システム英単語とは

システム英単語とは、駿台文庫が出版している人気英単語帳シリーズです。
システム英単語は主に大学受験向けの英単語帳となっており、多くの高校でも教材として採用されています。
そして、システム英単語の独自の構成から効果が得やすいとして、高校1年生から受験性まで多くの学生から支持されている単語帳です。
受験用単語帳として定番となった今では、ターゲットやキクタンとも比較されることが多く、シス単の愛称で親しまれています。

システム英単語の学習方法・使い方は?

システム英単語は以下のステップで学習を進めるのが効果的です。
まずは付属の赤シートを使って、どの単語をすでに知っていて、どれをこれから学習するべきなのか、というのを分けましょう。
最初にこのように単語を整理することによって、その後の単語学習が効率的になります。

次に、覚えていなかった単語を徹底的に学習します。この際に見て覚えてもいいですし、書いて覚えるのも効果的です。
しかし、一番効率的なのは音読です。

目と耳の両方で覚えることで、吸収が早くなります。
そして、この作業を何周も繰り返すことで、覚えていなかった単語をすべて暗記します。
ある程度すべての単語を暗記できたと思ったら、最後にアウトプットをして定着力を確認しましょう
。最初と同じように赤シートを使って、すぐに単語が出てくるかを確認します。

これを高速で何回も繰り返すことで、単語がすぐに出てくるところまで、完成度を高めましょう。
また、自分で類似語や熟語を書き加えるなど、補足情報を加えていくことも重要です。
そのようにして、自分だけの単語帳を作り上げていくようにしましょう。

CD音声の使い方

CDを購入したら、1日に100語程度のペースで学習していくのがいいでしょう。
1章、2章はそれぞれ600語ずつ掲載しているので、このペースで学習をすると、おおよそ2週間で習得することができるようになります。
肝心な学習法ですが、CDで聞くと同時に音読をするようにしましょう。
最初はそれを繰り返し、単語を定着させます。
そして、1日100語ずつ1章まで覚えたら、次は章ごとに一気に600語ずつ単語を聞くようにしましょう。

この2段階を単語が完璧に定着するまで繰り返すのが、CDの効率的な使い方です。
そして、余裕があれば、3章、4章というように、章ごとに学習を進めていきましょう。

この際に、一番最初からすべての章を通して覚えようとすると、一番基礎となる1章2章の内容が抜け落ちてしまうことがあります。
ですでの、まずは一番頻出度が高い序盤の章から完璧に固めていくようしましょう。

システム英単語を使って大学受験勉強!これを覚えたらどこまでいける?

いつまでにどこまで覚えればいいの?

大学受験向けに学習するのであれば、高校3年生の春までには、センター試験レベルであえる第2章までは覚えておきましょう。
このレベルまで覚えておけば、基礎レベルはカバーできていることになるので、文法問題や長文問題を解いているときも単語で苦戦することはありません。

そのため、第2章までは受験勉強のベースつくりとして早めに習得しておくようにしましょう。
第3章以降に関しては、実際に入試の過去問を解き始める夏あたりまでに完成させておくと、その後の学習がスムーズになります。
受験が近くなると、応用問題を解くことが多くなるので、単語学習に時間を割くのが難しくなります。
そのため、時間に余裕があるうちに、単語はすべて固めておくようにしましょう。

効率的な覚え方は?1日何語覚えればいいの?

1日に覚える単語は個人にもよりますが、1日50単語程度ずつ覚えるのがいいでしょう。
そして、1つの章を終えたら総復習、完全に暗記ができたら次の章に進む、という覚え方がおすすめです。
システム英単語はレベルごとに分かれているので、序盤の章ほどしっかりと学習する必要があります。
ですので、一気に1冊すべての単語を覚えるのではなく、序盤を完璧にしたら次に進む、というようにもれなく学習していくことが重要です。

また、CDを購入したのであれば、音と共に覚えることができるので、1日100単語まで増やしてもいいでしょう。
しかし、一日に確保できる時間にもよるので、個人のペースにあった学習単語数を設定するのが、継続のコツです。

システム英単語だけで国公立大学や東大・京大・医学部は狙える?

システム英単語は、難関国公立大レベルもカバーしているとされていますが、実際に東大・京大レベルとなると、システム英単語に載っていない単語も学習する必要があります。

特に医学部レベルになると、医療関連の単語も学ばなければいけないので、通常の単語帳に加えて、医学部対策のものを購入する必要があります。
システム英単語は、基礎から応用まで幅広くカバーしているので、“広く浅く”とも表現することができます。
そのため、難関国公立大を目指すのであれば、超難関単語のみを掲載した単語帳で学習するほうがいいでしょう。

システム英単語を完璧にしたら、センターは大丈夫?

