英語 語彙力
日常生活の中で英語に接する機会が少ない日本人にとって、その語彙力を上げるのは至難の業でしょう。

そもそも自分の語彙力のレベルがどれぐらいなのか、知っている人は少ないですよね。
スキルアップのために現在の語彙力を知り、レベルを高めたいとは思いませんか?

そこで今回は、自分の語彙力を確認する方法や、その結果をどのように英語学習に活かすか、詳しく解説していきます。

英語の語彙力が上がれば海外旅行やビジネスシーンで活躍すること間違いなし!
このサイトを読んで、語彙力のスキルアップにぜひ役立ててください。

語彙力を上げるのにおすすめの教材No.1はコレ!

はじめに、語彙力を上げたいけど、どんな教材を選べばいいの?とお悩みの方のために、筆者イチオシの教材を紹介しておきます。

アルクボキャビルマラソン・パワーアップコース


アルクボキャビルマラソンには、難易度別に様々なコースが用意されており、自分に合ったコースを選べるのが魅力的です。
英語中級者に向けたマラソン・パワーアップコースでの学習時間は1日40分の週5回、標準学習期間は6ヶ月と、かなりしっかりしたカリキュラムが組まれています。

このコースでマスターする単語は3120もあり、これは主要英字新聞の95%をカバーする内容になっています。
英字新聞をスラスラ読みたい、ビジネスの場で会議やプレゼンなどを英語でこなしたいと考えている方は、このコースでの学習をおすすめします。

今の自分の語彙力を知ろう

何を勉強するにしても、自分の現在の力を把握することは、上の実力を目指すうえでとても大切です。

自分の実力が正しくわかっていなかったら、実際のレベルより簡単すぎる、もしくは難しすぎるテキストを選んでしまう可能性があり、そうなってしまうと効率よく学習を進めていくことができなくなります。

自分の実力、目標をしっかり客観視して学習を始めましょう。
まずは、今の語彙力を診断できるサイトを紹介しますので、今の自分にはどれくらいの語彙力が備わっているのかを確認してください。

Weblio語彙力診断テスト(総合診断)

Weblio語彙力診断テストでは、選択形式の問題が25問出題され、2分半ほどで終了します。
問題は簡単なものから、かなり難易度の高い単語や熟語が出題されるので、全てサクッと解答できるような問題ではありません。

正解すると次に出てくる単語の難易度は上がり、間違えると難易度は下がっていきます。
そうすることで、今の自分の推定語彙力を診断してくれます。

会員登録しなくとも診断テストは受けられますが、Weblioのプレミアム会員となることで、診断テストが無制限で受けられるうえ、間違えた単語を単語帳に登録して復習に使うことができます。

Weblio語彙力診断テスト(総合診断)

英単語力診断テスト|アルク

アルクの英単語力診断テストでは、比較的簡単な単語が出題されます。
診断結果に合わせて、おすすめの学習法や教材を紹介してくれるので、単語力診断だけで終わるのではなく、後の英語学習にもつなげられます。

まだあまり英語力に自信のない方は、このアルクの英単語力診断テストから腕試しをしてみることをおすすめします。

英単語力診断テスト|アルク

単語力(タンゴリキ) 英単語の語彙力判定

単語力の英単語語彙力判定テストでは、初めに覚えるべき簡単な単語から大学受験に必要な英単語、英語の新聞雑誌が辞書無しで読めるレベルの単語まで、難易度別にテストを選ぶことができます。

また、ランダムテストでは難易度に関係なく、ごちゃ混ぜでテストが受けられるので、総合的に単語力を診断することができます。
自分で単語帳を作ったり、辞書を作成したりして学習ができるようになっているので、復習もばっちりできます。
比較的高いレベルの人におすすめの診断テストですよ。

