【英語】すぐ理解できる「reply」と「answer」の意味の違いと正しい使い方

「replyとanswerの意味の違いは？」
「どちらを使えばいいかわからない！」
「実際に使う時に間違えないように、ちゃんと理解したい」

「reply」と「answer」、どちらも「答える」という意味を持つ単語ですよね。
このように同じ意味を持つ単語が複数あると、実際に文章にするときにどちらを使えばいいのか混乱してしまいます。

先生、「reply」と「answer」はどっちも「答える」という意味だけど、違いはあるのかな？

もちろん！迷わないようにしっかり確認しておこうね！

そこで、当記事では「reply」と「answer」の違いや使い分けについて、わかりやすく解説します。
また、記事の最後にはテストも用意しているので、ちゃんと理解できたか確認していただけます。
さらに、「答える」に関するその他の単語についても違いを解説していますので、是非チェックしてください。

この記事を読めば、もう「reply」と「answer」の使い分けに悩んだり、使い間違えることはありませんよ！

「reply」の意味・語源・使い方

reply
【原義:もとへ（re）折りたたむ（ply）→折り返す,答える】
動
自
➊[SV]〔人・手紙などに/…で〕返事をする,答える,回答する〔to/with〕
➋[SV]〔…に/身振り・行為で〕応じる,応える,応酬する〔to/with/by〕
➌〘法〙<原告が>被告の抗弁に答弁する
他
[SVO]…と答える《◆Oは返答の内容》
名
➊〔…への/…からの〕返事,答え;（Eメールの）返信〔to/from〕;（身ぶり・行為による）応答,応酬
➋（原告の）被告抗弁に対する答弁
引用元：ジーニアス英和辞典 第5版｜大修館書店

「reply」の原義は「元に包んで返す」だそうです。
手紙などに「よく考えてから返事をする」というニュアンスが含まれるので、子供の動作には用いないことが普通です。

なるほど。「answer」よりもフォーマルな使い方をするんだね！

「reply」の例文

（よく考えて）返事・回答をする（動詞）

（身振りや行為で）応じる、応戦する、応酬する（動詞）

replyでよく使われるフレーズ

「answer」の意味・語源・使い方

answer
【原義:…に対して（an）誓う（swer）→反応する】
名
➊〔…への/…という〕答え,返答;（書面での）回答〔to/that節〕
➋（電話・ノックなどの）応答,応対
➌〔テスト・設問などの.答え,回答;正解,正答〔to〕
➍〔問題・課題などの〕解決策（solution）〔to〕
➎（身ぶり・行為による）〔…への〕応答,返答;仕返し〔to〕
➏〘法〙答弁〔弁明〕書;〔申し立てへの〕回答書〔to〕
➐〔…に〕匹敵〔相当〕する人〔物,こと〕
動
他
➊a）[SVO]<人・事が><人・質問・指示など>に答える《◆reply より口語的》
ｂ)[SVO]<人が>Oと答える《◆Oは返答の内容》
➋[SVO]<テスト・試験問題など>に解答する
➌<人が><電話・ノックなど>に応答する,出る
➍<手紙・新聞広告など>に（書面で）返事を出す,応募する
➎<批判・仕打ち・非難など>に応える;…に弁明する（respond）
➏<批判・攻撃など>にやり返す;…に反論する,応酬する（respond）
➐<問題・課題など>を解決する,…に対処する
➑《正式》<目的・要求など>にかなう,役立つ,…を満たす（satisfy）
➒<人相書・記述内容>に一致する
自
➊[SV]<人・電話などが>答える,返事をする,応答する;やり返す,反論する
➋《正式》<要求・目的などに>かなう〔to〕
➌<人相書・記述内容に>一致する〔to〕
引用元：ジーニアス英和辞典 第5版｜大修館書店

「answer」の原義は「反応する」です。
呼びかけや命令に反応するとき、また電話やノックなど日常の動作に反応するときにも用います。
前述の「reply」に比べるとよりカジュアルで柔らかい表現に使います。

ちなみに「answer」の対義語は「question」だよ。

「answer」の例文

（人・質問・手紙などに）応じる、答える（動詞）

（電話・ノックなどに）応答する（動詞）

役立つ、やり返す、問題・謎を解く（動詞）

「reply」と「answer」の使い分け

「reply」は原則として「よく考えて返事をする」ときに使います。
「answer」と比べると固い語なので、ビジネスシーンなどで好まれます。

一方「answer」は、電話や日常の動作に対して熟考せず反応をするときにも使えます。
「答える」ほかにも「役立つ」「一致する」という意味でも使えるのも「reply」と異なる部分です。

間違いやすいパターンと注意点

１．２．のどちらが正しい文かわかりますか。もちろん、答えは１．です。
質問・手紙以外の日常的な動作に応える時に使えるのは「answer」です。

意味は「電話に出る」だね！

そうだよ。うっかり間違えないように注意しよう。

「reply」「answer」使い分けテスト

ここでは、「reply」と「answer」の使い方を理解できたかチェックしていきましょう。
以下の各文章の空欄・選択部分では、「reply」「answer」のどちらかが入ります。
ここまでの解説を踏まえて、是非チャレンジしてみてください！
※答えはこの記事の一番下にあります。

>>すぐに答えを見る

「返答」を意味するその他の単語

返信に付ける「Re:」は「reply」じゃない！本当は何の略？

メールの返信などに用いられる「Re:」は、「reply」や「response」とは全く関係なくラテン語の「res」、「…について」という意味の単語から来ているようです。
1972年にアメリカのAT&Tベル研究所において電子メールの策定が行われた際、返信時のタイトルを「Re:」とする勧告が出されたことから使われ始めたと言います。

まとめ

原義を知って、細かなニュアンスを読み取れるようになると英語がより楽しくなりますよ。
最後に、使い分けテストの解答を掲載しますので、答え合わせして理解を深めてくださいね！

>>もう一度問題を見る
>>「reply」の意味を確認する
>>「answer」の意味を確認する

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