センター リスニング
センター試験の「リスニング問題が苦手」「得点が伸びない」そんな悩みをもつ受験生の方も多いのではないでしょうか?
リスニングは英語の配点で2割をしめる重要な要素なので、事前に過去問や出題傾向を確認、しっかり対策をしておくことが高得点を狙うために欠かせません。

そこで今回は、センター試験で確実に高得点を獲得するためのリスニング対策法をご紹介します。

試験の難易度や出題傾向・リスニング力を高める方法・効率的な勉強方法・得点アップのコツなどをわかりやすくまとめています。
すぐに取り入れられるものばかりなので、試験まで時間がなくて焦っている方の直前対策にも是非参考にしてください。

センターのリスニングについて

センターのリスニングの概要

センター試験のリスニングは、約30分の試験で毎回同じような形式の問題が出題されます。
しかし、平均点は高くはなく、難しい問題も含まれているので、きちんと対策をしておかないと、良い点数を取る事は難しいでしょう。

英語は2度繰り返し読まれるので、1回目で聞き取れなかった部分を再度聞く事ができ、その点は解きやすいようになっています。
具体的な問題は、以下のような形式で出題されます。

問題番号 問題形式 問題数 配点
第1問 会話に合う絵を選ぶ、質問に答える 6 12
第2問 会話の最後に続く応答文を選ぶ 7 14
第3問A 会話に対する質問に答える 3 6
第3問B 図表と会話の問題に答える 1回で3 6
第4問A 長い音声に対する質問に答える 1回で3 6
第4問B 長い会話に対する質問に答える 1回で3 6

英語の基礎力がつき、ある程度英語力が向上したら、センターのリスニングの過去問を一回分だけ解き、何点取れるのか確認してみましょう。
目標に到達したならば、センターのリスニングはそれ以上勉強する必要がありませんし、目標点に届かない場合も、早ければ1~2か月ほどでリスニング対策を完成させる事ができます。

センターのリスニング対策をいつから始めるか、という事ですが、早い方は高3になる前から、一般的には高3の夏から、遅い方は12月くらいから始めるようです。
1月になってから過去問を解き、それから対策をしようとしても時間がありませんから、できれば早い段階でリスニングの過去問を解き、間違いなどを分析して、するべき勉強を明確化するようにしましょう。

過去問で傾向をつかんだら、センター試験の予想問題パックに取り組めば、実際のセンター試験対策を万全にする事ができます。

センターのリスニングのレベル

センター試験のリスニングは、情報処理が求められる問題や、イラスト問題、英語を素早く把握する力が求められる問題なども出題され、決して簡単ではありません。

英検でいうと2級レベルに近いのですが、英検2級にはイラスト問題がなく、英文の放送も一回だけであり、センターのリスニングとは形式が異なっています。
そのため単純な比較は出来ないのですが、傾向としては、センターのリスニングは、2級より難しいと言えるでしょう。

しかし、準1級よりは解きやすいため、センターのリスニングのレベルは、2級から準1級の間だと考える事ができます。

具体的な平均点も高くはなく、50点満点で以下のような点数を推移しています。

2010 29.39
2011 25.17
2012 24.55
2013 31.45
2014 33.16
2015 35.39
2016 30.81
2017 28.11
2018 22.67
2019 31.42

平均点が半分と少しである年も多く、一筋縄ではいかない問題も多数出題されており、難易度は高めに設定されていると言えるでしょう。

センターのリスニング解答のポイント

センターのリスニング試験は、難しい試験ではありますが、毎回同じ形式の問題が出題されますので、過去問で形式に慣れておく事が大切です。

内容は、細かい所まで把握する力が求められるので、英文が読み上げられた後に質問を読むと、内容を思い出せない事が多くあります。
そのため、問題の音声が流れる前に、質問を先読みしておく事が効率的に解答するポイントです。

この方法を取り入れる事で、テストですぐに高得点を狙う事も出来るようになります。

長い音声の問題もありますが、その全ての内容を聞き取り、覚えるのは大変です。
基本的には、質問で聞かれている箇所は細部まで集中して聞き取り、それ以外は概要を把握する程度にする聞き方がおすすめです。

内容全体を問われる問題は、全ての文章を覚えるのではなく、ポイントごとの要点をおさえるようにしましょう。

音声は2回放送されますが、1回目で問題を解いてしまえば、次の問題の先読みに時間を使う事ができます。
普段から、過去問演習などで、簡単な問題は1回の音声で解いておく癖をつけると、時間的な余裕が生まれるので有利です。