センター試験レベルであれば、システム英単語ですべてカバーできます。
第2章まで学習しておけば、センター試験に出てくる単語はほぼ網羅していることになるので、単語がわからないからっといって、点数を落とすことはないでしょう。

そして、第3章、第4章まで学習をしておけば、センター試験の読解問題もスラスラと読めるようになります。そのため、時間との勝負とも言えるセンター試験でも、余裕をもって回答することができます。
実際にシステム英単語を利用していて、センター試験で180点以上を獲得している人も多くいます。

章別のレベルはどう?

各章のレベルが大学受験レベルごとに表すと以下のようになっています。

第1章:Basic Stage→高校初歩レベル
第2章:Essential Stage→センター試験レベル
第3章:Advanced Stage→MARCH、国公立大学レベル
第4章 :Final Stage→早慶、難関国公立レベル
第5章:多義語のBrush Up→早慶、難関国公立レベル

第4章まで学習すれば、ほぼすべてのレベルの大学に適用できるようになります。
ですので、早慶、難関国公立を受験するのであれば、システム英単語に載っている単語はすべて暗記するようにしましょう。

一方で、センター試験レベル、MARCH、国公立大学レベルを目指す人は、第3章、第4章の単語はほとんど出題されないので、場合は割愛することができます。
第5章関しては、第4章よりもさらに応用レベルになります。
このレベルになると、受験でもほとんど出題されることはありませんが、まれに長文読解問題などで見かける単語があるかもしれません。
ですので、余裕があれば第5章の内容も学習しておくといいでしょう。

システム英単語の特徴

システム英単語
まず、システム単語帳以外の多くの英単語帳は、品詞ごとに章が構成されています。
そのため、最初のページから学習を進めて行くと、1つの品詞をマスターしてから次の品詞を基礎から学び始める、という流れになるので、総合的に基礎力が身に付くのが全章の学習を終えてからになります。
それでは自身のレベル以上の単語を身に付けることにもなるので、学習方法としては効率的ではありません。

一方でシステム英単語はその点に注目し、章を品詞ではなく、レベルごとにわけています。
そのため、すべての品詞を同時に学習できるだけでなく、このレベルまで勉強すれば自分は十分、という目安がわかるので、自分に必要な分だけ学習することができます。
つまり、受験で単語学習に時間が場合、最も効率の良い方法で単語を学べるということです。

また、システム英単語は単に頻出単語を掲載しているだけでなく、頻出の意味も掲載しています。
英単語は1つの単語で複数の意味を持ち、全く異なる意味を持つこともよくあります。
システム英単語は8000回もの試験問題を分析し、それらの中から頻出する意味も調べて掲載しています。

そのため、英単語が持つ複数の意味の内の1つを知らないからといって、長文読解で苦戦することもなくなります。

更に、より頻出度が高いものは太文字で記載されているので、それぞれの意味の重要度も意識しながら学習を進められます。

最後に、システム英単語の最大の特徴であるミニマルフレーズです。
システム英単語は単語帳ではありますが、単語単体のみで羅列しているのではなく、通称“ミニマルフレーズ”という形式で単語の集まり(チャンク)で記載されています。

例えば、enforce(~を施行する)という意味の単語を覚える時に、システム英単語では、enforce the new law(新しい法律を施行する)というように文章の一部で記載されています。

そのため、その単語が文中でどのように使われているかを学ぶことができると共に、まとまった意味で覚えることができるので、通常よりも頭に入りやすくなります。
また、フレーズで覚えることにより、どのような前置詞が後ろに来るか、ということも自然と身に付けることができます。

システム英単語のレベル

システム英単語の主な種類には「システム英単語Basic」「システム英単語」の2つがあります。
「システム英単語Basic」は、高校1年・2年で習う英単語のレベルとなっています。
また「システム英単語〔改訂新版〕」は、難関私立大学受験レベルになっています。

さらに、システム英単語のレベルは、章ごとに以下のように分けられており、自分の目標に対し、どこまで学習したらいいか、というのが明確にわかるようになっています。
第4章まで学習をすれば、大学受験の内容はほぼ網羅したことになります。
更に第5章には、多義語が掲載されており、応用力を身に付けることができます。

第1章 Basic Stage

単語数…動詞240個、名詞217個、形容詞・副詞143個

第2章 Essential Stage

単語数…動詞173個、名詞279個、形容詞・副詞148個

第3章 Advanced Stage

単語数…動詞177個、名詞204個、形容詞・副詞104個

第4章 Final Stage

単語数…動詞99個、名詞 156個、形容詞・副詞91個

第5章 多義語のBrush Up

単語数…181個

システム英単語のシリーズ

システム英単語からは、先ほど紹介した「システム英単語Basic」「システム英単語」の他にも多くのシリーズが販売されています。
通常の「システム英単語」に対応した付属教材から、少しレベルを下げたシステム英単語Basic、TOEIC対策のシステム英単語 TOEICテストなど、個人個人の目標によって使い分けることができます。
ここでは、主に代表的なものを紹介していきます。

