NHKラジオ英会話

NHKのラジオ英会話は、英語学習をしている人に特に人気のあるラジオ番組です。
これから、このラジオ講座で英語を頑張りたい!と思っている人もいるのではないでしょうか。

そこで、このページではNHKラジオ英会話の始め方やテキスト内容から、効果的に活用する方法や実際に実践した効果、ネイティブからみた英語表現の評価まで、ラジオ英会話に関する様々な情報をしています。

この講座で英会話のスキルアップをしたいと考えている方は是非参考にしてみてくださいね!!

ラジオ英会話はどんな講座か?

NHKラジオ英会話といえば、80年の歴史を持つ鐵板講座です。

現在海外で仕事をしている筆者も、中学生の時に基礎英語から始まり、高校、大学とラジオ英会話を聴いていました。
ではラジオ英会話はどんな講座か見ていきましょう。

いつどのようにして聴けるの?

チャンネル

NHKラジオ第2放送

放送日時

月曜日~金曜日:朝6:45~7:00
再放送:同日12:25~12:40、21:45~22:00
毎週日曜日:16:30~17:45(1週間分再放送)

放送時間は、月曜日から金曜日までの朝6:45~7:00まで。
NHKラジオ第2放送で聴くことができます。

再放送が同日の12:25~12:40と21:45~22:00まで。
また日曜日16:30から17:45に一週間分の再放送が聴けます。

このほかにもパソコンやスマートフォンで、ホームページ「NHKゴガク」から、前週一週間分のストリーム放送を聴くことができます。
これでもなお聴き逃してしまった時には、「らじる★らじるネットラジオ」で聴くことも可能です。

「らじる★らじる」では放送と同時にインターネットで講座を聴くこともできます。書店でCDを買って聴くこともできますよ。

テキストの内容

テキストは毎月14日に発行されていて486円。
テキストの構成は、最初に本日のダイアログ。

見開き右ページにはダイアログの日本語訳と、英語表現の説明があります。
そして、次のページには文法の説明があります。

この構成は私が知る限りずっと変わっていなくて、久しぶりに聴いても混乱せずに講座を聴くことができます。
非常に分かりやすいレイアウトで、学習しやすい構成です。

まずダイアログで自然な会話の流れを掴むことができ、その後にカギになる表現を学べます。
さらに、深く文法を学べる仕組みになっています。

レッスンの内容

レッスンはテキストに沿って進行します。

まず外国人の先生方がダイアログを読み上げ、日本人の先生が日本語でダイアログの説明をしてくれます。
その後に文法の解説があり、発音練習、最後に練習問題へと続きます。
発音練習はネイティブの先生と一緒に行うことができます。

15分という短い時間ですが、大変内容が濃いレッスンです。
ダイアログ自体はそんなに難しい内容ではないのですが、文法の説明をしながら徐々に単語のレベルが上がっていたり、分の構成が複雑になったりしてレッスン中に段々応用力がつきます。

高校生レベルの文法を使って、英語を自由に話せるようにするための講座です。
英語を話すために、文法と基礎単語の理解は重要です。
これらの知識を英会話に生かす練習をします。

ラジオ英会話で英語を学ぶメリット

コストパフォーマンスが高い

まず何と言っても初期投資が安いという大きなメリットがあります。
1ケ月486円です。
こんなに安いテキストありませんよね。

しかも英語教育で大変有名な大西泰斗先生が書いていらっしゃいます。
もちろん大西先生がラジオ英会話の講師です。

大西先生は、日本の言語学者で、東洋学園大学人文学科の教授です。
著書に「一億人の英文法」「総合英語FACTBOOK」などがあります。
普通の英会話教室では、このレベルの先生のレッスンを受けることはなかなかできません。

また、再放送やインターネットを上手に使えば、何度もレッスンを聴くことができます。
何度も繰り返し聞くことで、深く理解し、自分の感覚として覚えることができます。

英語はスポーツと同じで繰り返し練習することで、身体が覚えてくれます。
英語脳が鍛えられると、考えずに瞬間的に英語が口から出てくるようになります。
日本語と同じように口から英語が出てくるようになれば、バイリンガルですね。

