TOEIC リスニング
あなたは今、「TOEICのリスニングで点数が取れない」とお悩みではありませんか?

TOEICのリスニングは、選択形式ですが、まぎらわしいものが多くあります。

どの番号にマークするべきか悩んでいるうちに、次の音声を聞き逃してしまい、全然点数が取れなかったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

落ち着いて試験に臨み、リスニングで高得点を取れたら、TOEICのスコアを大幅にアップさせることができて、理想的ですよね。

しかし、残念ながら、やみくもに勉強を続けてもTOEICリスニングの点は上がりません。

TOEICで点数を取るためには、TOEICに特化した勉強法やテクニックを知る必要があるのです。

今回は、TOEIC問題をとことん研究してたどり着いた、リスニング攻略法をお教えしますので、初心者の方でも、短期間で高得点を狙うことができるようにます。

また、具体的な勉強の手順やスケジュール、おすすめの教材についても詳しくお伝えします。

これをきちんと実行すれば、職場や就職先でも一目置かれる点数が必ず取れるはずです。
もちろん満点も目指せます。

この記事が、あなたがTOEICリスニングで高得点を取るきっかけになれば、幸いです。

TOEICリスニングは練習+テクニックで満点も夢じゃない!

TOEICテストのリスニングで大切なものとは何でしょうか。

それは問題に慣れるための「練習」とTOEICならではの形式に対応するための「テクニック」です。

最初はパート事に解く練習の仕方からはじめ、徐々に全ての問題を通しで解けるように慣れていきましょう。

また、TOEICテストには、TOEICテストならではの「クセ」があります。

このクセに対応するためのテクニックを事前に学んでおけば、実際の試験の際も慌てずに試験を受けることができます。

実際にこの方法をしっかり理解して、実行すれば、満点を取ることができますよ。

TOEICリスニングテストとは

TOEICテストを受けるにあたって重要なのは、試験の内容をしっかり把握しておくことです。

「1度受験したことがあるから、大丈夫」という方も、意外とポイントを見逃していることもあります。
これを機にしっかり確認しておきましょう。

試験の概要

TOEICとは、「Test of English for International Communication」の略で、「国際コミュニケーションのための英語力測定試験」を表します。

テストの英語はビジネスや日常生活を題材にしたものが多く、特にビジネスで扱う語彙や表現は数多く出題されています。

TOEICテストはリスニングとリーディングに分かれており、200問を2時間で解くことになります。

内訳は以下の通りです。

  • リスニングセクション[100問・約45分]
  • リーディングセクション[100問・75分]

問題用紙はすべて英語で印刷されており、解答方法の指示もすべて英語です。

そのため事前に問題形式を確認しておくと、スムーズに回答できるようになります。

またテスト結果は合格・不合格ではなく、スコアで出されます。

最近の公開テストの平均スコアは560~580点前後となっていますが、管理職への昇進や海外赴任を目指すためにTOEICを受験する方も多く、その場合600点以上を目指すことが多いようです。

各パートの問題形式

TOEICテストは、以下のようなパートで構成されています。

試験本番では、次にどのパートが来るのかわかっているだけでも、かなり安心できます。
しっかり確認しておきましょう。

<リスニングセクション>計100問

Part 1写真描写問題6問問題用紙に印刷されている写真を見ながら4つの文章を聞き、写真に最も合った選択肢を選ぶ。
Part 2応答問題25問質問が流れ、それに対する3つの応答が流れるので、適切なものを選ぶ。
Part 3会話問題39問2人または3人の会話を聞き、その問題に関する3つの問題に答える。選択しは4つ。
Part 4説明文30問アナウンスやスピーチなどの会話を聞き、その内容に関する3つの問題に答える。選択しは4つ。

<リーディングセクション>計100問

Part 5短文穴埋め30問英文を読み、その空所に当てはまる語句を4つの選択肢の中から選ぶ。
Part 6長文穴埋め16問英文を読み、その空所に当てはまる語句を4つの選択肢の中から選ぶ。
Part 7長文読解54問長文に付随する問題について答える。

あなたがTOEICリスニングテストで高得点を取れない理由

日本人は特にリスニングが苦手と言われていますが、この記事を読まれている方の中にも「リーディングは得意なんだけど、どうしてもリスニングで点が取れない…」という方は多いのではないでしょうか。

そんな方は以下の2つのポイントをチェックしてみてください。

TOEICの試験時間・形式に慣れていない

一つ目のポイントは、「TOEICの試験時間や形式に慣れること」です。

上記でも少し触れましたが、TOEICは2時間かけて200問を解くという長丁場の試験。
そのため「試験慣れ」しておくことが重要です。

まずはパートごとに問題を解いていき、パートの問題形式や、長さに慣れていきましょう。

次に全体を通しで解くようにし、TOEICテストの長さに慣れていくようにしましょう。

最初の部分を聞き逃してしまっている

次に重要なのは「最初を聞き逃さないこと」です。

TOEICのリスニング問題では、英文は一度のみアナウンスされます。

そのため聞き逃してしまうとアナウンスはどんどん先に行ってしまい、その問題を解けないどころか、焦って次の問題にも影響を及ぼしてしまう、ということにもなってしまうのです。
 

短期間で高得点を取るための効果的勉強法

TOEICリスニングテストのポイントをつかんだとこで、具体的な勉強法を確認していきましょう。

上記でも少し触れましたが、大切なのは「最初を聞き逃さないこと」。

そのため最初は「出だし3語」を、慣れてきたら「動詞」まで聞き取る練習をするのが効果的です。

最初の3語を聞き取る練習をする

リスニングテストというと最初から最後まで聞き取ろうとしてしまいがちですが、重要なポイントをつかめていれば、すべて聞き取らなくても、正解を選び出すのはそこまで難しいことではありません。