ただし、全体の要約を求められる問題など、難しい問題は、2回聞かないと全容を把握できないものもありますので、そのような場合は、落ち着いて対応して問題を解く必要があります。

長文の音声は、途中で内容が覚えきれず分からなくなる事もあるので、長い音声はメモ書きをするのも対策のひとつです。
しかし、メモを書いている途中に音声がどんどん進んでしまい、聞き取れない箇所も出てきてしまいますので、メモ書きをせずに該当箇所を覚えるようにする事も重要です。

質問を先読みすれば、聞き取るべき該当箇所をある程度絞り込めますので、メモ書きをする余裕のない方は、効率的な聞き方を実践するようにしましょう。

また、英語では、言いたい情報を文の初めに集約している形が多いので、音声を聞く時は、文の最初の方で読まれる主語、動詞に注目して聞いてみましょう。
すると、初めに言いたい事の概略をつかむ事ができ、後の従属的な情報は付随的に聞き取る事ができます。

この方法はすぐに取り入れる事が出来ますので、すぐに得点アップを狙いたい方にもおすすめです。

リスニングのテストでは、what、who、whenなど、5W1Hに注目して問題を解くという解法が一般的ですが、センターのリスニングでは、5W1Hだけを把握しても正解が得られない問題もあります。
そのため、質問に関する該当箇所の英文を正しく細部まで聞き取り、素早く解答を選び出す読解力が求められます。

その他にも、計算問題や因果関係を正確に把握する必要のある問題や、解答の質問と選択肢を素早く読む必要のある問題など、情報処理能力が求められる問題もありますので、過去問で問題形式に慣れておく事をおすすめします。

センターのリスニング対策

センター リスニング
センター試験のリスニングは、毎回同じ形式の問題が出題されます。
そのため、問題ごとに対策をしているかどうかで、問題の解きやすさが大きく変わってきます。

そのような事もあり、ここでは問題ごとにおさえておきたいポイントを紹介しますので、解答をする上で参考にしてみてください。

第1問

センターのリスニングに共通するポイントですが、この問題も先に設問を読んでおく事が大切です。

問題の選択肢と音声が短めなので、読む時間がかからず、先読みがしやすく簡単に思うかもしれませんが、聞いた情報を適切に処理する情報処理能力が求められ、計算が必要な問題もあり、焦っていると混乱してしまうかもしれません。

冷静になり、ひとつひとつ適切に対処していく事が大切です。

第2問

会話の最後の部分が抜けているので、その部分を選択する問題です。
会話のストーリーや流れを正しく把握しておく事が、正答率を上げるポイントです。

ここでは、2人の会話が繰り広げられるのですが、選択肢がどちらの人の発言か、しっかりと見極める必要があり、やや捉えにくい問題もあります。

このように、第2問は、選択肢の英語が分かりにくい反面、解答を選ぶ時間が短めなので、時間内に解答できずに次の問題が始まってしまい、焦るかもしれません。
そのような時は、解答があいまいになってしまっても、気持ちをすぐに次の問題に切り替える事が重要であり、過去問を解いて、問題形式と解答時間に慣れておく事が大切です。

第3問A

対話を聞いて、その質問に対する解答の選択肢を選ぶ問題です。
あらかじめ、設問と選択肢を読んでおく事がポイントです。

前の問題を1回目の放送で解答できた場合は、次の問題の質問と選択肢の両方に目を通しておく時間がありますが、前の問題にてこずり先読みする時間がない、という方は、質問だけはしっかりと先読みしておきましょう。

そうする事で、音声から必要な情報を抜き出しやすくなり、解答しやすくなります。

第3問B

英語の対話とイラストや図を見比べて、質問に答える問題です。

1回の音声で3つの質問に答え、イラストもチェックする必要があるので、リスニングの問題の中でも、かなり難しい部類に入ります。
該当箇所の英語を細部まで正確に聞き取る力と、イラストや図の情報を正しく判断する情報処理能力など、様々な能力が必要とされる複合的な問題となっています。

この英単語が聞こえたから、この選択肢だ、と思って解答しても間違ってしまう事が多く、話されている内容を細部まで正確に把握する能力が求められます。
1回で全て答えるのは難しいので、2回繰り返し聞く事で、分からない所を補完するようにして解いていきましょう。

