
多くのビジネスマンが受けているTOEIC。
特に、スキルアップや転職を考えているなら、良いスコアを取りたいと思う方は多いでしょう。
限られた時間の中で高得点を目指すには、正しい勉強法を知ることが大切です。
そこで今回は、目標のスコアに到達するための勉強方法や、おすすめの参考書を詳しくご紹介していきます。
TOEICの受験を検討している方は、まずは目標のスコアを定め、自分に合った勉強方法を見つけてみてください。
このページが、TOEICで高得点を取るための手助けとなれば幸いです。
レベル別!スキマ時間を活用した勉強方法
学生や社会人は、TOEICを受験しようと思っていても一日のうちに勉強に割ける時間はそう多くはないかと思います。
そこでまずは、空いた時間を見つけてできるおすすめの勉強方法をレベル別に紹介していこうと思います。
TOEIC初心者さんにおすすめの勉強法
まずは初めてTOEICを受ける方や、まだあまり英語力に自信のない方におすすめの勉強方法を紹介していこうと思います。
リスニング
英語学習初心者が、いきなりリスニングで高得点を取れる可能性はとても低いです。
それは、TOEICのリスニング問題は一度しか放送されないうえ、一度遅れてしまうとペースを取り戻すのがとても難しいからです。
これは経験を積んで克服していくしかない問題ですので、初心者の方は全ての問題を解こうとするのではなく、自分が解けそうな問題を確実に取りに行くというスタンスで臨むことをおすすめします。
初心者がスキマ時間にやるべきことは、とにかく英語音声を聞いて、英語独特のリズムや抑揚、スピードに慣れておくことです。
英語は日本語とは全く違う言語なのだということを、試験に臨む前にしっかり認識しておく必要があります。
それができなければ、英語の音声を聞いても頭には入ってきません。
まずは、英語と日本語は別物だという認識を持ち、勉強に臨むことをおすすめします。
初心者には、あまり難易度の高くないスピードラーニングなどの聞き流し教材をおすすめします。
筆記
TOEICの筆記試験は、ビジネス英語が中心に出題されます。
また、初心者が効率よくスコアを伸ばすためには、必要最低限の語彙力が求められます。
また、中学レベルの文法を理解しているだけで解ける問題も少なくはないので、まずは簡単な文法を完璧にし、ビジネスに関する単語を、簡単なものからでもいいので覚えておくようにしましょう。
初心者におすすめの単語帳と文法の教材を紹介します。
世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
KADOKAWA/中経出版 (2015-05-20)
売り上げランキング: 5,862
これは、TOEIC初心者にかなりおすすめの単語帳になっています。
まずはこの単語帳で語彙力を身に付け、初めてのTOEICに臨むことをおすすめします。
英語学習初心者向けに作られた、難易度の低い入門英単語帳で、全ての語彙にTOEICでの出題ポイントが記載されているので、TOEICに初めて臨む方にはぴったりの構成になっています。
単語帳に掲載されている単語が、TOEICでどのような形で出題されるかというのを知ることができるので、単語を覚えながら試験の対策ができるのも魅力です。
マンガでおさらい中学英語
KADOKAWA/中経出版 (2015-09-15)
売り上げランキング: 4,820
この「マンガでおさらい中学英語」は、文字通りマンガで英文法の基礎を学べるという参考書で、英語学習初心者にかなりおすすめの参考書です。
一般的な参考書とは違い、この本では文法の使い方を重点的に解説されています。
ただ文法の意味を羅列して紹介するわけではなく、この文法はどこでどう使うのか、他にどんな意味があるのかということを詳しく説明してくれているので、初心者の方も気軽に覚えていくことができます。
それだけでなく、内容がマンガで書かれているので、勉強が苦手な方でもスラスラ読み進めることができるのが魅力的です。
初心者が楽しく文法を学んでいくことができる参考書ですので、おすすめです。
600~700点を狙う中級者さんにおすすめの勉強法
次に、TOEICで600点~700点程度を狙っている方におすすめの勉強方法を紹介していきましょう。
600~700点レベルは、大体英語学習中級者程です。
あまり英語力に自信のない方はしっかり対策をしなければ到達することはできないと思いますので、油断せずにしっかり対策を練りましょう。
リスニング
600~700点を目指すのであれば、リスニングでは大体300~350点は取りたいところです。
ですので、初心者レベルでの対策の様に、自分のできる問題だけを正確に取りに行くという方法では上手くいきません。
このレベルでは、自分の解ける問題を選ぶより、リスニングパート全体でのペースを保つことに注力しましょう。