特に英語は「結論が先に来る言語」なので、重要な内容は最初に含まれています。
そのため最初の3語を聞き取れるかどうかが重要になってくるのです。

最初はPart1など短い文章の問題文などで「3語リスニング」をやってみましょう。
ポイントは「すぐに日本語に訳そうとしないこと」です。

日本語に訳そうとすると早いリスニングについていくことができず、「3語」の聞き取りも難しくなってきてしまいます。

最初は単語の音だけに注目するようにしましょう。

最初から動詞まで聞き取る練習をする

次に最初から動詞まで聞き取るトレーニングを行います。
例えば以下のような例文が流れたとします。

例文:A woman is watching a TV.

最初の「A woman is」が聞き取れれば、「何か女性の動作に関することだな」と見当がつきますし、「watching」という動詞が聞き取れればかなり理解が深まるようになります。

リスニングした内容を頭の中で映像化してみる

次におすすめしたい勉強法は、「リスニングした内容を頭の中で映像化」してみることです。

例えば先ほどの例文だと、「A woman is」と聞き取れたところで女性の姿を想像し、「watching」が聞き取れたら「何かを見ている女性の姿」を想像するようにします。

リスニングした内容を日本語の「文章」に直そうとするとどうしても忘れてしまいがちですが、映像化することでより強く記憶にとどめておくことができます。

3語リスニングから動詞リスニングまでマスターしたら、ぜひチャレンジしてみましょう。

おすすめ教材と活用法

公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

TOEICテストを受けることになって最初に準備しておきたいのが、公式問題集。
まずはどんな問題が出題されるのかしっかり確認しておきましょう。

パートごとの練習や通しでテストを解く際にも最適。

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)

本番で予想されるあらゆるタイプの問題を5回の模試に完全網羅した問題集。

すべての設問について、正解を導くための手順と考え方をていねいに説明しているので、各パートの問題形式に慣れていきたいという場合にぴったりです。

解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part3&4 (イ・イクフンのStep by Step講座)

テスト8回分の問題数を収録したドリル形式の問題集。
しっかり回数をこなしたいという方におすすめ。

学習時間の目安と具体的な勉強スケジュール例

忙しい社会人の方の場合、TOEIC対策にいったいどれぐらい時間がかかるのか?という疑問を持たれる方も多いと思います。

一般的に現在400点台と仮定して、各スコアを取るのに必要な勉強時間の目安は表のとおりです。

600点400~600時間
700~730点600~1000時間
800点1000~1500時間
900点1500~2500時間

また毎日3時間勉強すると3カ月でスコアが100点アップともいわれています。

一概には言えませんが、まずはこれを目安に必要な勉強時間を算出してみましょう。

スケジュールを立てるポイントとしては、「TOEICテストを1度解く」「苦手なパートは繰り返し練習できるよう時間を取る」の2つがあげられます。

3時間勉強時間を取れるようであれば、はじめの2時間はTOEICテストを通しで解いてみて、TOEICテストの内容を知り、苦手なパートを把握するようにしましょう。

そして残りの1時間は、苦手なパートは重点的に対策するようにします。

学習する日を確保するには、手帳などに書き込み、予定として入れてしまうのがおすすめです。

必ず勉強できるように、日頃のスケジュールにしっかり組み込みましょう。

パート別の解法テクニック

TOEICはパートごとに出題形式が異なります。

そのためそのパートごとのテクニックを覚えておくと、本番の試験の時に落ち着いて解答することができます。

「3語リスニング」などの基本的なリスニング力が基礎になることは言うまでもありませんが、実践的なテクニックとして覚えておきましょう。

Part1:すべての写真に目を通す

Part1は、1枚の写真について4つの短い説明文が一度だけ放送される形式です。
 
写真は紙に印刷されており、最初から確認できるため、試験前にすべての写真に目を通しておくだけでもかなり落ち着いて解答することができます。

Part2:90秒の説明アナウンスに気を取られないようにする

Part20は1つの質問または文章に対する3つの答えがそれぞれ一度だけ放送されます。

それぞれ印刷はされていないため、アナウンスをどれだけ聞き取れるかが、ポイントになります。

リスニングに力を入れるあまり、最初の90秒の説明アナウンスに気を取られてしまうと、その後の本番の内容に集中できなくなってしまうこともあります。

最初は説明アナウンスであることを覚えておき、必ず本文から集中するようにしましょう。

Part3:設問を先読みする

Part3は、2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される形式です。
会話は印刷されていませんが、設問と選択肢は印刷されています。

そのため、事前に設問と選択肢をチェックしておくことで、リスニングのポイントをつかんでおくことが重要になります。

Part4:設問を先読みする

Part4ではアナウンスやナレーションと言ったミニトークが1度だけ放送されます。
ミニトークは印刷されておらず、設問と選択肢のみが印刷されています。

こちらもPart3と同じく印刷された設問と選択肢をチェックしておくことが重要です。

また問題用紙に印刷された図などと関連付けて回答する場合もあるので、必ず図表もチェックしておくようにしましょう。

まとめ

日本人が苦手意識を感じることが多いリスニング。

しかし英語のしくみを分かって「3語リスニング」などの練習を重ねていけば、立派な得点源になる可能性もあります。

すべて聞き取ろうとしてしまうと、返って加点のチャンスを見逃してしまうこともあります。

これを機会にぜひリスニングの勉強法を見直してみてはいかがでしょうか。

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