第4問A

第4問のAは、1つの英文に対して3つの設問が用意されているので、解答が難しい点が特徴です。
また、質問と選択肢の英文が長いので、あらかじめそれらを確認しようと思っても、時間が足りなくなってしまう事もあります。

時間がない場合は、選択肢の先読みは後回しにして、質問だけでも先読みしてから内容を聞くようにしましょう。

第4問B

4のBも、難しい問題です。
長文の音声に対して質問が3つ設けられており、内容を細部まで把握する必要のある問題も出題されます。

質問と選択肢の英語が長く、先読みする時間で読み切る事は難しいので、時間のない方は、先読みは質問だけにとどめ、解答時間中に選択肢の読み込みと解答を行うようにしましょう。

この問題は最後なので、早々に切り上げて次の問題の先読みをしておく必要はなく、解答時間を全てこの問題に集中する事ができます。

ただし、この問題は解答が難しく、該当する英語を細部まで把握しなければならない場合も多く、きちんと聞く必要があります。
また、1問目の質問の解答となる部分が音声の最後の方で放送されるなど、質問と放送される音声の順番が対応していない場合もあり、2回の放送を集中して聞かないと、理解が難しい問題もあります。

この英単語が読まれたからこの選択肢を選ぶ、という方法だと間違ってしまいますので、該当箇所は集中して細部まで聞き込み、内容を正確に把握するようにしましょう。

センターのリスニングの問題例

では、実際にどのような問題が出題されるのでしょうか。
ここでは、過去に出題された問題の一部を、解法や考え方と共に紹介します。

すでにどのような問題が出るか知っている方は、この項目は飛ばしても構いませんが、問題が気になる方は、チェックしてみてください。

第1問

次の問題は2018年度の第1問の問2の問題の英文です。

W:Our bill is 85 dollars.
M:I have a fifteen-dollar discount coupon.
W:Remember, Mom gave us ten dollars. let’s use that as well.
M:OK, and then we can split the rest.

How much of their own money will each person pay ?

(1) 10 dollars
(2) 15 dollars
(3) 30 dollars
(4) 35 dollars

ここでは会話は文章で書かれていますが、実際は音声で読み上げられています。
この問題では、英語での金銭の増減を瞬時に計算しながら解答しなければならず、なかなか難しい問題だと言えるかもしれません。

内容としては、料金として85ドル請求されて、15ドルの割引クーポンがある(50ドルと聞き間違わないように注意)ので、料金は70ドル。
母親から10ドルをもらっているので、そこから10ドル引いて60ドル、それを2人で均等に分けるから、一人当たり30ドルの(3)が答えです。

これは、文章で示してあるのでまだ分かりやすい方ですが、音声で聞くとかなり難しい問題となっています。
英語の意味を把握しながらこのような計算を瞬時に行わなければならず、一筋縄ではいかない問題も多くありますので、注意して聞き取りを行うようにしましょう。

第2問

2016年には、第2問の問11に次のような問題が出題されました。

W:Would you like some beer ?
M:But, I’m only 20 years old.
W:If you’re 20, you can drink alcohol in Japan.

これに続く男性(M)の言葉はなんでしょうか?

(1) I’m not 20 years old yet.
(2) I’m not 21 years old yet.
(3) I thought it was 18, like my country.
(4) I thought it was 21, like my country.

実際には、上記の英文は印刷されておらず4つの選択肢だけのため、音声だけで状況を把握する必要があります。

女性の最後の言葉だけで判断すると(1)を選んでしまうかもしれません。
しかし、「ビールを飲みますか」という問いかけに対して男性(M)は「しかし、私はまだ20歳です。」と発言しています。

そのような点から「男性は20歳でお酒を飲めない」と考えている事が分かります。
実際には、日本では20歳でお酒は飲めるのに、20歳ではお酒は飲めないと考えているという事は、男性が「私の国と同じように21歳にならないとお酒は飲めないと思っていた」と考えていると推測でき、4番目の解答が正しい事が分かります。

しかし、選ぶべき選択肢の内容が少し複雑であり、わずかな解答時間で正解にたどり着くのは、かなり難しくなっています。
一回目の音声の読み上げが終わり、2回目が放送されるまでに8秒、2回目の放送が終わり、次の問題に行くまでには5秒ほどの時間しかありません。

この時間で上記の正解への思考を行うのは、大変難しい部分があります。

このように、第2問にも難しい問題は含まれていますので、過去問などで演習を積み、問題形式に慣れておくようにしましょう。

第3問A

次の問題は、2017年の第3問A、問15で出題された内容です。

M:Happy Teeth Dental Clinic. How may I help you?
W:I’d like to get my teeth checked.
M:OK. The earliest available time is tomorrow afternoon at 2 o’clock.
W:How about the day after tomorrow at 3 ?
M:We’re closed on Thursday afternoons, I’m afraid.
W:Oh…, then, what about Thursday morning ?

