英会話講師の私が直伝!日本人の英語が通じない理由&今すぐ使ってほしい発音のコツ!

英語 発音

この記事を書いた人:Mami Shimizu

韓国と日本のハーフ。中学卒業後、韓国から移住した親戚を頼り単身渡米。高校・大学の7年間をカリフォルニアで過ごす。留学生活を経て大手IT企業に3年勤務。
その後、地元に戻り国際交流業務に従事する傍ら、夜は英会話講師・個別指導塾講師を経験。現在も保育園児~60代と「気軽な英語」を楽しむ毎日。
プライベートでは1児の母。将来の目標は自分の英会話教室を開くこと。

外国人に道を尋ねられ、英語で答えてみたけれど、全く伝わらない……そんな経験はありませんか?

日本人の英語がなぜ伝わらないのか―。
それは、日本人が教わる発音と、本来の英語の発音が全く違うものだからです。
私達日本人は、自分の中に間違ってインプットされている英語の発音を直さない限り、ネイティブの言葉を聞き取ったり、彼らのように話したりすることは絶対にできません。

そんな現状を打開できるよう、今回は、筆者の実体験を踏まえながら英語をネイティブのように発音するコツを紹介します。

日本人の英語がネイティブに通じない理由

英語 発音
日本人の英語が英語に聞こえないのには、ちゃんとした理由があります。
それは、技術面とメンタル面の両サイドの問題です。
筆者が思う主な理由には、以下の3つがあります。

①口が開いていない

そもそも、日本語と英語では舌の使い方や口の開け方が違います。
日本語は小さな口でモゴモゴ喋っても伝わります。

一方、英語は唇を噛んで音を出したり、息を吐き出すように発音したりするので口の動きが必然と大きくなります。

これが、今すぐに改善できる日本人の発音が上達しない1つの理由です。
今後、英語を話す時は口を大きく開ける意識をしてみてください。

②カタカナ読みになっている

2つ目の理由は、英語をカタカナに直して発音していることです。

日本語と英語は全く別の言語。
自分の知っている音だけで覚えたり、発音したりしようとしてもネイティブのように話すことは、無理なものなのです。

例えばCome on! は単語に分けると「カム オン」なのに、「カモン!」と言いますよね。
これは「カモン!」と言う発音が多くの日本人に浸透しているからです。

では、I got it. はどうでしょう?「アイ ゴット イット」と言っても通じません。
ネイティブはこれを「アイ ガァリッ」のように発音するんです。

これだと、同じ英語を発音していても、全く別物ですよね。
ですから、文字をそのまま読むのではなく、ネイティブはどう読むのか?をしっかり学んでいく必要があります。

③自信がない

3つ目の理由は、日本人の多くが、英語を話すことに抵抗を感じており、自信を持って話せないということです。
これは、上で挙げた2つの原因よりもっと深刻で克服するには時間がかかるものです。

筆者は、「自信がない」ということが、英語学習において最大の弱点だと考えています。

英会話講師をする中で「この文法で合っているかな?」「言い方を間違えて通じなかったらどうしよう。」と言う不安が先にきて、頭では正解が分かっていても声に出せない生徒を何人も見てきました。

英語学習に限ったことではなく、日本人は「間違えることは恥ずかしい」と感じる傾向が強いと感じます。

今ではThat’s OK to make mistakes. You can try.(失敗しても大丈夫。トライしてみて。)と言える筆者も、留学したての頃はホストファミリーと話すことすら恥ずかしくて、学校で同級生に話しかけられた時は、筆談で返事をしようとしました。

そんな筆者はペンを取り上げられ、 You don’t need a pen. Speak.(ペンは要らないよ。喋って。)と言われてしまいました。

「英語を話すのが怖い」という気持ちを捨てるためにも、発音のコツを学んで自信をつけていきましょう。

ネイティブみたいに発音する3つのコツ

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ここではネイティブのように発音する3つのコツをお伝えします。
共通して言えるポイントは、「スペルに捉われないこと」
それだけで、発音が見違えるほどキレイに変わりますよ。

①カタカナの概念を捨てよう

Come on! や I got it. と同じように、英語をカタカナで考えるのを止めて音で読んでみましょう。
日本語の音に置き換えるのではなく、ネイティブの音をそのまま覚えるように意識してみてください。

