初心者向けTOEIC Bridgeってどんなテスト?

TOEIC Bridgeとは、TOEICを運営しているTesting Serviceというアメリカの非営利団体が実施しているテストで、初級・中級英語学習者向けのテストです。
TOEIC BridgeのBridge いう単語には、「TOEIC への架け橋」としての意味が込められており、TOEICを受ける前のよい練習ができるテストとして知られています、
つまり、TOEIC Bridgeは、基礎的な英語でのコミュニケーション能力を測るテストなのです。

TOEICとの違いは?

TOEIC Bridgeはターゲットを英語学習初級・中級者に絞っているので、TOEICと比べると難易度は低く設定されており、問題の量も試験時間も半分です。
ですが、問題の構成や、必要とされる能力などはTOEICと変わりません。

どんな人に向いている?

TOEIC Bridgeは、難易度が低めに設定されているので、英語を勉強し始めたばかりの中学生やまだTOEIC を受けるには少し不安だという人、英語の勉強をやり直そうと考えている社会人の人にも向いています。

TOEICを受ける前にTOEIC Bridgeで経験値を積んでおけば、TOEICでスムーズに高得点を取ることも期待できます。

問題の内容、量、難易度は?

問題の内容自体はTOEICの問題と大差はありませんが、問題の量はTOEICの半分の100問です。
長文読解問題の英文も短くなっており、難易度もそこまで高くなく、英語学習初心者でも安心して受けることができます。
時間も半分の60分なので、最後まで集中力を切らさずに取り組みやすいでしょう。

何点満点のテスト?問題ごとの配点、平均点は?

得点は180点満点です。
リスニング、リーディングそれぞれ10~90点でトータル180点満点となります。
平均点は開催年にもよりますが、リスニングセクションが66点前後、リーディングセクションが62~64点、トータルが大体130点となっています。

テスト結果はいつ、どのように届く?

TOEICと同様、各セクションの得点が明記された公式認定書が発行され、試験日から35日以内に郵送されます。

TOEIC BridgeのIPテスト・公開テストの違いって?

一般的に知られているのが公開テストで、各受験者がそれぞれ各自で個人として申し込み、受験するテストのことを指します。
IPテストとは、Institutional Programの略称で、企業や学校などの団体向けの試験です。自分が所属する団体が受験者を集め、その敷地を試験会場として開放するので、受験者にとっては手続きが楽な上、試験料も公開テストと比べ安いのが特徴です。
見慣れた場所で受けることができるのも利点の一つではないでしょうか。

問題は違いますが、レベルは常に一定になるよう作られているため、公開テストとIPテストのどちらを受けた方が有利になるということは特にありません。

TOEIC Bridgeの点数はどれくらい必要?TOEICとの比較換算表

TOEICを受けようと考えている人はTOEIC Bridgeでどれだけ取れればTOEICテストで通用するのか気になるところですよね。

具体的な得点を知ることができれば目標も設定しやすいかと思います。
以下、TOEIC BridgeとTOEICのスコアの比較表を載せておきますので、参考にしてみてください。

TOEIC Bridge 90 100 110 120 130 140 150 160
TOEIC 230 260 280 310 345 395 470 570

【まずは100点突破を目指そう!】
英語の勉強を始めてすぐの人は右も左も分からない状態だと思います。
なので、ひとまず中学一年生レベルの100点を目指しましょう。
具体的な目標点数を決めることで日々の勉強のモチベーションも上がってくると思います。

基礎的な文法をしっかり固め、焦らず地に足をつけて勉強していきましょう。

【120点取れれば中学レベルは卒業】
大体の目安として120点取れれば中学レベルは卒業できます。
中学生の内に120点を超えることができれば上出来ではないでしょうか。
さらに上を目指すなら高校英語の学習範囲まで広げてレベルアップしましょう。