On what day does this conversation take place?

(1) Monday
(2) Tuesday
(3) Wednesday
(4) Thursday

この問題も、英語の音声を聞いて、そこから求めるべき情報を導き出す問題です。

まず、Thursday afternoonがday after tomorrowである事を確認する必要があります。
そして、そこから逆算して、会話が行われている曜日はTuesdayである事を求めます。

ここでは、解答に与えられる時間は短く、大雑把に内容を把握するだけでは細かい部分でミスをしてしまいます。
そこで、対応関係を細かい所まで正確に把握して、素早く情報処理を行い、解答を導き出す必要があります。

第3問B

第3問のBは、イラストや図を見ながら、質問に答える問題です。

ここでは、イラストを掲載できないので問題は省略しますが、音声を聞きながらイラストに目を通し、解答を導き出すという、複合的な能力が求められます。
問題が気になる方は、大学入試センターが公開している過去問の第3問Bの項目を見る事をおすすめします。

大学入試センター 過去3年分の試験問題

第4問A

ここでは2016年の第4問A、問20~22の問題を見てみましょう。

Now let me tell you a story. When we lived in Japan many years ago, my American friend Jane came to visit us with her Japanese boss, who wanted to meet my husband. After he left, we decided to open the gift that he had brought. Surprisingly, it was a neatly packed live lobster. I started laughing and shouting, “It’s alive! It’s alive!” But jane, who’d just gone to the bathroom, thought I was yelling, “It’s a lie! It’s a lie!” She thought we were having an argument, so she was afraid to come back into the living room. When she finally returned, she realized that we were not fighting, but laughing at such an unexpected gift.

We had never cooked a lobster before, so we didn’t know what to do. In those days there was no Internet to get information, so we went and asked a neighbor. Meanwhile, we had put the lobster in a sink full of water. When we came home the lobster had become so lively that we no longer had the heart to cook it. We managed to get it back into the box, and we gave it to the neighbor instead.

When Jane was out of the room, what did she think the speaker and her husband were doing?

(1) Cheering
(2) Cooking
(3) Fighting
(4) Laughing

How did the speaker find out how to cook a lobster?

(1)By asking her husband.
(2)By checking the Internet.
(3)By looking at a cookbook.
(4)By talking to a neighbor.

What happened to the lobster at the end of the story?

(1)It was cooked.
(2)It was given away.
(3)It was set free by the husband.
(4)It was taken home by the boss.

まず、1問目は、Janeが部屋の外にいる時、話者とその夫は何をしていると思ったのか、という問題です。

英文を読んでいると、laughing、not fighting、yelling、shoutingといった言葉が出てくるので、これらの選択肢を選んでしまいそうなのですが、その間に話されているShe thought we were having an argumentという言葉をひろえれば、(3) fightingが正しい答えだと分かります。
別の個所で、not fightingと述べられているので、それを意識すると混同してしまう恐れがあり、難しい問題となっています。

2問目は、In those days there was no Internet to get information, so we went and asked a neighbor.という該当箇所が聞き取れれば、(4) By talking to a neighbor.が正解だと分かります。

3問目は、We managed to get it back into the box, and we gave it to the neighbor instead.という箇所が聞き取れればいい事が分かります。
ロブスターは、近所の住人に渡されたのですから、(2) It was given away.(それは贈られた。)という選択肢が正解です。

第4問B

次に示すのは、2018年の第4問B、問23~25の問題です。

Tokiko:Thanks for coming to the meeting. The international programs office has asked us to put together a booklet for students going abroad. Since all of us have studied abroad, they think our suggestions will help other students get ready. Justin, what do you think we should include?

Justin:Well, Tokiko, we need to focus on practical items first. For instance, sometimes it takes a while to get passports and visas. We could suggest they start that process early. Also, they’ll need a health check and travel insurance. Karen, did you have something to add?