そうしているうちに、頭に染み付いた日本語的な音の記憶が消えていき、発音が正しくできるようになっていきます。

②リンキングを意識する

カタカナ英語から脱するためには、単語の音一つ一つをしっかり発音するのではなく、強弱をつけて繋げて発音する必要があります。

これは「リンキング」と言う1つのスピーキングのルールなのですが、スペルが書けたり読めたりする大人よりも、英語を音でしか記憶していない子供の方が習得は早い傾向があります。

いくつか例を紹介します。

purple

「purple = 紫」という単語スペルを知っている人は、Lがあるためにラ行を意識してしまい「パープル」と言ってしまいがち。
しかし、それを知らない子供達は先生の音を真似するので「パーポー」と言います。
“Rは舌を巻き込む”などの細かい発音ルールは後にして、「パーポー」が本来の発音に近い音と言うことです。

Good morning.

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誰もが知っているこの挨拶。
「グッドモーニング」と言う人は少ないでしょう。
なぜならgood は強弱を付けて言うと「グッ」になり、morning は「モーニン」となるので「グッモーニン」が本来の発音ですね。

ham and egg

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スペルを見ればすぐに「ハムと卵」と分かります。
しかし、音にすると日本人が想像する「ハムアンドエッグ」とは、全く違うものに聞こえるんです。

Andのdはほとんど発音されず、「Hamとand」そして「andとegg」がそれぞれ「リンキング」によって繋がるので「ハマネェッグ」のような発音になります。

③フォニックスを覚える

次に、英語には日本語に存在しない音がいくつかあります。
筆者の生徒さんの中にも、アルファベットを知っているが故に間違った音を使っている人が多くいらっしゃいます。

ここで紹介するのは「フォニックス」と言うアルファベットの発音のルールです。
ちなみに、アジア圏の他の国ではフォニックスをしっかり教えている学校が多いようですが、日本の英語教育で重要視されるのは文法や読解。

フォニックスを知っているといないとでは発音の上達はもちろん、リスニング力も左右されます。
その中でも日本人が苦手とする発音のルールを紹介します。

RとLの違い

まず、日本人にとって簡単なのはLの発音です。
「らりるれろ」と言ってみてください。
舌が上の歯の裏に当たっていますよね?この舌が当たっている状態がLの音です。

反対に舌を当てずに「らりるれろ」と言ってみてください。
違和感があるはずです。
しかし、この舌がどこにも当たらず少しクルっとなっているのがRの音なんです。
舌の位置を意識しながらplay(遊ぶ)pray(祈る)を交互に繰り返し言ってみましょう。

BとVの違い

Bは何も気にせず「ブッ」と言ってください。
「ばびぶべぼ」がBの音です。

Vは、下唇を軽く噛みながら「ブッ」と言います。濁った音になりますね。
これがVの音です。

Fも同じように下唇を噛みます。
日本語にはない音なので覚えましょう。

母音(A,E,I,O,U)の違い

日本語の母音「あいうえお」とスペルこそ同じですが発音はかなり違います。
日本語と同じ音はE「エ」とI「イ」の2つだけ。

残りの3つには注意が必要です。
Aは「ア」の口で「エ」と言うと発音できます。
Oは「ア」の口で「オ」、Uは「ウ」かと思いきや「ア」になります。

cake「ケイク」やuniversity「ユニヴァーシティ」のように、別のルールが当てはまり、音が変わる単語もありますが、これが基本形です。

  • Aはapple, ant
  • Eはelephant, enter
  • Iは important, ink
  • Oは orange, octopus
  • Uは under, umbrella

フォニックスに関する動画や歌はたくさんあります。
また、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど同じ英語でも国によっても発音が少し違います。
この動画はイギリス英語ですが、アクセントも強くなく偏りもないので参考にしてみてください。(フォニックスは1分50秒頃から始まります。)

カタカナ読みを止めて、リンキングとフォニックスを意識するだけで英語の発音がグッと良くなります。

自分の英語を聞いてみよう

英語 発音
自分の英語とネイティブの英語を比較してみることも、より発音の精度を高めるために有効な方法です。

Weblio英和・和英辞典のような発音機能が付いているオンライン辞書やスマホのアプリを使えば、手軽に英語の発音を直せます。
方法はとっても簡単です。
以下のようなやり方で発音矯正してみてください。