【目標は150点!TOEICへの道】
上記の通り、TOEIC Bridgeで150点取ることができればTOEICの470点に相当します。

このレベルになればもはやTOEIC Bridgeを受けていてはもったいないです。
150点に達した時点でTOEIC BridgeからTOEICへステップアップしましょう。
TOEIC Bridgeを受ける人の最終目標点がこの150点であると考えるといいでしょう。

■テスト日程と申し込み方法
TOEIC BridgeはTOEICと違い、毎月実施されるわけではありません。
3月、6月,9月、11月の年4回で、開催都市は全国13都市(札幌、宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡)です。

■TOEIC Bridgeの費用・受験料は?
公式ホームページからオンラインで申し込むことができ、その費用は4320円と、TOEIC関連の試験では最も安い値段に設定されています。
これも気軽に受けることのできるポイントの一つですね。

■TOEIC Bridgeテスト対策!スコアを伸ばすための学習法は?
初級・中級者とはいえ、お金を出して試験を受ける以上は良い点を取りたいですよね。
そこで、TOEIC Bridgeで高得点を取るコツや勉強方法を紹介していきます。

【1.まずは語彙力を固める】
英語を勉強する上で最も重要視しなければいけないのが語彙力です。
よほどの上級者出ない限り、知らない単語が問題の中に出てくれば詰まってしまいます。

英語ができる人は知らない単語の意味を、使われている文脈から判断したり類推したりすることができますが、このテクニックは初級者には少し難しいかと思います。

なので、まずはTOEIC Bridgeではどのような単語が頻出で、覚える必要があるのかという分析をし、効率よく語彙力を増やしていきましょう。

TOEIC同様、TOEIC Bridgeではビジネスで使われる単語や熟語がよく出てきます。
どこから始めればよいか分からないという人はまずビジネス関係の単語を中心に覚えてみることをおすすめします。

【2.文法で勉強すべきはこの4つ!】
TOEIC Bridgeの文法問題には、大きくわけて4種類の形式があります。
① get rid of~やget in touch with~などのイディオムが問われる問題
多くの場合、前置詞部分の穴埋めとなっています。

② 同じ品詞で似た意味を持つ単語を選ぶもの
例えばpeopleにはlittle, much, many, smallのいずれの語が適切かを問う問題です。

③ 動詞の時制を選ぶもの
これは単純に、文の中でどの時制が正しいかを選択するものです。
Last nightやyesterdayなどの時間を表す単語に注意しましょう。

④ 品詞の問題
例えば、hard, hardly, hardness, hardeningなどの、形容詞や副詞、名詞などから文中に当てはまるものを選ぶというものです。
それぞれの品詞が何を修飾するのかというのをきちんと理解しておけばパッと見ただけで解ける問題です。

以上、4つの文法を中心に勉強していればひとまずは安心でしょう。
より高得点を目指す人は、学校で習った範囲以上を自分で勉強する必要があります。

【3.パート毎に対策を】
 リスニング:パート1 写真描写問題
一枚の写真を見て、その写真を説明している正しい文を聞き取る問題です。
リスニングはすべて一度しか放送されませんので、集中して聞き逃さないようにしましょう。
この問題ではひっかけ問題を出されることがしばしばあります。
例えば、男性が車を運転している写真が出題されたとしましょう。
このとき、ひっかけの選択肢としてよく出されるのが”A man is getting into the car”といった紛らわしい文です。

何となくCarが聞こえたのでこれを選んでしまうという人が多いのですが、この文の意味は「男の人が車に乗り込んでいるところだ」となり、すでに車に乗っているという状態を表した文ではないので正解ではありません。

こういったひっかけ問題が出た時には、特徴的な部分ではなく、目立たない箇所の記述が読まれることが多いので、写真全体をよく見ておく必要があります。
ひっかからないためにも、紛らわしい文法の違いを明確に理解しておく必要があります。

 リスニング:パート2 応答問題
パート2では、一つの質問(会話文)とそれに対する三つの受け答えがそれぞれ一度だけ放送されます。

選択肢は問題用紙に一切印刷されていないので、聞き逃してしまうと取り返しがつかなくなってしまいます。
ただし、この問題は、疑問詞why, what, who, when, where, howに注意していれば比較的楽に解答することができます。