先ほども述べた通り、リスニングは一度しか放送されませんし、一度躓いてしまうと全く回答できなくなってしまう可能性があります。
なので、聞き取ることは当然ですが、何よりも自分のペースを保つことを最大限意識するようにしてください。
対策としては、単語を暗記する際にその正しい発音をしっかり確認しておき、リスニングで出題された際に聞き逃さないように耳を慣らしておくことをおすすめします。
単語の意味だけを覚えていても、発音を知らなければリスニングで出題された際に聞き取ることはできません。
そうなると必然的に、解答のペースが乱れてしまいます。
なので、日々のスキマ時間を利用し、音声付きの単語帳で、音とともに語彙力を鍛えておくことをおすすめします。
少し速いスピードの音声を聞き流して、英語の音声速度に慣れておくのも一つの手かと思います。
筆記
筆記の対策としては、語彙力だけでなく長文読解のスピードを上げること、そして英文読解に慣れることが必要になってきます。
リスニング対策と同様、読解問題においてもリズムを保ちながら解答していかなければ、得点を伸ばしていくことはできません。
自分のペースを保ちながら解答していき、時間内に問題を全て解き切ることができれば、600~700点に近づけるでしょう。
スキマ時間にできる対策としては、単語・熟語長や、長文問題が多く収録された問題集などを使って、英文読解のスピードを上げることがおすすめです。
そのためのおすすめの参考書を紹介します。
速読速聴・英単語 TOEIC TEST STANDARD 1800
Z会 (2012-03-08)
売り上げランキング: 28,468
この単語帳は、学習者ができるだけ単語を覚えやすいよう工夫された構成になっています。
この単語帳では、英文の中に単語を盛り込み、実際の英文の中でその単語がどう使われるのかというのを確認しながら、効率的に語彙力を伸ばすことができます。
英文ごと単語を覚えることで、その単語の正しい使い方も学ぶことができ、応用にも生かせるような語彙力が身に付くので、600~700点を目指す方の対策としてはもってこいの単語帳です。
英文とともに単語を覚えていくので、TOEICのリーディングパートの対策ができるのも魅力的です。
TOEIC形式の英文が130本収録されており、リーディングパートの練習も十分積むことができますし、リスニングのCDも付属してくるので、リスニングの対策も同時に行えます。
リスニング音声にはカナダ、アメリカ、イギリス、オーストラリアの4か国の英語が収録されているので、色々なアクセントの英語に触れることができるので、色々な英語に触れて後の英語学習にも役立てることができます。
800~900点を目指す上級者さんにおすすめの勉強法
それでは最後に、800点~900点を目指す方におすすめのスキマ時間の活用法を紹介していきます。
まずは、リスニングに関して重要視したいポイントを見ていきましょう。
リスニング
800点~900点を目指すのであれば、英文を聞き取ってしっかり内容を理解し、スムーズに問題を解答していく必要があります。
そのためには、日常的に速いスピードの英語に耳を慣らしておくことが重要になってきます。
普通の教材でも良いものはあるのですが、それよりも海外のニュースなどネイティブが話すスピードの速い英語に耳を慣らしておくのが良いでしょう。
通学や通勤の合間に、ニュースなどの音声を聞き流すことをおすすめします。
筆記
筆記に関しては、読解のスピードを上げるとともに正確性も上げていく必要があります。
何度も練習問題をこなすことで、スピードと理解する力というのは格段に上がっていきますし、TOEIC特有の試験問題にも慣れて段々正解率も上がっていくと思うので、この2つを意識して普段の勉強を進めていってください。
スキマ時間の活用としては、短時間で解けるような、読解問題のパートの問題を集めた問題集を、電車の中などで読んで問題を解くことをおすすめします。
その対策におすすめの教材はこちらです。
1駅1題 新TOEIC TEST 読解特急
朝日新聞出版 (2017-05-30)
売り上げランキング: 13,389
この参考書はシリーズになっているので、知っている方も多いかと思います。
このバージョンは難しくなった新形式問題に対応した読解問題を収録していますし、本自体もコンパクトなので、電車やバスなどでも気軽にサクッと勉強ができるので便利です。
次の駅に到着するまでに何問解こうと自分で決めて臨めば、自然と英文を素早く読む力がついてきますし、学習のメリハリも付くのでおすすめです。
この練習を毎日繰り返し、習慣をつければ確実に英文を読むスピードは上がっていきますし、問題を解く経験も積むことができます。
TOEIC勉強時間と期間の目安は?