単語力(タンゴリキ) 英単語の語彙力判定

語彙力を上げるおすすめの勉強方法

多くの人は、英単語を覚える際にはノートに何度もスペルを書いたり意味を書いたりして覚えていくかと思います。
ですが、必ずしもそうする必要はありません。
人それぞれ覚えられる量というのは異なりますので、無理やり詰め込むことはあまりおすすめしません。

無理に覚えると、短期的には頭にはいるかもしれませんが、しばらくすると簡単に記憶から抜けていってしまいます。
長期的に覚えるためには、実際にその単語が使われている文章ごとおぼえたり、その単語の意味が持つイメージごと覚えたりする必要があります。

初めのうちはなかなか難しいかもしれませんが、テキストによってはそういった風に覚えられる工夫がされているものがありますので、ただ単に単語の意味を羅列したものではなく、イラストが使われていたり、例文が使われていたりするものを選ぶようにしてみてください。

また、寝る前に単語の音声を聞くというのもおすすめです。
寝る10分前くらいに単語を頭に入れることで、寝ている間に頭に定着しやすくなりますし、単語の発音を正しく覚えることで、発音できるようになるのはもちろん、リスニングで流れてきたときなどに聞き逃す可能性も少なくすることができます。

そうはいっても、英単語は限りなく存在するので、どれから覚えていけばいいか分からない方が多いかと思います。
そんなときは、自分の好きな分野から責めることをおすすめします。

例えば、バスケが好きならバスケに関する単語や熟語を覚えていくと、意外と抵抗感なくすんなり受け入れられると思います。
とにかく、楽しんで覚えることが、素早くかつ正確に長期記憶するこつですので、自分が楽しいと思える分野、難易度のものから手を付けていってはいかがでしょうか。

効率的に語彙力を増やすためにやるべきこと&やってはいけないこと

先ほども言ったように、効率的にかつ正確に英単語を覚えていきたいのであれば、何度も書いて覚えるような、無理やり詰め込む形式はやめてください。
長期的に記憶に定着させたいのであれば、音とともにフレーズ、または文ごと覚える、単語のイメージを掴む、声に出して読むことをおすすめします。

書くだけでなく、五感を使って覚えていくと、効率的に記憶に定着させることができます。
やってはいけないことは、ひたすら書いて覚えたり、単語の意味だけを覚えたりすることです。

短期的には良いのですが、これでは長期的に記憶に残すことはできません。
また、単語の意味だけを覚えても、対義語や類義語など派生した知識を増やすことはできませんし、単語の使い方もいまいち掴めません。
そういったことを踏まえて、短期記憶ではなく長期的に残る学習を心がけるようにしてください。

英語を使いこなすにはどれくらいの語彙力が必要?

英語だけでなく、日常会話で必要な単語はどの言語でも2000語ほどだと言われています。
数だけ見ると多く感じるかもしれませんが、中学校卒業時の到達目標数は約1500語、高校卒業時で約3000語ですので、普通に勉強していれば2000語は達成可能な範囲だといえます。

参考までに英検のレベルで見てみると大体、

5級:600語
4級:1300語
3級:2100語
準2級:3600語
2級:5000語
準1級:7500~8000語
1級:10000~15000語

となります。英語を使いこなせるレベルの語彙力となれば、7500~15000語ほど覚えておく必要がありそうです。
ですが、これはあくまで目安ですので、単語数というのはあまりこだわりすぎずに、焦らず少しずつ実力を伸ばしていくことを心がけてください。

語彙力アップにおすすめの参考書を紹介!

