TOEICで時間が足りない!となる人の傾向は?

TOEIC 時間
TOEIC試験を受ける方の多くが、時間内に全て終わらないという悩みを抱えているものです。

時間が足りなくなる人には必ず一定の傾向が見られます。
まずは、TOEIC試験受験における時間が足りなくなる人に見られがちな傾向を4パターンご紹介します。
ご自分にあてはまらないかチェックしてみてください。

1.TOEICに重要な時間配分が意識出来ていない

まず1つ目はTOEIC試験を完全制覇するために重要な時間配分を意識できていないことがあげられます。
一度試験を受けたことがある方なら誰もが感じるように、TOEICは時間内に問題を解ききれないように作られています。

その為、リーディングパート、リスニングセクションなどTOEICパートごとにどの時間配分で解いていくべきかというテストスケジュールを組んで取り組む必要があるのです。

ただやみくもに最初から解いていくという無計画な取り組み方をしていると、テスト終盤になって時間切れと言うことになってしまうのです。

2.集中力の途中低下

2つ目の問題は、試験終了まで集中力が持たないことです。
TOEICは試験問題の難易度が大きく変化するものがない代わりに、単調な問題を多く解かせることで英語力を調べる試験であるため、多くの受験者は、どうしても集中力が低下してしまいます。

また長時間、集中力を維持することはどうしても難しいことから、集中力をうまくコントロールする力が必要となります。

つまり、どのパートの問題に集中力を費やし、逆にどこのパートは手を抜くなど集中力の強弱をつけることが非常に大切です。

3.分からない所で立ち止まってしまう

3つ目は、わからない問題を考えすぎて、次に進めないというパターンです。
分からない所に固執し、必死に思い出そうとしたり考えたりしても時間を費やすだけです。

しかし、TOEICで時間が足りないとなりがちな方の多くは、これをやってしまうのです。

ここは発想の転換が大切です。
1つの分からない問題に捉われすぎるのではなく別の解ける問題にとりかかり、正解率をあげようと考えるべきです。

つまりもう少しで思い出せそうと立ち止まる時間があれば、思い切って捨ててしまいとりあえずマークして次に進むという姿勢を持つことが重要です。

4.上から順番に解いている

TOEIC問題はとにかく問題数が多い為、1つ1つ確実に上から答えていくというスタイルでは攻略できません。
まずは問題をざっと読み、分かるところから取り掛かるというスピードと正確性も非常に重要となります。

また一から考えるのではなく、消去法を上手に用いて可能性を排除し、そこから選択するという答え方をする必要がありますので覚えておきましょう。

TOEICの時間配分が新形式で変わった点は?

ではここからは、2016年から新形式TOEICテストとなったことにともない、変更となったと考えられる部分を3点ご紹介します。

1.TOEIC part6、part7の問題が増量

まず1つ目はリーディング問題を解くpart6とpart7の問題量が増えた点です。
新形式になるまでは、part6は12問だったものが16問になり、part7は48問から54問に増えました。
その代わり、part5の問題が40問から30問に減っています。

ただし、所要時間から考えるとpart5に比べてpart6が、またさらにpart7の方が解くのに時間がかかることから、結果としてpart6とpart7の問題量が増えたことで難易度が上がっています。

2.part7の難易度アップ

2つ目は、part7(リーディング問題)の難易度がアップしたことです。
part7は長文読解問題であり3つのパターンの問題があります。

1つ目はシングルパッセージと言われる1つの文章を読んだ後、2~5問の問題に答えるものです。
2つ目は、ダブルパッセージと呼ばれ2つの文章を読んだ後、5問に答えます。
3つ目はトリプルパッセージで3つの文章を読んだ後に5問に答えるものです。

長文を読み解く力が必要であることから、非常に集中力を要する関所となります。
そこの問題数が増えかつレベルアップされたことで、難易度も比例して上がっています。

3.英文量も増量

3つ目は英文の量も増えているという点です。

実際にTOEICの「公式問題集Vol.5/Vol.6」と、新方式に対応した問題集である「公式問題集 新形式問題対応編」を比べると明らかに後者のワード数が増えているとされています。

英文の量が増えたということはすなわち、スピードアップをしなくてはいけないということを意味します。

つまり、新方式になってからレベルと量が増えたことから、より時間配分を計画的に行い、日頃の勉強の時からパート別にリズムよく問題を解いていく情報処理能力が必要だということになります。

TOEICを制するのはリーディングの時間割

TOEICで高得点を狙いたい受験者がおさえておきたいのは、TOEICリーディングパートの時間配分をしっかりと組んだ上で取り組むことが欠かせません、

そこで、ここではTOEICリーディングセクションの3パートのポイントについて、またパートごとの時間割のポイントについてご紹介します。

1.リーディングセクションの3パートとは

まずはTOEICのリーディングセクションについて見ていきましょう。
リーディングセクションは、part5、part6、part7の3つに分かれています。

そしてpart5は短文の穴埋め問題であり問題数は30問あります。
part6は長文の穴埋め問題が16問です。
最後のpart7は最も多く54問あり、リーディング問題は全部で100問あることになります。

