
TOEICのためにいくら勉強を頑張っても、申し込みでつまずいてしまったら意味がないですよね。
申し込んだはずなのに受験できない・・なんてことは絶対に避けたい!
そこで今回は、TOEICの申し込み方法や手順、注意点などを細かくご説明していきます。
このページを読んでスムーズにTOEICの申し込みをできるようにしましょう。
目次
TOEICの日程の確認
まずTOEICを受験することにしたら実際に申し込みをする際に、TOEIC試験の日程を確認しましょう。
TOEIC Listening & Reading Testは年10回(2月と8月を除く各月)に実施されています。
基本的にTOEICは日曜日に実施されます。
第何日曜日かは特に決まってはいないので、受験日時が発表された際に確認するようにしましょう。
TOEICの公式サイトでは一年以上先の試験の日程も確認することができるので、効率よく勉強するためにも先の日程も確認しておくといいでしょう。
また、受験地によっては開催されない場合もあるので、地方都市に住んでいる場合などは特に実施される日程を受験地別によく確認しておく必要があります。
受験会場の確認
受験会場は全国80都市に設置されています。
そのため、どこに住んでいたとしても自分の都道府県で受験することが可能です。
しかし、具体的に試験会場を選択することはできません。
申し込みをする際に選択できるのは都道府県のみで、申し込み後に運営側が受験会場を指定します。
登録した住所によって近い会場が割り当てられるようになっていますが、必ずしも希望の受験会場で受験できるとは限りません。
自宅から離れている会場や初めていく会場などの場合は、事前に行き方をしっかりと調べておく必要があります。
また、受験会場は試験の2週間前に送付される受験票にて知らされます。
申し込みとは同時に知ることができないので、その点も注意が必要です。
以下は、東京の試験会場の一覧です。
このようにTOEICの試験会場のほとんど場合大学となっています。
早稲田大学や日本大学など規模の大きい大学は複数のキャンパスがあります。
そのため、大学名だけを確認するのではなく、どのキャンパスで試験が実施されるのかまで丁寧に確認しておきましょう。
申し込み期間の確認
試験の申し込みは、試験実施日の約3ケ月~2ケ月前に開始され、これは月によって異なります。
約40日前には申し込みが締め切られてしまうので、受験することが決まったら、なるべく早く申し込むようにしましょう。
この期間を過ぎてしまった場合は、一切申し込みをすることができないので気を付ける必要があります。
特に開催回数が少ない地方都市に住んでいる人は、日程などを勘違いしないように注意する必要があります。
本記事の最後では、申し込み忘れを防ぐための便利な機能を紹介しているので、日程の管理などが苦手な人はそれらをうまく利用するといいでしょう。
TOEICの受験料の確認
TOEIC Listening & Reading Testの受験料は1回5,725円 (税込)です。
また、TOEICにはリピート割引というものが用意されています。
これは、翌年の同じ月に受験をすると割引価格である5,092円で受験できるというものです。
約800円の割引となるので、毎年TOEICを受験している人は同じ月に受験することをおすすめします。
年に複数回受験する人はその度に割引を適用することができるので大きな節約となります。
ただし、この割引はオンラインで申し込みをした際のみに限ります。
また、リピート割引を適用したい場合は、必ず同じアカウントを利用してTOEICを申し込むようにしましょう。
申し込み方法
最初に知っておくべきことはTOEICの申し込み方法は2つあるということです。
1つはTOEICの公式サイトを利用したオンラインでの申し込み、もう1つはセブンイレブンなどのコンビニを利用した申し込み方法です。
オンライン申し込み
オンラインで申し込む際の簡単な流れは以下の通りです。
この方法では24時間好きな時に申し込みをすることができるので、忙しい人におすすめです。
- TOEIC申し込みサイトにログイン
- TOEIC公開テストメニューを選択して、”受験申込”をクリック
- 受験要領を確認・同意
- 申し込みフォームの記入
- 受験料の支払い
- 登録したメールアドレスに、TOEIC申し込み受領通知を受信
まず、オンラインでTOEICの申し込みをするには、TOEIC SQUAREというTOEIC運営協会のサイトのアカウントを作成する必要があります。
アカウント作成の際に必要になる情報は以下の通りです。
※このアカウントは2年以上ログインしない場合無効となってしまいます。2年以上ログインをしていないかった場合は、新しくアカウントを作り直すようにしましょう。
- 氏名(漢字)
- 氏名(カナ)
- 氏名(ローマ字)
- 生年月日
- 性別