Karen:Yeah, I’m thinking about cultural aspects. Don’t they need to know some history or study about the society and learn the local customs long before they leave? Maybe they should consider these things in order to choose a country of destination.

Tokiko:That’s right, Karen. Preparing to live there has to come first. Also, what they pack in their suitcases depends a lot on where they go. That’s a really fun part-deciding what to take. In my experience I was glad I took light clothing I could wear in layers, rather than heavy, winter clothes.

Justin:OK, but there are still other things to do before you actually pack. What about airline tickets? Getting tickets early can save money, and there’ll be more choices of dates. So I think that also needs to be on the list.

Karen:That’s true, Justin, but you really shouldn’t buy tickets until you’re sure you have permission to live there… Oh, I know what else we could do! Maybe we can include short essays or personal stories about our experiences and host families. It might help students get mentally prepared.

Tokiko:That’s an option… Well, we’re getting there, but we still have a long way to go.

What is Justin most concerned about?

(1)Academic preparations
(2)Cultural aspects
(3)Personal safety
(4)Travel arrangements

What is Tokiko’s advice regarding what to pack?

(1)Bring enough money to last the trip.
(2)Consider the climate of your destination.
(3)Make sure your suitcases are not too heavy.
(4)Take a journal to write about experiences.

Which of the following best describes the conversation?

(1)They all shared personal episodes.
(2)They came to a definite conclusion.
(3)They debated the value of studying abroad.
(4)They each emphasized a different point.

1問目は、Justinが最も気にとめている事はなんですか?という内容です。

該当箇所を見ると、Justinは、実際的な品物に注意する必要がある、と述べており、パスポートやビザの取得、健康チェック、旅行保険といった物について考える事が必要だ、と述べています。
この部分をまとめた、(4) Travel arrangements(旅行の手配、準備)が正解です。

arrangementの訳が分からなったり、Academic preparations(学問的な準備)を、海外で学ぶための旅行の準備と間違えて捉えたりすると、解答を間違えてしまいます。
選択肢の確認は丁寧に行い、間違えや誤解をなくすように努めましょう。

2問目は、荷物を詰める時のTokikoのアドバイスはなんですか?という内容です。

まず、この会話全体に言える事ですが、Tokiko、Karen、Justinの発言がどれか、対応関係を把握する事が大切です。
該当箇所では、In my experience I was glad I took light clothing I could wear in layers, rather than heavy, winter clothes.から、(3) make sure your suitcases are not too heavyを選んでしまいがちです。

しかし、これは、軽い服を重ね着した方が、重い冬服を着るよりも良い、と述べていますが、それと、スーツケースを重過ぎないようにする事とは、直接の因果関係はありません。

この前に、what they pack in their suitcases depends a lot on where they go.と述べる部分があり、行くところによって何を入れるかが決まる、と述べています。
これと、気候によって服を重ね着する方がよい、という箇所を合わせて考えて、(2)consider the climate of your destination.が正解となります。

しかし、紛らわしい選択肢を除外し正解を選ぶ事は難しく、難易度の高い問題だったのではないか、と思います。

3問目は、この会話を最も適切に表現している選択肢はどれですか?という問題です。

質問を先読みし、該当箇所を集中して聞くだけでなく、会話文全体の内容を適切に把握しなければならないため、難易度が高かったのではないか、と思います。

Justinは旅行の準備の話、Karenは国を選ぶ際の社会や歴史、習慣の話と、海外学習の実体験やホストファミリーの話、Tokikoはスーツケースに入れる荷物の話をしています。
それぞれがバラバラな話をしているので、(4) They each emphasized a different point.が正解です。

リスニング能力を上げる方法

センター リスニング
このようなリスニングの問題に正解するためには、聞く能力を高める事が重要です。
そこで、ここでは、リスニングの力を高めるために効果的な勉強法をご紹介します。

英語の音声を聞いて理解力を上げる

一番基本的な部分ですが、英語の音声を聞いて英語に慣れないとリスニング力は上がりません。
ここを疎かにするといつまでも聞き取れるようにならないので、注意しましょう。

聞き取るリスニングのレベルは、自分の聞き取れるレベルよりも少し上の難易度のものに挑むと最大限の効果を発揮する事ができます。
聞いていて全く理解できない難しい問題に直面して、やる気をなくした時は、楽に解く事ができるレベルの問題を解いて、自分の実力を確かめ、自信をつける事も大切です。

