シャドーイング 効果
「シャドーイングって本当に効果があるの?」

あなたは今、そんな疑問をお持ちではありませんか?

いつからか、シャドーイングは英語学習法として有名になりましたが、実際のところ本当に英語力アップにつながるのでしょうか。

「効果があるなら試してみたいけど、もし無かったら……」と不安になってしまいますよね。

そんなあなたに朗報です。
シャドーイング学習には、効果があります!

実際、多くの研究者がシャドーイング学習の有効性を証明しており、1年間で偏差値が平均10.2上がったという実験データもあります。

つまり、正しい方法でシャドーイングを実践すれば、短期間で劇的に英語力を向上させることが可能なのです。

その結果は、必ずテストの点数にもあらわれてきます。

このページでは、効果的な練習方法だけでなく、具体的に成果を出すための勉強スケジュール、おすすめの教材などについてもご紹介していきます。

この記事で、あなたがシャドーイングについて深く理解し、その効果を実感できることを心から願っています。

シャドーイングとは?

シャドーイングとは、スクリプトを見ずに流れている英語の音声を聞きながら、それを声に出していく学習法のことを指します。

この際、聞こえてきた音を忠実に再現することが重要であり、耳で聞き取った音をそのまま口に出すようにします。

これを何度も繰り返していると内容を覚えてしまうこともありますが、決して同時に言わずに、少し遅れて声に出すこと、つまりshadow(後をつける)ということが肝心です。

このように説明すると簡単なように思えますが、英語耳が鍛えられていない日本人にはシャドーイングは難しく感じ、しっかりと音声に続けるようになるまで時間がかかります。

それだけに、この学習法を続けるとリスニング力を鍛えることができるとして、多くの英語教育の場ですすめられています。

シャドーイングは本当に効果があるの?

シャドーイングは実際に効果があります。

冒頭で説明した通り、1年間で偏差値が平均8.7上がったという実験データもあり、実際にTOEICのリスニングスコアが一カ月で180点アップした、という声もあるほどシャドーイングでは、効果を感じることができます。

効果を感じるまでの時間は個人差があるものの、正しい方法で確実に進めていけば、リスニング、発音などに変化を感じるはずです。

そのため、高校生から社会人まで多くの英語学習者がシャドーイングを学習に取り入れています。

シャドーイングで期待できる効果

リスニング力

シャドーイングで得られる効果として1番に挙げられるのは、まずリスニング力の向上です。

では、具体的になぜシャドーイングでリスニング力が上がるのかを解説していきましょう。

まず、音をまねなければいけないシャドーイングでは、何度も同じ音を聞くことになるので、その中で自分が聞き取りにくい音を明確にすることができます。

特に、非ネイティブにとってはあまりなじみのないリンキング、省略音に慣れることができます。

リンキングとは、単語を文章にして読み上げた時に前後の単語がつながって聞こえることで、省略音とは単語がつながることで消える音のことを指します。

このように文章で説明することは簡単ですが、実際にどういう風に発音されるのか、というところまでしっかりと認識ができていないため、何を言っているか聞き取れない、ということがあります。

そこでシャドーイングを行い、1つ1つの音を正確に聞き取ることで実際にリンキング、省略音によって発音がどう変化するのかを学ぶことができます。

そして、文章になって音が変化した場合でもしっかりと聞き取ることができ、内容が理解できるようになるのです。

正しい発音ができるようになる

次に、シャドーイングでは正しい発音を身に付けることができます。

まず、シャドーイングを毎日行うことで、英語を発音する時に使う口の周りの筋肉を鍛えることができます。

英語と日本語では使う筋肉が違うため、日本語だけを話していると、英語の発音をうまくすることができません

そこで毎日シャドーイングをして筋肉を鍛えることで、英語が発音しやすくなります。

さらに、聞こえた音を忠実に再現するするディクテーションでは正しい発音を身に付けることができます。

英語の独特なリズムやアクセントも身に付けることができるので、自然な英語を話せるようになるでしょう。

シャドーイングは受験対策にも有効?

