TOEIC500点をなんとか突破したい!と考えている人の中には、アルクの「TOEIC完全攻略500点コース」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
でも、いざ購入するとなると、実際のレベルはどうなの?本当に効果があるの?など、いろいろと不安になってきますよね。
そこで、このページでは、TOEIC完全攻略500点コースを実際に使って勉強した筆者のレビューを紹介しています。
また、気になる教材のレベルやカリキュラムなどについても解説。
気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
TOEIC完全攻略500点コースはどんな講座?
アルクのTOEIC完全攻略500点コースは、TOEIC400点代の人が3ケ月で500点突破を目指すための教材です。
主にCDとテキストを使って、TOEIC形式の問題に馴れるための学習を1日20~30分、週に6日間行う内容となっています。
その他にチェックテストや演習もあり、実践的に自分の実力をチェックすることもできます。
ちなみに、アルクのTOEIC通信講座には、超入門、500点、600点、700点、800点、900点の6つのコースがありますので、400点に達していない場合は、超入門コースを選択されることをおすすめします。
以下では、この講座についての説明動画を見ることができます。
TOEIC完全攻略500点コースの価格は?
TOEIC完全攻略500点コースの価格は、42,120円~45,360円となっています。
値段は、
・CD版orMP3版
で変わってきます。
MP3版 | CD版 |
42,120円 | 45,360円 |
動画講義は、1本5~10分の動画が73本付いてきます。
講師は、神田外語大学講師の富田三穂先生です。
以下の動画では、教材の一部を視聴することができるので、参考にしてみてください。
アルクのTOEIC500点攻略コース公式ページはこちら
実際の教材をレビュー
それでは、ここからは実際の教材についてレビューしていきたいと思います。
教材セット
教材のセット内容は、こちらです。
こちらは、CD版の内容になっていますが、MP3版を選んだ場合は、web上で音声データをダウンロードし、そのままスマホや音楽プレーヤーに入れる形になります。
内容は、
・コースガイド(1冊)
・テキスト(3冊)
・ワードブック(1冊)
・マンスリーテスト(1冊)
・ファイナルテスト(1冊)
・CD(8枚)
です。
学習の進め方
カリキュラムとしては、
1日20~30分×週6日×3ケ月でできる内容となっています。
つまり、72日間の学習でスコアアップを目指します。
進め方は簡単で、テキストの01から開いて、CDをかけ、音声で指示される通りに学習していくだけです。
テキストには、例えば「week1のday1」というような形で、1日ずつ学習内容が区切られているので、これを目安に毎日の学習を進めていけば大丈夫です。
毎日の学習
以下では、1週間の学習がどのように進むか、説明していきます。
Day1とDay3:文構造の理解
1週間のうちの、1日目・3日目は文の構造を理解する学習をします。
Day2:リスニング
週間のうちの2日目は、さまざまな場面設定の会話音声を聞き取り、リスニング力を鍛える練習をします。
Day4:リスニング・リーディング
リスニングに加え、Eメールや広告などの文を読む練習をします。
Day5:TOEIC問題の実践
TOEIC対策として、実際の試験に近い形式の演習問題に取り組みます。
Day6:音読・シャドーイング
TOEICテストに頻出するトピックが盛り込まれたストーリーで、音読やシャドーイング学習をします。
このように、1週間を1サイクルとして、上のカリキュラムをこなし、インプット・実践の学習をしていきます。
月の終わりにマンスリーテスト
1ケ月のカリキュラムを終えたら、実力チェックのためのマンスリーテストを受けます。
問題は、本番のTOEICと同じような形式となっており、マークシートも付いているため、とても良い練習になります。
提出・採点は「テストコ」という会員専用サイトでできるので、便利です。
最後にファイナルテスト
3ケ月の勉強を終えたら、「Final Test」書いた灰色の冊子を使って、TOEIC本番さながらのテストを受けます。
こちらも、専用サイトの「テストコ」で提出が可能です。
テキスト・CDの内容