耳からの学習できるから便利

ラジオやポッドキャストなど耳からの学習は、海外で高い評価を得ています。
仕事や家事で忙しくても、何かをしながら聴くことができます。
洗濯をしながら、料理をしながら、車を運転しながらなど。

映像による情報がないので、耳に感覚を集中して学習することができます。
これは英語の発音を学ぶ時に大変重要です。

テレビなど映像を使っての学習の場合、学習者は比較的リラックスしやすく、ともすればボーっとしがちです。
テキストを使っての学習の場合、テキストに書き込むなど能動的に学習する傾向があります。

ラジオ英会話の効果ってどう?


https://twitter.com/miyu07070420/status/1059138743406219264

効果はどうでしょうか?この点に関しては、正直に言って、千差万別と言えます。
英会話教室に行ったとしても、他の講座を取ったとしても言えることですが、ただ聴いているだけでは効果は上がりません。

先にも述べたように、テキストやレッスンは非常に分かりやすく、濃い内容です。
どれだけ練習するは個人の問題になります。このレッスンの通りに真面目に勉強すれば効果が上がるようにレッスンやテキストは無駄なく作られています。

私の場合はどうだったか例を挙げてみましょう。
私は学生の間ずっとラジオ英会話を含め、常にNHKの英語講座を聴いて勉強していました。

その後、社会人になり外国に住むようになりました。
残念ながら、あんなに勉強したのに最初は英語が理解できませんでした。

多くの日本人が同じような思いを体験します。
外国人の話すスピードは、私が聴いていた英語のスピードの3倍くらい早いんです。
何を言っているか聞き取れませんでした。

ところが、数ケ月たちスピードに慣れてくると、単語や分が聞こえるようになりました。
ここまでくると、ラジオ英会話で勉強したことが生かされてきます。
突然英語が理解できるようになりました。

私の場合、すぐには効果は出なかったけれど、さらに厳しいトレーニングを積んだことで効果が発揮されました。

ラジオ英会話を120%活用する!効果的な勉強方法は?

先にも述べたようにラジオ英会は、同じレッスンを何度も繰り返し聴くことができます。
これを上手に利用して勉強すると良いでしょう。

私の場合はまず、予習をしないで1回目を聴く。
テキストも見ないでダイアログを聴きます。

日常生活ではもちろんテキストはありません。
日常生活の中で英語を聞くような感覚で、ダイアログに耳を傾けます。

理解できることもあれば分からないこともあると思いますが、それが外国人と会話する時に私たちが実際に体験することです。

大切なのは、完璧には理解できなくとも、焦らずに大方のニュアンスを感じることができることです。

1回目を聴いたら、分からない単語を辞書で調べたりなどして、しっかりと復習します。
単語は言葉を話す上でとても重要です。

料理を作るときの材料のようなものです。
作り方が分かっても材料がなければ、料理は完成しませんよね。

その後に2回目を聴きます。
すると1回目に聞こえなかった言葉が聞こえるようになります。

これを何度か繰り返します。
参考にしてみてください。

ラジオ英会話で学習する際の注意点

持続するのが大変

ラジオ英会話の最大の問題は、持続するのが大変だということです。
1人で学習するので、ついつい時間を忘れてしまったり、忙しくて聴けなかったりします。

テキスト代が安いというのも善し悪しで、講座を聴かなくて損した気分にはなりません。
しかも15分と短い時間なので、このために他の用事をキャンセルするほどではありませんよね。

「あとから再放送でまとめて聴こう」と2,3日サボってしまうと、あっという間に1時間分のレッスンが溜まってしまいます。
そうすると面倒臭くなってしまいますよね。
できるだけ早い段階で、再放送を聴くことが大切です。