大学受験ではセンター試験をはじめ多くの大学がリスニング問題を導入しています。

文法や読解問題を得意としていても、学校の授業ではあまり対策がされていないリスニングは苦手としている学生も多く、ライバルとの差が付きやすい箇所とされています。

つまり、リスニングを強化することで、ライバルよりも高得点をとり、合格に近づくことができると言えます。

シャドーイングでは、リスニング力を高めることができるため、受験対策としては非常に効果的な学習法になります。

シャドーイングでリスニング力を鍛えておけば、受験レベルの英文であれば簡単に聞き取れるようになりますし、短いとすら感じるようになるでしょう。

そして、内容もしっかりと理解できるようになるため、試験での正答率も上がります。

シャドーイングの効果的な練習方法

まずはリスニングから

シャドーイングを実際にする際には、まずスクリプトを見ずに英語音声だけを聞いてみます。

この際は10秒から20秒程度の短いものから始めるのがいいでしょう。

この時点では音が聞き取れなかったり、内容が全く理解できなかったりしても問題ありません。

とにかく、どのように発音されているのか?という点に重点をおき、しっかりと聞くことが大切です。

ディクテーションをする

何度かリスニングを繰り返してある程度の音が聞き取れるようになったら、実際に聞こえた音を書きとるディクテーションを行いましょう。

この際は何を言っているかはっきりと分からなくても、聞こえた通りに文字にするようにします。

実際に文字にしてみると、どの音が聞き取れないのかがより明確になり、どういうときにリンキング(音のつながり)や省略音が使われるのかが理解しやすくなります。

精読する

ディクテーションをしてすべての音を聞き取れたと思ったら、スクリプトを見て間違いがないかを確認します。

この作業を1つ1つ丁寧にやっていくことで、リスニングだけでは気が付くことができなかった、どの音が聞き取れないのか、間違えやすいのかを明確にすることができます。

そして、何が苦手なのかを把握することができるでしょう。

同時に、わからない単語などに関しては、発音やアクセントもしっかりと確認をしておきます。

そうすることで、次に聞いたときにその単語を聞き取ることができるようになりますし、発音も正しくすることができます。

あわせて文法、文構造もチェックをしておきましょう。文構造を理解しておくだけで、シャドーイングがしやすくなりますし、リスニングと同時に意味も理解できるようにする特訓になります。

実際にシャドーイングをしてみる

以上のシャドーイングの下準備を完了したら、実際にシャドーイングを始めてみましょう。

しかし、最初の内はうまく発音できないことがほとんどで、シャドーイングをしても英文が読まれるスピードについていけないことがほとんどです。

その場合は再生速度を0.7~0.9倍速に落として少しずつ慣れていくようにしましょう。

最初から速い速度で練習をしたほうが効果的のように思えるかもしれませんが、重要なことは聞いた音を正しく発音するということです。

そのため、ゆっくりでいいので確実に正しく発音する練習をするようにしましょう。

その際に、自分の声よりも音声のほうが大きくなるようにするのがポイントです。

話すことよりも聞くことに重点を置く必要があるため、自分の声で音声を消さないように注意が必要です。

また、音声を3~5秒前に戻すことができる区間リピートも苦手な音を徹底的に練習したい人にはおすすめです。

音声のスピードを上げてみる

シャドーイングにある程度慣れてきたら、次は音声の速度を速めてみましょう。

通常の速度であってもその音声にしっかりとついていくことができれば、かなり英語耳が鍛えられていることになります。

さらに、早い音声に慣れると、聞き取った音声をすぐに頭の中で理解できるようになります。

そうすると、受験やTOEICなどのリスニングなどで音を聞き漏らすことなく、素早く回答をすることができるようになります。

このレベルになると、ディクテーションの効果がスコアなどの点数として現れるようになるので、効果があると感じることができるようになるでしょう。

どれくらいの期間で効果が得られるの?