それでは、CDやテキストの中身はどんなものなのか?実際の学習内容を見ていきましょう。
1日目&3日目
Vocabulary (ボキャブラリー)
まずは、その日のトピックスで出てくる、単語を学んでいきます。
テキストにも、英語と意味が載っており、音声でもリズムに合わせてテンポよく単語が紹介されます。
まずは、この単語をチェックし、知らなかったものを覚えます。
Warm-Up(聞き取り穴埋め問題)
リスニングのウォーミングアップとして、4問程の英語の聞き取り問題に取り組みます。
それぞれ、1回しか読まれないので、集中力が必要です。
聞き取れなかった場合は、もう一度巻き戻して聞いてみるのもいいと思います。
解答は、少しは離れたページに載っていますので、聞き取りが終わったら、チェックしましょう。
Today‘s Points!(今日のポイント)
先ほどの聞き取り穴埋め問題について、テキストで解説されているので、確認します。
ここでは、主に文の構成について紹介されているので、CDでの解説はありませんが、しっかりチェックしておくといいです。
Repeat(リピート)
「Today‘s Points!」でポイントを踏まえた上で、もう一度先ほどの聞き取り問題の音声を聞きます。
音声は、ポーズを入れながら読まれるので、ポーズのところでマネして言えるようにします。
Exercises(エクササイズ)
エクササイズは、テキストに載っている、練習問題です。
文法理解のための問題が主で、「主語」や「補語」に丸を付けるというような内容になっています。
こちらも、音声での解説などはありませんが、リーディング問題での文法理解に役立ちますので、音声を1度止めて、取り組むといいです。
Vocabulary Review(ボキャブラリーの復習)
はじめの「Vocabulary」で勉強した単語がきちんと頭に入っているか確認するための簡単なチェックテストです。
音声を聞いて、意味を選択します。
答えられないものがあったら、もう一度確認して、覚え直します。
こちらも解答は少し離れたページに載っています。
2日目
Vocabulary (ボキャブラリー)
その日のリスニングで出てくる単語を覚えます。
こちらは、1日目&3日目と同じく、音声でリズムに合わせて、テキストに載っている単語の意味が紹介されます。
Listening(リスニング)
TOEICのリスニングで出てくるものと同じような形式で、1分ほどの会話音声が流れます。
テキストに会話に関する問題が書かれているので、答えを書き込みます。
解答が終わったら、答え合わせしましょう。
Repeat(リスニングのリピート)
先ほどの会話文のスクリプトと日本語訳がテキストに載っているので、確認します。
1文ごとにポーズが入るので、ポーズの部分で口に出して英文をリピートします。
Key Expressions(重要表現)
会話文の中で出てきた、重要表現を含む英文について、「日本語→英語→ポーズ」の順で音声が流れます。
テキストには、英文と意味が載っているので確認し、ポーズのところでリピートします。
Exercises(エクササイズ)
CDを聞いて、リスニングの練習問題を解きます。
内容は、英語の聞き取り穴埋め問題になっています。
Vocabulary Review
「Vocabulary」で学んだ英単語の確認問題です。
英単語が読まれ、その意味を選択肢から選ぶという内容になっています。
4日目
Listening(リスニング)
1分ほどの会話文が流れるので、聞き取ります。
テキストに関連するイラストと質問が載っていますので、解答します。
Reading
先ほどのリスニングに関連した文章がテキストに書かれているので、読んでみましょう。
「Note」のところには、リーディングのヒントとなる内容が書いてあるので、ここもチェックしておきます。
Listening(2回目のリスニング)
初めに聞いたリスニングに関連する、英会話音声が流れます。
テキストに会話に関する問題が書いてあるので、解答します。
Training(トレーニング)
先ほどのリスニング文のスクリプトと日本語訳がテキストに載っているので、まずは会話の内容を確認します。
そして、リズムよく読む練習をします。
Vocabulary Review
1日目~3日目で勉強した単語を復習します。
音声で、単語が読み上げられるので、聞こえてきた単語をテキストから選択します。
ここで、意味がわかるか?もチェックし、わからなかった単語については、再度チェッ
クしておくことをおすすめします。