この100問を75分間で終わらせないといけません。
リーディングセクションの75分の時間配分をどう使うのかは受験者の自由となっています。

2.part5とpart6の時間配分のポイント

part5とpart6の時間配分のポイントはいかに後半のpart7に時間を残すかということです。

なぜなら、part7がもっとも時間が必要なセクションだからです。
目標としては、part5とpart6をそれぞれ10分で終わらせるようにしましょう。
もしくは、part5を12分、part6を8分で解き、残りを同じくpart7に残す方法も試してみるといいでしょう。

part6はもっとも問題数が少ない為、part5に少しでも時間を割くためにpart6の時間を削るのも1つの方法です。

とにかくどんどんと問題を終わらせていくことが大切ですが、捨てる問題であってもマークシートは適当な場所を塗りつぶすようにしてください。

3.part7の時間配分のポイント

リーディング問題の中でも特に時間が全く足りなかったと多くの受験者が答えるのがこのpart7のセクションです。

そこで、できる限りpart5とpart6を20分以内で終わらせ、残りの55分をじっくりかけてpart7を解くのがポイントです。

ちなみにpart7は、シングルパッセージが29問、ダブルパッセージが10問、トリプルパッセージが15問あります。
55分の中でもさらにパッセージ毎に時間を割り振っていく必要があります。
おススメは、シングルパッセージを25分、ダブルパッセージとトリプルパッセージを10分ずつで解いていく方法です。

ここで大切なのが問題を解いていくときに、何分で終わらせるという考えとつまりは何時何分になれば次に移らないといけないという意識の2つを持っておくことです。
そしてその時間割を問題用紙の隅にでもサッと書いておき、それを意識しながら解いていくことが重要です。

TOEICの時間を余るようにするにはリスニング問題を制御せよ

TOEIC 時間
TOEIC試験ではできる限り時間を余らせる、正確には余裕をもたせることが大切です。そこで注目したいのがリスニングパートをしっかりと制御することです。

そこでここではリスニング問題を解く上で大切となる3つのポイントをご紹介していきますので、チェックしていきましょう、

1.リスニング問題は1問15秒が目安

まずリスニング問題はpart1~4までの4部構成になっており、part1が10問、残りのpartが各30問ずつの100問から成り立っています。
そしてリスニングの時間は45分です。

この45分の間には、それぞれのパートの前に流れるDirection(説明文)が放送される時間が含まれています。

それらを差し引いて考えていくと、目安として1問15秒でサクサク答えていく必要があります。

2.part1~part4の時間配分のポイント

では具体的にpart1~part4までに時間配分のポイントを確認していきましょう。

まずは理想的な時間配分を以下にご紹介します。

  • part1 約5分間
  • part2 約10分間
  • part3 約14分間
  • part4 約16分間

ちなみにpart2は応答問題、part3は会話問題、part4は説明文問題となっています。
part2は1文章もしくは質問につき3つの答えが1回放送されます。
part3は2~3人で繰り広げられる会話が流れた後、問題と1回放送され4つの解答から選択します。
part4はミニトークが流れた後、設問が放送されるので4つの解答から答えるスタイルです。

問題数が少なくかつ写真描写問題であり問題に写真があるpart1はサッと終わらせ、問題数の多い残りの3partに時間を残すという方法が有効です。

3.説明時間を有効に活用し先読み必須

3つ目のポイントは説明時間を有効に活用することです。

特にpart1、part2の問題説明は聞く必要がない部分です。
そのため、その時間約2分45秒を有効に活用し、先に設問を読んでおくという方法を取ることが出来ます。

もっと余裕がある方は、問題説明の時間にリーディンセクションのpart5に取り掛かり始めるという方法がおすすめです。

本番のTOEICの時間管理トレーニングにおすすめアプリ

TOEICの時間管理トレーニングは、試験当日だけ意識してできるものではありません。
日頃の学習時にいかに時間配分を身体に叩き込んでおくかで随分と変わってきます。

そこで合わせてテスト当日にスムーズなペース配分を行うために、是非利用したいスマートフォンアプリも合わせてご紹介します。

1. TOEIC攻略タイマー

まず1つ目は無料アプリのTOEIC攻略タイマーです。
このタイマーには3つのモードがあります。

1つ目は「1Part徹底モード」と呼ばれ、所要時間及び問題数を入力すると自動的に1問辺りの時間配分を計算してくれます。
タイマーをセットし1問終わるごとに音声でお知らせしてくれ、かつ今何問目を解いていないといけない時間かというのも分かるのが便利です。

2つ目は「3Part通しモード」です。
これはリーディングパートの勉強に使用できるモードで、1つのpartが終わるべき時間ごとにお知らせしてくれます。

3つ目は通常のストップウォッチです。

このアプリは自動ロック防止機能があるため、学習中に画面を見たいという時に画面が操作できないストレスからも解放されます。

2. Toeic Stop Watch

2つ目のアプリは、TOEIC専用のアプリ「Toeic Stop Watch」です。

パートごとに矢印をタップすることで時間を設定でき、スタートを押すだけと使い方が非常にシンプルなので、使いやすい点が魅力です。

各パートは始まる前には音声で知らせてくれるのも分かりすい機能ですね。
このアプリも無料のアプリであり、通常のストップウオッチよりもより本番モードがますので緊張感を持って勉強することが出来ます。

まとめ

ここまで、TOEICの時間配分について詳しくお伝えしました。
今回お伝えしたノウハウを活用すれば、「TOEICが最後まで解けない!」と悩んでいる方も、もっと効率的に解答することができるはずです。
ぜひ、試してみてくださいね。

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