に勉強する方法を推奨しているので、受験対策用としてはかなり時間を要す方法となっています。

受験、試験を目標としている人は、それを対象とした対策本を選ぶといいでしょう。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法のメリットとデメリット

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法

メリット

学習モチベーションを高くしてくれる

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法のメリットの1つが、英語のモチベーションを高く維持がしやすいという点です。
海外経験がない純ジャパニーズだと、英語をマスターすることに対し、あきらめの気持ちを持ってしまうこともあります。
しかし、純ジャパニーズであっても実際に海外で活躍をしている上乃氏の経験について知ることで、誰でも英語をマスターすることができる、とモチベーションを向上させることができます。

リアルな海外勤務事情について知ることができる

また、各章に含まれている純ジャパコラムでは、上乃氏がニューヨークタイムズで仕事を得るまでの経験も書かれているので、同じく海外での勤務を目標としている人にとっては、とてもためになる内容になっています。
英語を勉強すると同時に、世界を舞台にして働くためのノウハウを学ぶことができるというのも大きなメリットということができます。

今後の学習に役立つ教材が紹介されている

そして、もう1つメリットとしてあげられるのは、本書ではおすすめの教材やウェブサイトが紹介されているということです。
そのため、本書で学習法を学んだ後に本格的な学習に移る際も、参考書や問題集選びに迷うことなく、スムーズに学習を開始することができます。

また、上乃氏が紹介する教材なので、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法の内容ともずれがなく、紹介されている勉強法に沿いながら学習を進めることができます。

デメリット

教材自体は、別途購入する必要がある

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法のデメリットは、別途実際に英語を勉強するための教材を購入しなければいけないという点です。
本書では勉強法を紹介はしていますが、インプットのみで、アウトプットの場ではありません。
そのため、実際の学習のために複数の教材をそろえなければいけないので、出費がかさむというデメリットがあります。

新しい本なので、効果は・・・?

また、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法は2017年4月に出版されたばかりの新しい参考書です。そのため、何年も売れ続けているベストセラーなどに比べて、本当に効果があるか、という点では信頼度が低くなっています。
また、著者の上乃氏は英語学習の専門家ではないので、人によっては上乃氏の提唱する英語勉強法に疑問を感じるかもしれないですし、他のカリスマ講師などの参考書とは大きく内容が異なり、抵抗を感じることもあるかもしれません。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法はAmazonで買える?

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法は、Amazonで購入することができます。そして、Amazonでは無料サンプル版を提供しています。
内容を確認してから購入をしたいという人は、サンプル版に目を通してから購入するかどうかの判断をするといいでしょう。

また、購入前にはAmazonのカスタマーレビューを確認することをおすすめします。
まだ出版されてから長くはないので、レビュー数は多くはないですが、実際に活用した人の意見を聞き、自分に向いているかいないかの判断基準にするといいでしょう。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法の電子書籍、kindle版はある?

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法はAmazonでkindle版を購入することができます。単行本よりも200円近く安く購入することができるので、手ごろに済ませたい人やモバイル端末で持ち歩きたい、という人にはkindle版がおすすめできます。

しかし、kindle版では字が小さくて読みにくい、という声もあります。
そのため、ipadなどの大きめの端末を持っていない場合は、単行本の購入をしたほうが学習時のストレスがなくいいかもしれません。

まとめ

これまで述べてきたように、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法は本気で英語を学びたいという人のための英語の参考書です。
そのため、この本に書かれている勉強法を継続させるにはそれなりの英語への情熱と継続力が必要となります。
そして、毎日コツコツと学習をすれば、確実に効果を得ることができます。

また本書では、上乃氏の実体験についても多く書かれているので、同じく海外で仕事をしたいと考えている人にとっては、ためになる内容が詰め込まれています。

純ジャパニーズの迷わない英語勉強法は単に英語の勉強法について学ぶだけではなく、モチベーションの向上やニューヨークタイムズの記者の実体験を知ることができるので、他の英語参考書に比べて、より濃い内容となっています。

上乃氏と同じだけの英語への熱意があれば、共感できることも多く、努力次第で確実に英語力を伸ばすことができます。
ぜひ、海外で活躍することを目標としている人は、純ジャパニーズの迷わない英語勉強法を手に取ってみましょう。

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