シャドーイングは、まず慣れることから始めなければいけないので、最初の内はうまくいかないことがほとんどでしょう。

最初の2週間は音が聞き取れなかったり、口が回らなかったりなど、シャドーイングがうまくできないということはよくあります。

しかし、それでも繰り返しシャドーイングを繰り返していくことで、人によって差はあるものの、シャドーイングを初めて3か月程度したことから多くの人が効果を感じ始めます。

音がはっきり聞き取れるようになったり、それらの音を自分でも再現できるようになったります。

そうすると、試験やTOEICなどでもリスニング問題が解きやすくなり、スコアアップにつながります。

その後も長く継続すればするほど、多くの音に触れることになるのでリスニング力は向上していきます。

また、多くの英文に触れることで新しい単語や表現を覚えるなど、リスニング以外の知識も身に付けることができるので、総合的な英語力の向上を期待できます。

勉強時間の目安とスケジュール例

シャドーイングは、1日20分程度を継続して行うことが重要です。

ちょっとした隙間時間を見つけて、集中して20分間取り組むようしましょう。

英語耳を作るには、慣れることが最も重要です。

そのため、朝起きてすぐや寝る前の時間、学校や仕事の休憩時間など、隙間時間を見つけて毎日取り組むようにしましょう。

ある程度慣れてきて長いスクリプトに挑戦するときなどは1日の時間を30分、40分と増やすのもいいでしょう。

しかし、まずは無理なく続けられるよう短めの20分から確実に継続することが重要です。

例えば、

1日目:リスニング10分+ディクテーション10分
2日目:精読5分+シャドーイング10分+速度アップ5分

という風に進めれば、2日で1つの英文をクリアすることができます。

もちろん、英語音声の長さや難易度によってもかかる時間は変わるので、調整しながらやってみてください。

シャドーイングにおすすめの参考書・教材

英語のスピーキングが驚くほど上達する NOBU式トレーニング

本書では中1、中2、中3でレベル分けされた実際にネイティブが使う表現が多数掲載されています。

難易度もそこまで難しくなく、シャドーイングをするにはちょうどいい長さの英文が多くあるので、これからディクテーションを始めたい、という人にも取り組みやすくなっています。

また、英文自体も実用的なので、シャドーイングの際にインプットをしてしまえば、そのまま日常でも使用することができます。

英語がわかるリスニング[CD]―ゆっくりだから聞きとれる! VOAスペシャルイングリッシュ

タイトルの通り、CDには通常のものよりもゆっくりめの音声が収録されています。

そのため、まずは1つ1つの音をしっかりと聞き取りたい、という人には取り組みやすい教材となっています。

また、収録されている英文もディズニー・ワールド、マクドナルドに関するものなど身近な内容を扱っているので楽しく学習することができます。

ゼロからスタートディクテーション

本書はシャドーイングではなく、ディクテーション向けの教材ですが、上記で紹介したシャドーイングをするまでの準備段階がすべて含まれています。

そのため、本書に従ってディクテーション、発音の確認まで行った上でシャドーイングをすれば、正しい手順でシャドーイングができることになります。

掲載されている英文は短文からニュースまで幅広いので、難易度も自由に調整することができます。

決定版 英語シャドーイング 入門編

本書はシャドーイング専門教材であるため、シャドーイングのやり方から丁寧に説明されています。

そのため、初めてシャドーイングに取り組む人向けの教材です。

また、使われている単語も比較的簡単なものが多いので、英語初心者の人にも使いやすい教材となっています。

多聴多読マガジン

多聴多読マガジンとはシャドーイングを練習するための月刊誌です。

幼児レベルから社会人レベルの文章まで掲載されているので、徐々にレベルを上げつつシャドーイングの練習をすることができます。

また、月刊誌であるため、毎月新しい英文で練習することもでき、量をこなしたい人にもおすすめです。

まとめ

シャドーイングの方法や効果について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

正しいやり方で毎日シャドーイングを行えば、リスニング力の向上、そしてテストの点数アップを狙うことができます。

今回は、具体的な練習方法や学習時間の目安、教材についてもご紹介しましたので、ぜひ参考にして学習に取り入れてみてください。

きっと、あなたも効果を実感できると思いますよ!!