「子どもの教育費をケチるのは、子どもへの愛情が足りない証拠だよね」

ママ友4人でお茶をしていた時のこと。
1人のママ友が言った、何気ない一言でしたが、自分のことを言われているようで、チクリと胸が痛みました。

このメンバーのママは、教育熱心な方ばかりで、日ごろから情報収集をしっかりされており、よく子どもの教材やおけいこについて教えてくれます。

とても仲良くさせてもらっていて、ありがたいのですが、私は経済的に余裕がなく、皆さんほど教育にお金がかけられていないことには、周りも薄々感づいているようでした。
だから、この時ばかりは、どうしても自分のことを言われているみたいで悲しかったのです。

この発言をしたママ友さんは最近、総額80万円以上する子どもの英語教材「ディズニー英語システム」を購入したとのこと。

たしかに、子どもの教材にそれだけのお金をかけようと思えば、親が他の何かを削って捻出しなければいけません。
だから、「教材費=子どもへの愛情」というのは、必ずしもそうとは言えなくとも、あながち間違いではないように思いました。

私は子どもの将来を思って、教育をしっかりさせたいという気持ちはあるものの、なかなか踏ん切りがつかず、教室やおけいこに通わせてあげたりすることが、できずにいました。
できるだけ本屋などで、子どものためになりそうな教材は買ってあげていましたが、明らかに、周りの子どもの方が、いろんなことができるようになっているのがわかり、焦りました。

特にこの頃は、周りのママ友が、小学校入学を意識して、英語教育に力を入れ始めていた時期。
私自身、学生の頃から英語ができずに苦労した経験があったので、子どもには、英語をしっかり習得できる環境を与えてあげたいという気持ちもあり、何か始めなくてはと思っていました。

そんな時「ディズニー英語システムを購入して良かった!」というママ友のお話を聞き、教材に興味を持ちました。

私の5歳の息子と同い年である、例のママ友の息子さんは、すでに英語のフレーズや歌をとてもきれいな発音で言えるようになっていて、本当に良い教材なのだとわかりました。

そんなことがあり、ここは思い切って子どもの将来のために親が踏ん張らなくてはと思いました。

ついに「ディズニー英語システム」を買うことを決意!しかし、よかったのは始めだけだった…

やはり、どれだけ良い教材でも、子どもが気に入ってくれなくては意味がないので、まずは無料サンプルを請求して、反応を見ることに。

私の5歳の子ども―智くんはこれまで、さほど絵本教材やDVDに興味を示したことがなかったので、どうかな?と不安でしたが、まさかの大ヒット。笑

DVDでミッキーさんが出てくると、セリフをマネして言って、キャッキャと声を上げて笑うのです。(その姿がとてつもなくかわいい…。←親バカです。笑)
DVDが終わると、「ミッキーさん、面白い!もう一回見る!」と言って、教材が届いた日には、1日で2回見てくれました!
英語のCDをかけてもノリノリで体を動かしながら、CDに合わせて声を出していましたし、絵本も自分から進んで読んでくれました。
さすが、天下のディズニー教材おそるべし・・・。

これまでにない手ごたえを感じ、旦那さんに相談したところ、はじめは「そんな高いの、いらんやろー」と適当に流されましたが、粘り強く、教材の良さをプレゼンテーションしたところ、最終的には「そこまで言うなら、まぁいいよ」と言ってくれました!

そしてついに、ローンを組んで、なんとか超高額教材の「ディズニー英語システム」を購入!!

しかし……結論から言うと、私の努力と期待は、たった1ケ月で簡単に裏切られてしまいました。
よかったのは、本当にはじめの1ケ月だけ。
もちろん教材の内容自体はよかったと思います。
でも、智くんは1ケ月で、DSのゲームにハマりはじめ、ディズニーの教材には全く興味を示さなくなってしまったのです。

さりげなくDVDを付けたりしてみたのですが、全く見てはおらず、CDをかけても、別の部屋に行ってしまうことがよくありました。

よくよく考えれば、飽きやすい子どもにはよくあることなのかもしれません。しかし、値段が値段というだけあって、現実を受け止められませんでした。

夫も家計を気にする発言をし始め、「やらないなら返品できないの?」と言いましたが、ディズニー英語システムには、返品制度がありません…。

ディズニー教材を買った、ママ友のお子さんも飽きずに勉強しているみたいだし、きっとうまくやる気を出させれば、勉強してくれるはず!と思い、
「ディズニーでお勉強したら、おやつ食べていいよ」とか「智くん、最近見てくれないからミッキーさん泣いてるよ」とか何度も言ってみたのですが、智くんは「やだ!!!ミッキーさん嫌いだから見ない!」と言って、機嫌が悪くなる一方でした。