Whoと聞かれれば、人物に関する選択肢を選び、whereと聞かれれば、場所に関するものを選べばよいのです。

疑問詞(why, what, who, when, where, how)を使わない平叙文も読まれることがありますが、よく聞いていればまず大丈夫です。

というのも、正解でない選択肢ではとんちんかんなことを言っていることが多いからです。例えば、”This room is very warm”という文が読まれたとして、選択肢は
1: Nice to meet you, too.
2: Shall I open the window?
3: No, he isn’t.
という三つが与えられたとします。

「この部屋はとても暑いですね」と気温のことを言っているので、正解は2の「窓を開けましょうか」になるのですが、1と3の文は全然意味が通っておらず、ちんぷんかんぷんです。

こういう問題が多いので、問題文と関係のあることを言っている選択肢を選べば大丈夫です。

はっきりと聞き取れなくても、関係のない選択肢を外していけば、消去法で正解を選ぶことができます。

 リスニング:パート3 会話問題
ここでは二人の人物による会話や説明文などが放送されます。
この問題は、選択肢が印刷されているので安心してしまいがちですが、高得点を狙うためには、ちょっとした工夫が必要です。

それは、問題が放送される前に、聞かれていることと選択肢に素早く目を通しておき、放送に備えることです。

これをしなければ、このパートで高得点を取るのは不可能と言っても過言ではありません。

選択肢一つ一つ細部まで読む必要はありません。
聞かれていることを頭に入れておけば、後は聞こえてきたそれらしい選択肢を選べばよいのです。

ここでも重要なのが疑問詞をしっかり確認しておくことです。
放送の中ではなく、問題文で「誰が」「どこで」「どのように」など聞かれるので、それを先読みしておいて、重要と思われるワードに集中して耳を傾けるようにしましょう。

 リーディング:パート4 文法・語彙問題
パート4は、短い文章に設けられた空白に合う選択肢を選ぶ問題です。
前述の通り、このパートでは主に4つの問題型が出題されます。
どれも基本的な語彙や文法を問う問題なので、ここでどれだけ時間を節約できるかがカギとなってきます。

特に力を入れたい分野は先に述べた通りビジネス単語ですが、より確実に高得点を目指すなら、分野にとらわれず、まんべんなく勉強しておきましょう。

 リーディング:パート5 読解問題
このパートでは、新聞や広告、メールなどの長文から情報を読み取り、正しく解答する力が求められます。
メールの問題が出題された際に気を付けなければいけないことは、そのメールが送信された意図です。
多くの場合、「このメールの目的はなんですか」といった、送信者の意図を正しく読み取ることが必要となります。
大抵はメールの前半部分でその送信者の目的が書かれています。
新聞や広告の問題の場合多いのが、「何月何日に何が起きますか」「webサイトを訪問すればどんな情報を得ることができますか」といったことを問う問題です。

どのパターンにせよ大事なことは、正しい情報を読み取る力です。
時間をかけずにいかに早く問われている情報を見つけ出すことができるか、文章をスキャニングする能力が必要になってきます。

これは初級者には少し難しいかと思いますが、何回も繰り返すうちにコツが掴めてきます。長文の中から自分の欲しい情報だけをピックアップする練習を積みましょう。

【4.過去問や問題集で実践経験を積む】
TOEIC Bridge対策のために塾などに通うのも手段の一つですが、料金が高くついてしまいますよね。

なので、そこまでお金を費やせない人は、自分で問題集や過去問を買ってきて練習するのがベストだと思います。

大抵の問題集には詳しい問題の解説が載っているので、自分が間違えたところの復習が自分でできます。

やはり実戦と同じ形式の問題を日々解くことが、スコアを伸ばすのにもってこいの方法だと思うので、普段から問題を解いていれば必ず力は付いてきます。

過去問を解く際には、周りの環境を本番になるべく近づけることをおすすめします。

例えば、机の上を綺麗にしておいたり、きちんとマークシートを使って解答したりするなどです。

厳守してほしいのが、問題を解く際には本番と同じ時間内に解答することです。
時間を設定せず、好きなだけ時間をかけて解答することに慣れてしまっては、いざ本番で時間が足りない!ということになってしまいます。