- 住所(郵便番号から検索可能)
- 出身国
- 母国語
- 電話番号(ハイフンなし)
- Eメールアドレス
- ID(半角英数6文字以上、12文字以内)
- パスワード(アルファベットと数字を組み合わせた半角英数8文字以上)
また、この際に各種メールマガジンを登録するかを問われます。
このメールマガジンには「TOEIC L&R公開テスト申込受付開始・締切のご案内」というものがあり、試験の申し込み開始日や締め切りの日をメールで連絡してくれます。
申し込みを忘れてしまいそうな人や頻繁にTOEICを受験する人にとっては非常に便利なサービスなので、ぜひ登録することをおすすめします。
アカウント作成後、もしくはすでにアカウントを持っている場合は、ログインをして個人のページにアクセスします。
そうすると、いくつかの試験形式が表示されているので、そこから自分の受験したいものを選びます。
”受験申込”をクリックすると申し込みフォームが表示されるので、必要事項を入力しましょう。
ここではTOEIC SQUAREのアカウントを作成する際に入力した情報がすでに反映されているので、ほとんど入力することはありません。
内容のみを確認して、送信ボタンを押しましょう。
ただし、試験会場はここに入力した住所に基づいて決定されます。
そのため、住所に誤りがないかよく確認する必要があります。
このフォームを送信するとTOEICの申し込みが完了します。
申し込みが完了したら次は支払いです。
支払い方法は、クレジットカード、コンビニ、楽天会員IDの3つから選ぶことができます。クレジットカードまたは楽天会員IDを選択した場合はその場ですぐに支払いを完了させることができます。
一方で、コンビニを選択した場合は、申込日から3日以内に支払いを完了させる必要があります。
この期日を過ぎてしまうと申し込みが無効になってしまうので気を付けましょう。
支払いまですべて完了すると、登録したメールアドレスにTOEIC申し込み受領通知が送信されます。
このメールには申込番号が記載されています。
しっかりと目を通し、誤って削除しないよう試験当日まで保存しておきましょう。
コンビニでの申し込み
TOEICの申し込みができるコンビニは、セブンイレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートの4つです。
コンビニではそれぞれに設置されている機械を使って申し込みをすることができます。
セブンイレブンでの申し込み方法
セブンイレブンではマルチコピー機を使用して申し込むことができます。
操作手順は以下の通りです。
- 学び・教育を選択
- 資格・検定を選択
- 「TOEIC公開テスト」を選択
- 申し込み情報を入力
- 「払込票」発券
- 支払い
ファミリーマートでの申し込み方法
ファミリーマートではFamiポートという機械を使用して申し込むことができます。
操作手順は以下の通りです。
- 申込・請求を選択
- 「学び・教育」を含むボタンを選択
- 資格・検定 申込みサービスを選択
- 申込情報を入力
- 申込券発券
- 支払い
ローソン・ミニストップでの申し込み方法
ローソン・ミニストップではLoppiという機械を使用して申し込むことができます。
操作手順は以下の通りです。これは、ローソン、ミニストップ、どちらも同じです。
- 各種サービスメニューを選択
- 「各種申込(学び)」を含むボタンを選択
- 各種検定試験申込みを選択
- 「TOEIC公開テスト」を選択
- 申し込み情報を入力
- 申し込み券を発券
- 支払い
それぞれ機械での申し込みが完了すると払込票が発券されます。
それをレジまでもっていって支払いを完了するようにしましょう。
申し込み完了後、30分以内に支払いをしない場合は、入力情報が自動的にキャンセルされます。
そのため、機械での申し込みを終えたらすぐに支払いを済ませてしまうようにしましょう。
また、支払いをすると以下のものが渡されます。
セブンイレブンの場合
「お客様控(資格・検定試験代金払込票、資格検定サービス申込内容確認書)」、領収書(レシート)
ローソン、ミニストップの場合
「お客様控(お客様へのご案内、お申込み詳細、取扱明細書兼領収書)」
ファミリーマートの場合
「お客様控え(お申込み詳細、取扱明細書兼領収書)」
これらに記載のある申込番号は、試験日までのお問い合わせをする時に必要になるので、試験当日まで大切に保管しておくようにしましょう。
※申込番号の記載名はコンビニごとに以下のように異なります。
ローソン、ミニストップ:「お客様控」に記載されている「受付番号」
ファミリーマート:「お客様控え」に記載されている「受付番号」
オンライン、コンビニ以外の他、以前は各書店でもTOEICの申し込みをすることができました。
しかし、手続きの煩雑さを省くために現在では廃止されています。