システム英単語Basic

入試問題8,000回分と実用英語を分析した結果から、入試の基本となる1500語を厳選して掲載しています。
また、ミニマルフレーズを採用し、単語、意味をそれぞれ頻度順で収録しています。

システム英単語 [改訂新版]

基本的な内容、構成はシステム英単語Basic[改訂新版]と同じですが、掲載単語数は2021語と多くなっており、応用レベルの単語も掲載しています。
難関大を狙うのであれば、Basicではなく、こちらがおすすめです。

システム英単語 TOEICテスト

TOEICスコアを上げるために必要な1320語を掲載しています。
システム英単語 TOEICテストには、単語が頻出度に載っているだけではなく、用法や連語関係も押さえているので、試験本番での回答力を身に付けることが可能です。

システム英単語 カード

「システム英単語 [改訂新版]」に対応した単語カードを収録しています。
カードIは第1~2章に、カードIIは第3~5章に対応しています。

このカードにはQ&Aもあり、問題を通してアウトプットをすることができます。
また、カード版だけのオリジナル問題や解説も収録しています。
「システム英単語 改訂新版」を一通り学習し終えた後に活用すると、より単語の定着につながります。

中学版 システム英単語

中学1年生から、難関高校レベルまでカバーしています。
章は「中1レベルの英単語・英熟語 500」「中2、中3レベルの英単語・英熟語 500」「高校入試に必要な英単語・英熟語 500」「高校英語への英単語・英熟語 200」に分けられており、中学3年間を通して利用できる構成になっています。

システム英単語 [改訂新版] CD

「システム英単語[改訂新版]」に含まれたミニマルフレーズを3回収録しています。
「単語」+「英語フレーズ」+「日本語」+「英語フレーズ」+「英語フレーズ」という構成になっており、繰り返しミニマルフレーズを聞くことで、素早く定着させます。
耳で単語を覚えたい、という人はこのCDをうまく活用するといいでしょう。

システム英単語を利用した人の評判・口コミレビュー!効果はどうなの?

システム英単語
システム英単語をまだ買うかどうか検討している方は、「本当に効果あるの?」というところが1番気になりますよね。
システム英単語を実際に利用した人からは、以下のような評判・口コミレビューがあります。

良い評判・口コミレビュー

サイズもコンパクトで掲載単語数も多いのでよかった。
重要なところは太文字や赤文字が使われているのでわかりやすかった。

本当に必要な単語だけを掲載しているので、受験対策用の単語帳としては利用する価値があると思う。
また、ミニマルフレーズを覚えるとセンター試験の穴埋め問題で役に立った。

単に単語の意味を覚えるだけではなく、対義語や派生語、類義語、間違えやすい発音なども詳しく載っているためいい勉強になった。
大学受験後は、TOEICの勉強用としても活用できている。

悪い評判・口コミレビュー

高校生の時にクラスメイトのほとんどがシステム英単語を使っていた。
難関大学の受験レベルにも対応しているということだったが、超難関国立大学で出る単語には対応できていないと感じた。

序盤に載っている単語に関しては頻出単語ばかりだったが、後半部分に載っている難関単語に関しては、入試問題でもほとんど出題されなかったそのため、勉強する意味はないのでないかと思う。

システム英単語がおすすめできる人・できない人

システム英単語は、大学受験向けに単語を覚えたい、と思っている人には最適の教材です。
単語がレベルごとに分かれているので、それぞれの目標とする大学のレベルに向けて、必要な分だけ単語を学習することができます。

一方で、日常英会話を学びたいという人にはシステム英単語は向きません。
受験英語に特化しているシステム英単語では、試験に出てくる単語ばかりで、実際に日々の生活で使われている単語はカバーされていません。

そのため、システム英単語の単語をすべて覚えたとしても、英語が話せるようにはならないでしょう。
また、ミニマルフレーズでの暗記法が合わないという人は、システム英単語は向きません。
単語の集まりで覚えてしまうと、その意味でしか覚えられない、という人もいます。
また、単語をフレーズではなく例文で丸ごと覚えたい、という人には、違う構成の単語帳を活用したほうがいいでしょう。

システム英単語のメリットとデメリット

システム英単語のメリットは自分に必要な単語だけを効率的に覚えることができるということです。
一般的な単語帳は品詞ごとに構成されているため、高校1年生レベルの人も最難関大学を受験する人も、一通り単語帳に掲載されている単語をすべて学習するようになります。
そのため、不要な単語も覚えてしまいますし、単語を定着させるために時間がかかってしまいます。