あくまでも目安ですが、現時点でTOEIC400点を獲得している人を基準にした、目標スコアと必要な学習時間の表を載せておきますので、参考にしてみてください。
TOEIC目標スコア | 必要な学習時間 |
---|---|
600点 | 400~600時間 |
700~730点 | 600~1000時間 |
800点 | 1000~1500時間 |
900点 | 1500~2500時間 |
こう見ると、ハイスコアを取るためにはかなりの勉強時間を費やさなければならないことが分かりますが、時間だけを気にしても勉強の質が落ちてしまっては本末転倒ですので、今の自分の実力をしっかり把握しながら、地に足をつけて一歩ずつ歩んでいきましょう。
おすすめ教材はコレ!アルクのTOEICテスト対策講座
アルクは英語学習者の中ではかなり有名な会社で、人気があります。
アルクには目標のスコア別にテキストが用意されており、自分のレベルや目標に合った教材を選択して、無理なく勉強を進められるようになっています。
対策講座の学習だけで確実にスコアアップができるように、目標達成に必要な学習内容と時間を、順序立てて効率よく1日単位で用意してくれているので、カリキュラム通りに学習を進めれば、確実に目標を達成できるプログラムになっています。
自分で勉強のプランを立てるのが苦手な人や、自分一人では何をやればよいのかわからないといった方におすすめの講座になっています。
TOEICに臨む際に気を付けておきたいこと
先ほどでも述べた通り、TOEICは時間との勝負になります。
試験中にいかに自分のペースを保ち、最後まで解き切れるかどうかというのがポイントになります。
特にリスニングでは、音声は一度しか放送されず、聞き逃したり詰まったりしてしまうと簡単に自分のリズムは崩れてしまいます。
ハイスコアを目指すにしてもそうでないにしても、リスニングにおいて大事なのは、分からない問題を捨てる勇気を持つことです。
一つの問題にこだわりすぎると、次の放送に間に合わなくなってしまいますし、そうなってしまうと得点は中々伸びません。
なので、普段から問題を解く時には何度も聞き直さないこと、自分のリズムを意識して問題を解き切ることを心がけるようにしてください。
リズムを保つという点では、筆記問題に置いても同じことです。
自分の得意・不得意なパートをしっかり認識しておき、一問にかける時間をあらかじめ自分で設定しておくと、いざ本番で問題に取り組む際に慌てずに済みます。
問題を解いている途中で、時間をかけすぎているなと感じたら迷わずに次の問題へ移りましょう。
そうすることで、結果的に高得点に繋がります。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はTOEICの勉強法を中心に紹介してきました。
初心者の方も上級者の方も、今自分のできること、すべきことをしっかり行って、余裕をもって試験に臨めるよう努力してください。
スキマ時間を活用して対策を行い、自分の目指すスコアを獲得できるよう頑張ってくださいね。
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