それではここからは、語彙力を上げるためのおすすめ参考書を紹介していきます。
語彙力診断の後で、どんなレベル、内容のものが自分に合っているのか判断し、選んでください。

英単語ターゲット1900

英単語ターゲット1900には、大学受験に必要な英単語が頻出度順に掲載されています。

頻出度の高いものはえてして難易度がそれほど高くないので、難易度順に無理なく覚えていくことができます。
ターゲットの魅力は、英単語だけではなく出てくる単語を含んだ例文、反意語や派生語などが掲載されている所です。

このおかげで、一つの単語を覚えるたびに、その単語だけでなくそれに関した幅広い知識を得ることができるようになっています。

発音記号もしっかり乗っていてCDも付属しているので、正しい音を聞いて発音してみることで、単語の正しい発音を身に付けていくことができ、センター試験などで出題される発音、アクセント問題の対策もできるのが魅力的です。

大きさも文庫本ほどしかないので、電車やバスなどのスキマ時間にササッと英単語の確認をするのにとてもおすすめです。

早いうちから何周もしていれば、必ず語彙力は上がっていきますし、難関大学の問題に出てくるような単語も網羅できるので、かなりおすすめの英単語帳になります。

英単語帳DUO3.0

DUO 3.0
鈴木 陽一
アイシーピー

英単語帳DUO3.0は英単語帳のベストセラーとして、受験生から大人の英語学習者にまで幅広い年齢層に長く愛用されています。

DUOには560の例文の中に重要単語1572個、熟語が997個収録されていて、この量は他の英単語帳と比べるとかなり多いかと思います。

また、一般の単語帳にありがちなただの丸暗記で完結してしまわないよう、ストーリーやキャラクターなどが工夫されて、テキスト内で上手く使われています。
解説や付加情報などがかなり豊富で、何周しても新しい発見があるような単語帳に仕上がっています。
テキスト内で読者が飽きないような工夫がされていたら、勉強する人の記憶にも残りやすいですし、何度もやっていれば必ず身に付きます。

ユメタン

ユメタンは単語を列挙した形式の単語帳で、何度も繰り返し復習することを前提として作られています。
見開き1ページに10個の単語が収録されていて、一定のペースを保ちながら学習を進めることができるので、決まったペースを作って勉強していきたいと考えている方には良い構成かと思います。

ユメタンシリーズは目指す大学の難易度ごとに4冊出版されているので、始めたうちは簡単なものを選んだり、力がついていけば上のレベルのものに進んでいったりと、自分のレベルに合わせてテキストを選ぶことができるのも魅力です。
学習計画を立てるのが苦手だったり、勉強の進め方が、いまいちわからないといったりする方におすすめの英単語シリーズです。

システム英単語

システム英単語は、受験生の間でシス単と呼ばれ、名実ともに人気があります。
一般的に難関大学向けと言われている単語帳ですが、英単語が章ごとに難易度順に掲載されているので、センター試験や、比較的難易度の低い大学を受けようと考えている方も使えるものとなっています。

この単語帳が他のものと違うのは、紹介されている英単語が、3~5つの単語で構成されるミニマルフレーズに盛り込まれており、覚えやすい工夫がされているということです。
CDも付属しているので、音声を確認しながら英単語の意味、発音、そしてアクセントを身に付けることができるので、普通の単語帳ではあまり覚えられないといった方におすすめの英単語帳です。

百式英単語 最速インプット→2023

百式英単語は、学習初期の暗記に特化した単語帳ですので、どの単語帳を選べば良いかわからない、とにかく何でもいいから単語を覚えたい!といった方におすすめの単語帳です。

英単語を覚える際には、一つの単語で複数の意味を覚えていくものですが、百式英単語では「1語1訳」をコンセプトに作られています。

ですので、これ一冊で大学受験に臨むのは無謀ですが、とりあえず少しでも多くの単語を詰め込みたいと考えている方にはうってつけの単語帳かと思います。
無駄な遠回りはせずに、素早く語彙力を上げられるので、初めの一冊として選ぶのには良いかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。
このページでは英語の語彙力を伸ばすのにおすすめの教材や勉強方法を紹介していきました。

語彙力に伸び悩んでいる人や、どのように覚えていけば良いか分からないといった人は、ぜひこの記事を参考にして、自分に合った教材や勉強方法を見つけ出してください。

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