これを避けるためにも、普段過去問を解く際にはタイマーをセットして問題に取り組みましょう。

【5.攻略のコツは理想的な時間配分にある!】
TOEICに比べ試験問題の量が半分だからと言って油断していては足元をすくわれることになりかねません。

TOEIC Bridgeでも、高得点をとるカギとなるのは、事前に自分に合った理想的な時間配分を設定しておくことです。

リスニングは勝手に進められるので時間を気にする必要はありませんが、リーディングセクションでは常に時間を気にしなければいけません。

リーディングセクションに与えられた時間は35分。
その時間内にパート4(30問)、パート5(20問)の問題を解き切らなければなりません。
単純に計算すれば一問に一分も使えません。

が、パート5はそれほど素早く解ける問題ばかりではありません。
パート5では最低でも25分は費やしたいところですので、パート4に費やせる時間は10分です。
そう考えればパート4で一問に費やすことのできる時間は約20秒です。

これはあくまでも目安ですので、自分に合った時間配分を見つけてほしいのですが、パート4の問題はそこまで時間のかかるものではないので、20秒もかからないかと思います。

手間取ってしまったら迷わず捨てるのが吉です。
そうしてパート4をできる限り早く済ませ、少しでも多くの時間をパート5に費やすことのできるよう、時間を計りながら過去問を解くなどして、努力してみてください。

■自分のレベルに合った本、参考書を見つけよう
教材を選ぶ際には、自分のレベルに合ったものを選ぶことが重要です。
難しいものを買って全然理解できないということになってしまってはお金の無駄ですので、買う前にしっかり内容を確認しましょう。

ネットでレビューを確認したり、本屋で軽く中身を見たりしてから購入すると自分に合ったものを見つけやすいでしょう。
以下では、TOEIC Bridgeの勉強におすすめの教材を紹介します。

 TOEIC Bridge公式ワークブック
TOEIC Bridgeで出題される全パートの問題を、その形式やタイプによって分類しているので、自分の苦手なパートや問題の種類に焦点を当てて練習できます。

また、例題→ポイント解説→練習問題の3ステップで基礎力を強化することができます。
受験の予行演習ができる実践テストが一回分収録されているので、教材を勉強し終えた頃に本番と同じようにテストすれば、どれだけ実力がついたかを確認することができます。

 TOEIC Bridge公式ガイド&問題集
事前準備情報やパート別アドバイスなどが詳しく載っている教材です。
また、練習用テストが2セット付いています。

 TOEIC Bridgeスピードマスター
初めての受験で高得点を取りたい人向けの教材です。
パート別の特徴と対策や出題パターンも徹底的に解説されています。
スコアアップにこだわった解説付きで、確実に高得点を狙えるテクニックを得ることができます。
また、リスニングのCDと模擬テスト一回分も付いているので、全ての分野をカバーできます。

■アプリも使って勉強しよう
TOEIC Bridge専用のアプリというのは残念ながらありませんが、中学生向けの単語帳アプリは使えるかと思うので、いくつか挙げておきます。
全て無料のものですので、気軽に試してみてください。
・レアジョブ瞬間中学英単語
・中学レベルで600点を獲得するTOEIC 語彙+リスニングトレーニング
・TOEIC重要英単語カード
・TOEIC600点【聴力】チャレンジ

■まとめ
今回は、英語初級者さん向けのテスト「TOEIC Bridge」について詳しくご紹介しました。
ここで、お伝えした内容を踏まえてテストに臨めば、高得点獲得も夢ではありません。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。