英語を音読する

英語の文章を音読すると、英語を把握する能力が高まります。
また、英語のリスニングの音声に続いて、その内容を繰り返して読むと、英語を英語のまま把握する能力が高まり、リスニングの音声全体の理解力が向上します。

これはシャドーイングというのですが、英語の長文のリスニングを上手く聞き取れないという方は、このシャドーイングで、英語を英語のまま捉えていく練習をしてみましょう。
そうする事で、英語の情報処理能力が向上し、理解力を高める事ができます。

英語の動画やニュース放送を利用する

洋楽や映画で英語を学んだり、TEDやYouTubeの動画等でリスニングの勉強をする方法もあります。
しかし、これらは、センターのリスニングのレベル以上の英語が使われていたり、スラングが使われていたり、受験のリスニング対策としては、効果が期待できないものも多くあります。

そのような事もあり、これらを活用する場合は、センターレベルの英語が使われているか、自分の学習のレベルに適したものであるか、確認してから使うようにしましょう。
センターレベルのリスニングに最適な動画としては、NHK WORLD JAPANというNHKが英語でニュースなどを配信しているサービスがおすすめです。

また、VOA Learning Englishは、アメリカ政府が運営する国営放送であり、英語学習者向けの音声を提供しています。
話されている内容の英文が併記してありますので、音声を聞きながら効果的に学習する事ができます。

NHK WORLD JAPAN
VOA Learning English

英語の音声を紙に書き起こす

英語の音声を紙に書き起こすには、単語まで正確に聞き取れている必要があります。

紙に英語を書き起こせなかった場合、そこが聞き取れていないポイントとなりますので、重点的に聞き込み、音声を理解する力をのばしていきましょう。
手間はかかりますが、効果のある勉強法ですので、リスニング力アップにぜひ試してみてください。

また、設問に関わる部分だけでなく、読まれる英文全体の音声を細部まで聞き取りたいという方は、この書き起こしをする事もおすすめです。
これにより自分で理解できていなかった部分が明確化しますので、音声全体の内容を細部まで聞き取る能力を鍛える事ができます。

速いスピードの音声に慣れておく

リスニングの音声を1.3~1.5倍速で聞く練習をしておくと、本番の音声がゆっくりと流れているように感じられて、解答に余裕が生まれる、という勉強法があります。

これは、ある程度リスニングの実力の付いた方が、さらなる能力アップを行う際におすすめできる方法です。
音声のスピードを変更できる音楽プレーヤーやパソコンソフトがありますので、それらを使って効果的にリスニングの勉強を行いましょう。

Windowsを使っている方は、標準で搭載されているWindows Media Playerの設定を変更すれば、再生速度の変更ができます。
その他にも、持ち運びできる音楽プレーヤーで再生速度を調節する事もできます。

再生速度を調節できるおすすめのプレーヤー

Victure 16GB MP3プレーヤー (約5000円)
ソニー SONY ウォークマン Aシリーズ 16GB NW-A45 (1万6000円~)

センターのリスニングに最適な学習書

ここでは、リスニング力を向上させる上で役に立つ参考書をピックアップしました。
自分に合った一冊を見つけて、リスニングの勉強に励みましょう。

速読英単語必修編 CD付き

本来は長文の掲載された単語帳なのですが、別売りのCDで長文を聞く事ができるので、リスニング対策にも最適です。
レベルも、センターのリスニングに対応しており、シャドーイングなどを併用する事で、効果的なリスニングの練習をする事ができます。

安河内のセンター英語 リスニングをはじめからていねいに

リスニングを始めたばかりの方におすすめできる一冊です。
通常の速さと速い速度の音声があるので、幅広い学習ができて便利です。

この一冊でセンターのリスニングで満点を取る事は難しいのですが、使用者の評価も高く、初心者が初めに取り組むリスニング対策として最適な教材です。

センター試験のツボ 英語リスニング

過去のリスニングテストをもとに、解答のコツや気を付けるべきポイントなどを学ぶ事ができ、問題演習までする事ができる一冊です。
通常より速い速度で音声の聞き取りトレーニングができるので、本番対策も万全に行う事ができます。

リスニングの素

センター試験で満点を取る事を目的に作られた学習書です。
センターと同様の問題が収録されていて実際の問題の演習もする事ができます。

ただし、センターの本番では英文が2度読まれるのに対して、この本では1度しか読まれません。
そのため、1度で読み取る癖をつけ、本番で余裕を持って解答する事ができるようになっています。