一方でシステム英単語では、レベルごとに分かれているので、自分の学ぶべき単語が明確です。
そのため、学ぶべきものだけ学習し、それ以上のレベルのものは割愛できるというメリットがあります。
また、学ぶべき単語が明確なので、モチベーションを維持しやすい、というのもシステム英単語のメリットです。

しかし、システム英単語は、システム英単語Basicチェック問題集、システム英単語 Basic [改訂新版] CD、システム英単語 Basic [改訂新版対応] フレーズ・単語書きこみ ワークブックなど、システム英単語 Basicだけでも、多くのシリーズが販売されています。

そのため、すべて購入するとなると高額になってしまうというデメリットがあります。
また、レベルごとに分かれているシステム英単語は、学習者のレベルによっては、1章2章だけで事足りてしまうこともあります。

そうすると、単語帳の半分以上は不要となってしまうので、無駄に感じてしまいます。
使用しないのであれば、そこまで多くの単語数を求めない人にとっては、もっとコンパクトにレベルごとに分けたものも販売したほうが効率的になります。

ターゲットとシステム英単語はどっちがいいの?

システム英単語がよく比較されるのが、同じく大学受験レベルをすべてカバーしている英単語ターゲット1900です。
どちらも高校生から人気の単語帳ですが、ここでは両者にどういった違いがあるのかを説明していきます。

まず、システム英単語とターゲット1900では、カバーしている単語のレベルが若干異なります。
両者ともにセンター試験から難関国公立までに対応していますが、システム英単語はすべてのレベルをバランスよくカバーしているのに対し、ターゲット1900では、基礎レベルよりも、難関私立・国公立の比重が高くなっています。

そのため、単語帳全体のレベルを比べた時に、ターゲット1900のほうが扱っている単語のレベルが高くなっています。

次に一番の違いとしてあげられるのが、学習のコンセプトです。
これまで何度も説明してきたとおり、システム英単語では単語をフレーズで覚えるミニマルフレーズを採用しています。

そして、1つの単語に対しても、複数の意味が記載されています。
一方でターゲット1900は、単純に英単語を羅列したオーソドックな構成となっています。

そして、日本語の意味もシンプルに、最も利用される意味だけ掲載されています。
単語の定着率や覚えやすさでいえば、シンプルなターゲットが勝るかもしれませんが、実際の応用力や文中での単語の使われ方の違いなど、より実用的に単語を学べるのはシステム英単語ということができます。

最後に両者のオプションの違いですが、システム英単語はCDが別売りになっているのに対し、ターゲットは音声ファイルの無料ダウンロードがついています。
そのため、同じ単語帳でも追加料金なしで発音も身に付けることができるターゲットがこの点では優位といえます。

その他アプリに関しては、どちらからもリリースされています。
このように、システム英単語とターゲットでは、大きな違いがあります。
どちらがいいかは、個人の学習スタイルや希望する大学のレベルによるでしょう。
基礎からコツコツと学びたい人にはシステム英単語がおすすめですが、受験する大学のレベルが高ければ高いほどターゲット1900の方が出題単語をカバーしているといえます。

システム英単語アプリについて

システム英単語からは、システム英単語Check[改訂新版]という無料アプリがリリースされています。
このアプリには書籍よりも断然多い、英単語問題全10,120問を収録しています。

その内訳は、単語を答える問題(2,433問)、意味を答える問題(2,433問)、派生語等を答える問題(388問)、空欄補充問題(英→和)(2,433問)、空欄補充問題(和→英)(2,433問)となっています。内容も充実していますし、単語帳では難しいアウトプットの練習となります。

さらに、正答率も確認ができるので、どれだけ単語力が身に付いているか、というのを数字で知ることができます。
そのため、単語帳と合わせて使えば、相乗効果が得られます。
しかし、発音機能はついていないので、発音を覚えたい、音で単語を暗記したい、という人はアプリではなく、CDを活用するようにしましょう。

システム英単語でTOEICや英検単語もカバーできる?

TOEICや英検向けに単語を学習したいのであれば、通常のシステム英単語では範囲が異なります。
TOEICの場合は、「システム英単語 TOEICテスト」というものも販売されているので、それを活用するのがいいでしょう。

一方で英検に関しては、対応しているものがありません。
英検準2級レべルくらいであれば若干範囲が異なるとしてもシステム英単語で十分カバーできますが、英検に出ない単語も学習することになるので、学習効率は悪くなります。
また、2級以上の受験を考えているのであれば、英検向けの単語帳で学習をするのがいいでしょう。

システム英単語は、大学受験向けの単語帳です。
ですので、TOEICや英検の受験を目指すのであれば、それらの内容に特化した単語帳を使ったほうが、スコアアップや合格につながりやすいでしょう。

まとめ

今回は、大学受験生に人気のありシステム英単語についてご紹介しました。
システム英単語は、センター試験対策などにはもってこいの良書です。
ぜひ、活用して、試験を突破してくださいね。