2018年12月現在、利用できる申し込み方法は上記の2つのみとなるので覚えておきましょう。
申し込み内容の確認
申し込み時に入力した情報を確認したい時などは、以下の方法で内容を確認することができます。
オンラインで申し込みをした場合は、TOEIC SQUAREの「申し込み履歴」画面から確認することができます。
コンビニで申し込みをした場合は、電話でIIBC試験運営センターに確認をすることになります。
この際支払い時に受け取るお客様控えに記載のある申込番号が必要となります。
入力情報に誤りがあった場合など修正が可能な場合もあるので、不安な点があったらなるべく早く問い合わせるようにしましょう。
受験票の受け取り
受験票は試験の約2週間前に登録した住所に送付されます。
ここに受験地が記載されているので、事前に受験票が届いたらすぐに確認するようにしましょう。
申し込み時に記載した住所の近くになるよう配慮されていますが、受験人数が多い場合などやや遠い場所になることもあります。
受験場所の変更は一切できないので、家から移動時間がどれくらいかかるか事前にチェックしておきましょう。
また、受験票には証明写真を貼り、署名をする必要があります。
当日の受付をスムーズに終えるために、必要な作業はすべて自宅で済ませておくようにしましょう。
就職活動や昇進活動の際など、TOEICの結果の提出を求められる場面は多くあります。
そのため、履歴書と同じレベルとまでは言いませんが、なるべく整った格好で撮影した証明写真を使用することを推奨します。
万が一受験票が届かなかった場合は、受験票未着問い合わせ期間内にIIBC試験運営センターに電話で連絡する必要があります。
受験票未着問い合わせ期間は、試験の約10ケ月から2日前に設定されています。
受験票が届かないと思ったら、早めに問い合わせをするようにしましょう。
受験票が届かなかったからといって、試験日を変更したり、受験料を返金してもらうことができません。
TOEICのキャンセル方法
TOEICは一度申し込みをしてしまうと、キャンセルをすることは一切できません。
試験の日程も変更することができません。
そのため、TOEICを申しむ際には日程や受験地に間違いがないかよく確認するようにしましょう。
受験をしなかったとしても、受験料が変更されることはありません。
ただし、オンラインで申し込みコンビニ支払いを選択した場合、3日以内に支払いを完了しないと自動的にキャンセルとなります。
コンビニで申し込みをして支払いをしなかった場合も同様です。
申し込み内容に誤りがあった場合は、支払いをせずに新規で申し込むといいでしょう。
試験当日の持ち物
試験当日に必要なものは、以下の通りです。
受験票や本人確認書類がないと、当日TOEICを受験することができないので、忘れないように気を付けましょう。
証明写真に関しては事前に用意しておくのがベストですが、大抵の受験会場は大学であるため、証明写真ボックスが設置されています。
規定に沿っていない場合など、好ましくはないですが試験前に撮影することが可能な場合もあります。
また、本人確認書類は顔写真がついているものである必要があります。
- 受験票
- 6ヶ月以内に撮影した証明写真1枚(サイズは縦4cm×横3cm)
- 本人確認書類(運転免許証・学生証・社員証・パスポート・個人番号カード・住民基本台帳カードなど)
- 筆記用具
- 腕時計
申し込みの 注意点
支払いに関して
オンラインで申し込みをし、コンビニ支払いを選んだ場合は、申込日から3日以内に支払いを完了させる必要があります。
この期日を過ぎてしまうと申し込みが無効になってしまうので気を付けましょう。
また、コンビニで申し込んだ場合は、30分以内に支払う必要があります。
リピート割引に関して
前年と同じ年に受験をすると約800円のリピート割引が適用されるということを紹介しましたが、これが適用されるのは、オンラインで申し込みをした時のみとなります。
コンビニで申し込みをした場合は翌年の同じ年に受験をしたとしてもリピート割引は適用されないので注意しましょう。
また、団体一括受験申込みを含む各種バウチャーで申し込みをした場合も、リピート受験割引は適用されません。
領収書の発行に関して
大学の授業や職場への提出書類としてTOEICを受験しなければいけない場合など、学校や職場がTOEICの受験料を負担してくれることがあります。
その際領収書の発行が必要になりますが、オンライン上で領収書が発行できるのは試験日から6ヶ月以内となっています。
また、発行手続きができるのは1回限りとなります。
期間を過ぎている場合や2回目以降の発行は、オンラインで申し込むことができなくなります。
その場合は、IIBC試験運営センターに電話で問い合わせをする必要があります。
また、コンビニで申し込みをした場合は、レジで支払った際に領収書が発行されます。