厳しい条件でセンター対策の勉強に取り組みたい方に最適なつくりとなっています。

灘高キムタツのセンター試験英語リスニング合格の法則 (基礎編)(実践編)

センターのリスニングは、どのように理解し、どのように解答したらいいのか、細かい所まで教えてくれる学習書です。
基礎編に大問1~3、実践編に大問4の対策が収録されています。

問題数は少ないので、数多くの演習をしたい方には不向きですが、センターのリスニングを解く上で、参考にしたいポイントを学びたい方に、おすすめできる書籍です。

関正生の英語リスニングプラチナルール

短期間でリスニング力を大幅に向上させたり、リスニング対策のポイントを知りたい方、リスニングの得点が上がらなくて悩んでいる方に最適な学習書です。
英語の専門家がリスニングの要点を分かりやすくまとめてくれているので、最適な解法を学んでいく事ができます。

センター試験過去問研究 英語 (2020年版センター赤本シリーズ)

センター試験の対策本として有名な過去問です。
センターで英語のリスニングを受験される方は、これをやっておいた方が良いでしょう。

英語のリスニングが5年分収録されているので、実際の問題の傾向を学ぶ事ができます。
大学入試センターは、無料で3年分の過去問を公開していますが、そちらは解説などが載っていないので、きちんと解答の根拠まで把握したい方は、この過去問がおすすめです。

以下では、センター試験のリスニングに有益な情報を紹介します。
ここでは、それぞれの有名サイトでその項目が紹介されていたら1ポイント増えるという形式で集計し、合計値をグラフ化しました。

リスニングを知る上での参考にしてみてください。

センターリスニング対策におすすめの学習書

センター リスニング
(インターネット各所より集計)

「センター試験過去問研究 英語」は、ポイント数こそ低いものの、受験生なら確実に解いておきたい一冊です。
リスニングの解き方を学びたい方は、「関正生の英語リスニングプラチナルール」「灘高キムタツのセンター試験英語リスニング合格の法則」がおすすめです。

問題演習をしたい方は、「リスニングの素」や「センター試験過去問研究 英語」などを利用しましょう。

また、大学入試センターは、過去3年分のリスニングの過去問を音声と共に掲載していますので、そちらの利用もおすすめです。

大学入試センター 過去3年分の試験問題

Amazonにおける各教材の評価

教材名 評価 採点者数
速読英単語 必修編 ★★★ 3.4 11
安河内のセンター英語 リスニングをはじめからていねいに ★★★★ 4.4 5
センター試験のツボ 英語リスニング ★★★ 3.4 2
リスニングの素 ★★★★ 4.2 33
灘高キムタツのセンター試験英語リスニング合格の法則(基礎編) ★★★ 3.3 29
灘高キムタツのセンター試験英語リスニング合格の法則(実践編) ★★★ 3.5 8
関正生の英語リスニングプラチナルール ★★★★ 4.0 9
センター試験過去問研究 英語 2020年版 ★★★★★ 5.0 1
英語耳 ★★★★ 4.0 81

(Amazonにおける各教材の評価 2019年4月13日現在)

センターリスニングにおすすめの勉強法

センター リスニング
(インターネット上位30サイトより集計)

この中でも、特に東大生がすすめていた方法は、「毎日聞く」「基礎がない場合は英文の構造把握」「基礎がない場合は英単語」「シャドーイング」「間違いの復習」「音声を紙に書き起こす」といった勉強法です。

また、東大理3の方がすすめていた方法は、「毎日聞く」「基礎がない場合は英文の構造把握」「基礎がない場合は英単語」「シャドーイング」といった勉強法でした。

センターリスニングの解法のポイント

センター リスニング
(インターネット上位30サイトより集計)

この中でも、東大生がおすすめしていた解法は、「問題を先読みする」「メモを取る」「細かい所まで把握する」「内容をイメージする」という方法でした。
皆さんも自分に合った解法を見つけて、リスニングで高得点を狙いましょう。

まとめ

このように、センターのリスニングは対策をしていないと高得点を取る事が難しい試験となっています。
ここで紹介されている勉強法を取り入れ、参考書を解いて問題に慣れれば、きっと良い点を取る事ができるでしょう。

悔いの残らないようにしっかりと勉強すれば大丈夫です。学んだ事を活かして、自信をもって試験本番にのぞみましょう!

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TOEIC500点の方
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リスニング
リーディング
スピーキング
発音
ライティング
語彙力
文法