スマートフォンをお持ちであれば「NHKゴガク」というアプリもあるのでダウンロードしておくと、空いた時間に気軽に聴くこともできます。
いろいろな機能が付いていて遊び感覚で学習することができます。

自分のペースで進められない

先生が実際に一緒にいるわけではないので、その場で質問することができません。
メモを取りたくても、レッスンはどんどん先に進んでいってしまいます。
難しすぎたり、簡単過ぎたりしたとしても、とりあえず黙って聞いているしかありません。

私の経験をお話しすると、すごく簡単すぎてボーっとしていたら、気が付いた時には凄く難しいことを話していて突然ついていけなくなってしまった、ということが何度かありました。
難しすぎても簡単すぎても集中するのは大変ですよね。

ここで予習と復習がとても大切になってきます。
あきらめずに頑張ってください。
「ローマは一日にして成らず」です。

ラジオ英会話の表現は自然?外国人と会話するためには?

NHKラジオ英会話
ラジオ英会話では外国人の先生も出演しています。
レッスン中に時々「この表現は適切ですか」とか「よく使いますか」といった質問を大西先生が外国人の先生に投げかけています。

先日も「泥棒に入る」という表現でテキスト上では「burgle」という単語を使っていたのですが、これはアメリカではあまり使わないとの説明もありました。
英語と言っても、アメリカで話されている英語、イギリスで話されている英語、オーストラリアで話されている英語といろいろあります。

日本人が話す英語は「ジャパングリッシュ」、シンガポールで話されている英語を「シングリッシュ」なんて言うんですよ。

教育的背景や社会的背景などからそれぞれ特徴があって、外国人と会話する時にはそれぞれの英語のニュアンスを理解する必要があります。

言葉自体を理解することはもちろん大切ですが、同じように話し相手の意図するところを読み取ることも大切です。

特にお互いに英語が母国語でない場合、言葉だけではうまく言い表せないことがあります。話されている言葉はヒントのようなもので、実際に相手が伝えたこととは少し差があることがあります。

海外の人と話した時、ニュアンスがおかしいと思っても、怒ったりガッカリしたりするようなことがないように心がけましょう。
辛抱強く何度も意味することを尋ねたりして、誤解を解く努力を怠らないようにしましょう。

ラジオ英会話では、比較的新しく、広く使われている表現を学ぶ事ができます。
言葉とは、人間が話すものですので、その時代時代で変わっていくものです。

電話をかけるのに「ダイアルを回す」ことはもうないですよね。
いつの時代も「最近の若者が話している言葉は分からない」ものなのです。

だからこそ語学学習というのは終わりがなく、常に学び続けていかなくてはなりません。

まとめ

私は小学生の時に外国にまつわるテレビ番組を観て、子供ながらに「世界ってとても大きいんだ」って深く感銘を受けました。
それがきっかけで「英語を勉強したい」と思うようになりました。

英語を勉強したらいろんな所に行って、いろんな人に会って、いろんなものが見られると単純に思い描きました。
子供の時に描いた単純な夢でしたが、30年たった今、私の夢はまあまあ叶ったといえます。

年に半分海外に住み働いています。
移動の合間に旅行をしてできるだけいろんな場所を観るようにしています。
英語を話せることで、英語圏であれば気軽に出かけることができますが、非英語圏に行くときは心構えが必要です。

やはり、英語を話せるというだけで選択肢が広がります。
もちろん世界中に友達もでき、生きる上での情報量も増えます。

日本語で探せない情報も、英語では見つけられるケースがたくさんあります。
日本では偏っている情報も、世界的視野で見ることもできます。

もしまだ何も英語の勉強をしていないのなら、ラジオ英会話はおすすめです。
やはりテキスト代が安く、ラジオやネットにつなぐだけで気軽に勉強が始められるので、とりあえず始めてみるには打ってつけの講座です。

外国人先生のネイティブ発音に触れることもできます。
テキストが無くても、ラジオ英会話を試し聞きしてみてもいいかもしれませんね。

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