5日目
5日目の内容は、週によって違いますが、TOEICのパートごとの概要解説や攻略のポイントの解説を読んで勉強したり、TOEIC形式のリスニング問題を解いたりします。
6日目
6日目も、毎週内容が変わりますが、
・スラッシュリーディング
・サイトトランスレーション(スラッシュごとに和訳)
・音読
・ディクテーション
・センテンスリピート
・オーバーリピート
・リード&ルックアップ
などのトレーニングをして、英語の基礎力を付けます。
レベル
教材のレベルは、大学入試レベルだと思っておくといいと思います。
難易度は、センター試験くらいです。
ただ、大学入試で点数を取れていた人も、TOEIC形式となると難しく感じるかもしれません。
しかし、500点に到達するためには、少し難しいと感じるくらいでちょうどいいと思います。
実際に出てくる単語はこんな感じです。
このコースには「Wordbook500」が付いていて、レッスンで出てきた単語がまとめられているので、これを活用してしっかり覚えるのが、重要だと感じています。
実際にやってみた感想
メリット
学習に迷いがなくなる
この教材の素晴らしいところは、やらなくてはいけないことがとても明確で、スムーズに勉強できるところだと感じています。
これまでは、何から勉強していいかわからず、気の向くままに色々な教材を勉強していましたが、結局どれも中途半端になってしまっていました。
しかし、この教材は進め方がシンプルで、1日1日何をやればいいか?がカリキュラム化されているので、必要な勉強を必要な分だけでき、効率的に取り組めていると感じました。
また、1つの教材に集中して、コツコツ積み上げていくことで、達成感や自信もついてきて、モチベーションを高く保つことができました。
TOEIC形式にとことん慣れられる
TOEIC形式の問題集などもありますが、何回か解いてしまうと、新しい問題がなくなり、その後は演習ができないという問題があると思います。
その点、この教材では毎日TOEIC形式の問題に取り組むことができるので、常に新しい問題を解くことができ、TOEICに直結する勉強ができているという実感がありました。
飽きずに勉強できる
この教材のメリットは、眠くならないことです。笑
これまで使った教材の中には、内容自体は悪くなくても、ワンパターンで面白みがなく、途中で眠くなってしまうものも多くありました。
しかし、この教材はDay1~Day6まで、さまざまな角度からTOEICの勉強ができ、内容がコロコロと変わるので、飽きることなく、勉強ができました。
また、1日20~30分でできるプログラムになっているので、集中して取り組めたのも、よかったと思います。
デメリット
1度やるだけでは身につかない
CDのペースに合わせて勉強すると、1日の学習は本当に短時間で終わります。
ですが、1度サラッと聞いて、テキストをやるだけでは、なかなか実力アップはしないと感じます。
わからなかった単語はチェックをつけて、Wordbookで確認する、聞き取れなかった会話はなぜ聞き取れなかったのか?考える、そして原因をクリアにして、再度聞いてみる……。
など、こちら側の努力はもちろん必要になってくると思います。
もちろんこれは、どの教材にも言えることですが、もし聞き流すだけで、点数が上がるというようなイメージを持っているのであれば、購入しない方がいいと思います。
自分で計画を立てたい人には向いていない
メリットのところでは「カリキュラムがしっかり組まれているので、やらなくてはいけないことが明確」である点を挙げました。
ですが、反対に言えば、自分で学習計画を立てたい人には向いていません。
例えば、他にもたくさん教材を買っていて、それもやらなくては!と思っている人や自分の苦手なところに集中して、時間を費やしたい人などです。
このような人は、別の教材を選んだ方がいいでしょう。
まとめ
今回は、アルクのTOEIC完全攻略500点コースについて解説&レビューしてみました。
私は、どちらかというと「何から勉強したらいいかわからない!」と迷ってしまう方なので、毎日やることが決まっているこの教材は試してよかったと思います。
今なら、全額返金保証のキャンペーンもやっているので、迷っている人は、この機会を活用してアルク教材を体験してみるといいと思いますよ。
自分にぴったりな英語教材・勉強法を見つける
・英検
・英会話
・ビジネス英語
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