英語を読みながら録音

まずは、知識とスペルから音にする練習法です。
自分で好きな単語を検索→その単語や例文を発音し、録音して聞いてみます。

その後、辞書の音声を再生して自分の発音との違いを比較してください。
これを、知っている単語と知らない単語で5~10個やってみてください。

「悪くないじゃん!」と感じる語彙と「え、そんな発音だったの?!」とビックリする単語やフレーズがあるはずです。

こうすることで、自分の苦手な音が分かってきます。

英語を真似して録音

次は、音から取り込む練習法です。
単語を検索し、先に辞書の音声を聞いてから真似するように発音・録音してみましょう。

そして、どこを直せばよりネイティブに近い発音になるのか?を考えて、何度も真似して発音してみてください。

このようにして、英語本来の音を自分の口や頭にインプットさせてください。
これを継続すればネイティブの友達が近くに居なくても、英会話レッスンに通わなくても、自分のクセを正してよりネイティブのような発音に近づくことができます。

早口言葉で発音練習

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苦手な音やクセを理解したら、次のステップです。
ネイティブでも難しいと言われている早口言葉に挑戦!筆者の教室で多くの生徒が苦手とする3つをセレクトしました。

発音のヒントの為にカタカナ読みを記載しますが、細かい違いは表せないのでアテにしないでください。
これを練習することで、よりスムーズに発音の使いわけができるようになります。

SとShの練習

She sells sea shells by the seashore.
(シー セルズ スィー シェルズ バイ ザ スィーショア)

日本語にはないsheとseaの発音の違い。
違いは聞き取れるのに、いざ自分が発音するとなると苦戦する人も居ますが、すぐにマスターできます。
音の違いはshe「シー」とsea「スィー」のように聞こえます。

AとEの練習

Eight apes ate eight apples.
(エイト エイプス エイト エイト アッポーズ)

母音AとEの違いを練習します。
ここで気を付けなくてはいけないのは、apesと ateは発音のルールにより「エイ」の音になります。
すなわち、フォニックスで紹介した「ア」の口で「エ」と発音するのはapplesだけになります。

RとLの練習

Freshly fried fresh flesh.
(フレッシュリー フライド フレッシュ フレッシュ)

これは日本人なら誰もが苦戦するRとLの早口言葉です。
freshlyのようにRとLが含まれる単語はとっても難しいです。

まずはゆっくり、単語ごとに舌の位置を確認しながら練習しましょう。
慣れてきたら2語ずつに分け、最後に4語を繋げて言ってみましょう。

発音を矯正するにはどれくらい時間がかかる?

発音の上手い・下手は、実は英語力とはほとんど関係がありません。
そのため、コツさえつかめば比較的、短期間で矯正することができます。

個人差はありますが、発音矯正にかかる期間は3ケ月くらいが平均的です。
苦手な人でも、6ケ月程じっくりとトレーニングすれば、かなり英語らしい発音ができるようになります。

ネイティブと同じような発音になるには、かなりの努力が必要ですが、きちんと通じるレベルのきれいな発音であれば、これくらいの期間を目安にできるようになると考えておいて問題ないでしょう。

失敗しない!英語発音教材の選び方

英会話教育の専門家が開発した教材を選ぶ

英語発音教材の中には、案外開発者が不明なものがあります。
このようなものの中には、ただ自分の経験をノウハウとして売っている質の低い教材もあるため、注意が必要です。

効率的に発音を上達させるためには、英語教育–特に発音教育のプロが開発した教材を選ぶことをおすすめします。

しっかりとした教材であれば、必ず開発者の名前が明示されているはずなので、まずは信頼性を確かめるためにも、どんな人物が作った教材なのかチェックしてみましょう。

視覚的に口や舌の動かし方を理解できる教材を選ぶ

発音は、音声や文章だけの教材では、なかなか上達しません。

というのも、正しい発音を身に着けるためには、
・口の動かし方
・舌の動かし方
・舌の位置

を知ることが非常に大事だからです。

逆に言えば、これをしっかり理解できれば、ほとんど英語発音ができたも同然です。
そのため、口と舌の動きが映像で見られるような教材は、発音を学ぶ上で高い効果を期待できます。
に口の中の動きまで図解してくれるようなものは、わかりやすく、初心者にも実践しやすいでしょう。