やっとの思いで購入したディズニー教材に息子が見向きもしなくなってしまい、追い詰められた私は、いつの間にか感情的に智くんを叱ってしまっていました。
すると、智くんが泣いてしまい、「ママ、どうしてそんなに怒るの?こわい!嫌い!嫌いー!」と言って私を恐れるような目でにらんできたのです。
私も泣きたい気持ちでした。

智くんのために…と思ってしたことなのに、なんでうまくいかないんだろう。
他のママ友はうまくいっているのに、どうして私はできないんだろう……。
そう思うと親として本当に情けなく、どうすればいいのかわからなくなってしまいました。

子どもにとって、高い・安いは関係なかった・・・

私は、しばらく英語教育について考えるのをやめていました。
智くんが楽しいなら、楽しい遊びをしてくれていればいいや、と思うようになり、以前仲良くしていたママ友とも少し距離を置くようになりました。
そんな時、幼稚園のお迎えでよく一緒になる、一人のママさんと、親しく話すようになりました。
ある時、子どもを連れて、帰り道にその方と一緒に歩いていると、その息子さんが、時々英語を言っていることに気づきました。
「英語教室でも行かれてるんですか?」と聞いたところ、自宅で学習しているとのことで、どんな勉強をしているのか、詳しく聞かせてもらうことに。

その方のお話を聞いて、自分の考えが間違っていたことに気づきました。

それは、高い教材が必ずしも子どもにとって良いとは限らないということです。

たしかに、値段が高いものは、内容も充実していることが多いですが、それを活用してくれるかは、結局のところ、子ども次第。
子どもにとって、高い・安いは関係ありませんでした。

すっかり落ち込んでしまっていた私ですが、そのママさんのアドバイスを受けて、英語教育にもう一度チャレンジしてみたところ、日に日に効果が目に見えてきました!

なんと今では、私の息子も日常の会話で自然に英語のフレーズを話すほど、実力がついてきて、本当に驚いています。
大切なことは、子どもに適した教材を見つけ、遊び感覚で勉強させてあげることなんだと、この経験を通して気づくことができました。
以下、私が実践した教育方法について説明していきます♪

子どもの英語教育には右脳を活性化させて「バイリンガルスイッチ」を入れてあげることが重要だった!

①モチベーションを高く保てる教材で、学習を継続!「バイリンガルスイッチ」をONに!

先ほどのママ友さんに聞いたところ、「7+BILINGUAL(セブンプラス・バイリンガル)」という教材を使っていると教えてもらいました。

聞いたことのない教材名だったのですが、後で調べてみると、右脳教育で有名な七田式の子ども用英語教材だとわかりました。

「どうせまた飽きてしまうだろうし、これ以上お金を無駄にできないと思い、買うのはやめておこう」とも思ったのですが、七田式は右脳を活性化させ記憶を定着させる方法で、ディズニーとは、また全く違ったアプローチの仕方をしている点が気になり、一か八か購入してみることに。

すると、息子は教材を気に入ったらしく、今までに見たことがない集中力で取り組んでくれました。
ディズニーと違うところは、「CD+テキスト」で、自分がどこまでやったか、わかりやすいところ。
智くんは、「今日はここまでできたね」と言うととても嬉しそうにして、また次の日も「幼稚園から帰ったら、あれやっていい?」と言って、ほとんど毎日勉強してくれました。
それまで気づいていなかったのですが、達成感を味わうと頑張れるタイプの子どもだということが、この教材に出会ってわかりました。

それと、七田式右脳教育で子どもの英語能力を開花させるために必要な「バイリンガルスイッチ」を入れてあげることができたのも、功を奏したようです。
脳には、右脳と左脳があり、「右脳は感性やイメージ」「左脳は理論」をつかさどっていると言われています。
右脳は、生まれてすぐは非常に活発な状態なのですが、成長するにつれ左脳の働きが強くなってきます。
そのため、幼少期にいかに右脳を鍛えられるかが、後の能力を決定づける大きな要因になってくるのです。
また、右脳記憶のトレーニングをすることで、イメージで覚えることができるようになり、短期間で大量の記憶ができるようになるとのことでした。

七田式英語教育の特徴的な点は、一度聞いた英語音声を3倍速で聞くというところ。
これをすると、集中力や記憶力がアップするそうです。

実際、智くんの場合だと、1ケ月ほどで、フレーズをぽつりぽつりと言い始め、1年後にはテキスト内の英語を全て暗記してしまいました(^▽^)

1年間飽きることもなく、勉強が続けられたということを振り返っても、この教材は本当に息子に合っていたのだと思います!
塗り絵が付いていて、楽しく勉強できる点も、子どもにとっては、ポイントが高かったようです!