それ以外のものはIIBC試験運営センターに問い合わせたとしても発行することができないので、紛失しないように気を付けましょう。
受験地について
受験地は全国に80箇所から選択することができます。
しかし、どの受験地も毎回試験を開始しているわけではありません。
東京や大阪など大きな都市であれば毎回試験が実施されますが、地方都市などは月によっては試験を実施しない場合もあります。
関東を例にすると、足利や小山などでは年間に3回しか試験が実施されません。
この他にも年回の10回の試験のうち実施されるのが5回以下の試験会場はたくさんあります。
そのため、日程を確認する際には受験地ごとのスケジュールを確認する必要があります。
申し込み期限について
オンラインとコンビニでは異なる申し込み期限が設けられています。
オンラインで申し込む場合、申し込みは締切り日の午後3時までと設定されています。
24時までではないので、夜に申し込もうと後回しにすることがないよう気を付けましょう。
また、コンビニで申し込みをする場合は、オンライン申し込みの締め切りの前日の24時までとなります。
このようにオンラインとコンビニでは締め切りが異なるので、混同してしまわないように気を付けましょう。
試験結果の通知に関して
TOEICの結果は試験日から約30日以内に登録した住所宛て発送されます。
しかし、オンラインで申し込んだ場合のみ、公式認定証発送予定日の約1週間前からオンライン上でスコアを確認することが可能です。
申し込みの際にオンラインでの結果確認を申し込むかどうかチェックする欄があるのですが、ここで「利用しない」にチェックをいれてしまうと、オンラインで成績を確認することができなくなってしまいます。
これは後から変更することができないので、サービスを利用したい場合は確実に「利用する」を選択するようにしましょう。
また、コンビニから申し込んだ場合は、オンラインで結果を確認することは一切できません。
公式認定証が自宅に発送されるまで待たなければいけないので、早く結果を知りたいという人はオンラインで申し込むようにしましょう。
受験地の変更について
受験地は登録されている住所に基づいてTOEICの運営側によって決定されます。
そのため、指定した受験地内での試験会場の変更は一切不可となっています。
前回と同じ会場で受験したい、友人と同じ会場で受験したい、という場合でも変更はできないので覚えておきましょう。
しかし、やむを得ない事情がある場合、席数に余裕のある限り試験会場ではなく受験地を変更することは可能です。
急な引っ越しや出張などで東京から大阪に受験地を変更する、ということは可能なので、IIBC試験運営センターに問い合わせるようにしましょう。
テストスケジュール通知サービス
TOEICには、申し込みを忘れないようにするために、テストスケジュール通知サービスというものがあります。
まず、スマートフォンアプリ「TOEIC Presents English Upgrader」では、TOEICの申込開始日、締切日が近づくとブッシュ通知で知らせてくれます。
また、このアプリはスケジュールを知らせてくれるだけではなく、TOEIC対策をすることもできます。単語帳機能や3択クイズなど薬に立つ機能が多くあります。
どちらも無料で利用することができるので、スマートフォンにダウンロードしておくといいでしょう。
また、メール配信サービスというものもあります。
このサービスを利用するにはTOEIC SQUAREに登録する必要があります。
TOEIC SQUAREのアカウント作成時にメール配信サービスを利用するかが選択できるので、試験の申込日や締め切り日を通知してもらいたい場合は登録しておくといいでしょう。
最後にTOEICの公式Twitterアカウントでも申込受付開始、締切案内などを配信しています。
その他、英語学習に役立つ情報もツイートしているので、Twitterを頻繁に利用している人は公式アカウントをフォローしておくといいでしょう。
→TOEIC Presents English Upgrader(iPhone版)
→TOEIC Presents English Upgrader(Android版)
まとめ
TOEICの申し込み方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
申し込み方法自体はとても簡単ですが、申し込みの締め切りが早いため、期限が過ぎないように気を付ける必要があります。
TOEICの申し込みは早めに済ませ、余裕をもって試験当日を迎えられるようにしましょう。
自分にぴったりな英語教材・勉強法を見つける
・英検
・英会話
・ビジネス英語
・旅行英会話
・TOEIC300点の方
・TOEIC400点の方
・TOEIC500点の方
・TOEIC600点の方
・リーディング
・スピーキング
・発音
・ライティング
・語彙力
・文法