必ずネイティブの発音音声を聴けるものを選ぶ

発音とリスニングは切っても切れない関係にあります。
そのため、きれいな発音をするためには、まずきれいな英語音声を聴くことが重要です。
ノンネイティブでも発音がきれいな人はいますが、CD教材を聴いていても「これは、上手な日本人だな」とわかることがありますよね?
発音が上手な日本人でも、やはり声の響かせ方や喉の動きまでネイティブ同様にできる人は少ないのです。
そのため、これから英語発音をマスターしたいという人には、ネイティブの発音音声を聴ける教材の方がおすすめできます。

おすすめの発音教材ランキング

1位:ネイティブスピーク

教材形式 DVD・CD
価格 12,800円

英語の発音教材なら、ネイティブスピークが1番おすすめです。
ネイティブスピークの他にない特徴は、口の中の動きをCG映像で見られるところ。
数字に合わせて舌を動かすだけで正確な発音ができるので、いままで感覚で掴もうとしていた発音を視覚的に理解して、しっかり矯正することが可能です。
さらに、ネイティブの口の動きを外側から映像で見られる解説映像も付いています。

この教材では、全てのアルファベットや母音、子音の発音、リエゾンまで習得することができるので、これさえきちんとマスターすればどんな英語でも正しい発音で話すことができるようになります。

監修者は、発音矯正の権威であるスコットペリー氏です。
この先生は、ハリウッドでの発音矯正コーチや国際企業・教育機関の英語指導もされています。

また、ネイティブスピークは、1日わずか20分の学習で本格的な発音矯正ができるので、より早く効果を出したいという方におすすめです。
初心者から上級者まで対応しているので、これから英語を頑張りたいという方も、ある程度英語はできるけれど、発音だけは苦手という方も使用することができますよ。

2位:UDA式発音PRO

教材形式 パソコンソフト
価格 10,079円

2番目におすすめしたいのは、UDA式発音PROです。
この教材は、数々の英語学習書籍を出版している、英語教育のプロ–鵜田豊氏が、日本人のための発音メソッド「UDA式」をコンピュータで実践的に学べるよう、開発したものです。

こちらの教材も、ネイティブが発音している口の形をまずは見て覚えます。
そして、実際に発音をして、音声認識機能で、自分の発音が正しいかどうかチェックします。
さらに、ネイティブの正しい発音と自分の発音の波形を比べて表示することができ、ネイティブの発音に近づくまで、とことん練習することが可能です。
ネイティブと自分の発音の何が違うのかわからず困っている人は、こちらの教材を使ってみるといいでしょう。

3位:HiNative Treck

教材形式 オンラインサービス
価格 年額プラン:98,000円
月額プラン:9,800円

HiNative treckは、「自分一人で学習を続けられるか不安…」という方におすすめの英語学習サービスです。
ここまで紹介してきた教材のように口の形を覚えるような内容ではありませんが、毎日自分の音声発音を送り、ネイティブ講師に指導してもらえるという点で魅力的なサービスと言えます。

また、発音だけでなくリーディングやライティング、リスニングの練習課題も出されるので、総合的な英語力を伸ばしたいという方におすすめです。
スマホで簡単にアウトプットの練習が毎日でき、時間がない人も気軽に本格的な学習をすることができますよ。
HiNative Treckの公式ページはこちら

まとめ

英語 発音
いかがでしたか?
ここまで、日本人の発音が通じない理由から「リンキング」や「フォニックス」、そして早口言葉など、ネイティブのように発音するコツをお伝えしてきました。

ネイティブのような発音は難しい単語や音もありますが、不可能ではありません。
筆者は留学先のホストファミリーに「テレビを観るなら日本の苗字のアナウンサーのニュースをたくさん聞きなさい。」と言われました。

理由は、“日本人の英語はネイティブには程遠いけど、アナウンサーになれると言うことは日本人にも話せないワケではないから”です。
もちろん、日本人の声の高さで喋ってくれるので、耳に入りやすいというメリットもあります。

彼のアドバイスに妙に納得した筆者は、ニュースが流れる度に日本名のアナウンサーを探しました。
彼らが日系2世・3世とは言え、もちろん彼らの英語はネイティブそのものでした。

また、赤ちゃんはママの言葉を真似して喋り出します。
そこから考えても、英語に限らず言語を習得するコツは「音に注目すること」これに尽きるでしょう。

なので、発音を直したいと思っているなら、英語をたくさん聞いて耳を慣らし、真似して発音してみましょう。

間違いを恐れずに口を大きく開いて自信を持って話してみてください。
そうすれば必ず、ネイティブのように英語を話せるようになりますよ。

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