②複数の教材を併用して、インプットの幅を広げる

ディズニー教材を使っていた時は、それだけしか教材を用意していませんでしたが、「英語のアニメDVDを色々と見せてあげるのも、良いと思うよ!」とママ友さんに教えていただき、実践してみました。

やはり、飽きないように複数の種類のものを見せるのは、学習を継続するという意味で良いと思います。(ただし、1回しか見せないのはあまり効果がないので、子どもが好きなものをローテーションで見せてあげてください)

私の息子は、七田教材で出てくるフレーズを先に言い始めましたが、DVDを何度か見せていると、DVDに出てくる英語も言えるようになってきました。
私は、ある程度言えるようになったら、新しいものを追加で見せたりして、インプットの幅を広げられるようにしています。

DVDをたくさん買うのは大変なので、レンタルショップや映像配信サービスを活用するといいです。
映像配信サービスなら、Netflixが子ども用の英語アニメが充実しているのでおすすめですよ。

③アウトプットができる環境を整える

子どもが覚えた英語をアウトプットできる環境を整えてあげることは重要だと思います。
何度も英語を聞いていると、フレーズは覚えてくれますが、家の中でそれを好きに話しているだけでは、英語ができるようになったとは言えません。

「覚えた英語を言えること」と、「実際の会話やシチュエーションの中で英語を使いこなせること」との間には距離があるので、これを埋めるためには、実際に英語を話せる環境を用意してあげることが必要だとママ友さんが教えてくれました。

私が活用しているのは、家の近くにある教会で開かれている幼児向け英語教室です。
協会によって月謝は様々ですが、通常の子ども英語教室よりは安価なところが多く、私は1,500円/月で通わせてもらっています。

智くんは、はじめは恥ずかしがって部屋の隅でひっこんでいましたが、最近は自分の覚えた英語フレーズを聞いてほしいらしく、ネイティブの先生に話しかけまくっています。笑

また、先ほど紹介した教材―セブンプラス・バイリンガルには、無料のオンライン英会話レッスン(5回)が付いているので、これも活用しました。
先生は、セブンプラス・バイリンガルの内容に沿ってレッスンを進めてくれて、レッスン後には、振り返りレポートももらうことができました。
とても充実した内容だったので、もしセブンプラス・バイリンガルを購入されるなら、こちらも積極的に使ってみるといいと思います。

返金保証がある教材がおすすめ!

私が、セブンプラス・バイリンガルを購入した決め手は、「返金保証」でした。
ディズニー英語システムで大金を無駄にしてしまった後だったので、この保証がなければ、購入していなかったと思います。
もし、効果がなかった場合、購入から90日以内にメールで返金希望を申し出れば、全額返金してもらえます。

私の場合は、1ケ月ほど経った頃から効果を実感していたので、この保証制度のお世話になることはありませんでした。
ですが、やはり子どもによって合う・合わないはあると思うので、この教材に限らず、英語教材を購入する際は、できるだけ返金保証が付いているものを選ぶといいと思います♪

追伸

もちろん、今回紹介した方法が、全ての子どもに合うとは思っていません。
ですが、一つの体験談として、参考にしていただけると嬉しいです。
最後にこの記事のポイントをまとめておきます。

・子どもの英語教材に高い・安いは関係ない !
・子どもの右脳を活性化させ、英語スイッチを入れてあげる教材としてセブンプラス・バイリンガルはおすすめ
・複数の教材でインプットの幅を広げることが重要
・実際に英語を使える環境を与えてあげることも大切

高額教材を買うのもいいですが、まずは親も無理をせずに購入できる金額のもの(もしくは返金保証があるもの)を選んだ方が無難だと私は思います。
私が購入したセブンプラス・バイリンガルのように、それほど高くない教材でも、内容がいいものはあります。

子どもにはこれからたくさんお金がかかりますし、どうせお金を使うなら、遊びに連れていってあげるとか、楽しい思い出を作るために使ってあげた方がよかったな、と個人的には思っています。
まだまだ未熟な私の体験談でしたが、わが子を愛するママさんのために少しでもお力になれれば、幸いです。

この記事を書いた人:MAIKO

結婚7年目。5歳の子どもを持つ新米ママです。
得意なことは、お菓子作り&フラダンス。
初めての子育てに毎日奮闘中。
子どもと一緒に成長しながら、皆さまのお役に立てる情報を発信していきたいです!

自分にぴったりな英語教材・勉強法を見つける

目的別
TOEIC
英検
英会話
ビジネス英語
旅行英会話
レベル別
英語初心者の方
TOEIC300点の方
TOEIC400点の方
TOEIC500点の方
TOEIC600点の方
技能別
リスニング
リーディング
スピーキング
発音
ライティング
語彙力
文法